和を感じさせる、古民家のようなインテリアが人気
置き敷きタイプと敷き込みタイプがあるので、さまざまなプランに対応可能。和紙でできた高機能な畳おもてが特徴。 [ZIPANG ここち和座 敷き込みタイプ] DAIKEN
たとえば、古民家をリフォームすることであったり、古材や建具などをインテリアの一部として再利用するなど。また、物理的に古いものを取り入れなくても、従来からの日本の暮らし方や空間づくりを継承し、現代の暮らしに合うような和テイストの建材や設備機器をコーディネートする場合もあるでしょう。
メーカーからもさまざまなアイテムが提案され、上手に組み合わせることで、和モダンな空間や古民家を思わせるようなインテリアを生み出すことが可能です。
Point1 直線的なデザインを取り入れシンプルに。色使いにも配慮して
格子デザインの室内ドアや引き戸を組み合わせて、和を感じるナチュラルな空間を実現。[Interio ラシッサS クリエ 施工例 室内ドア LGS クリエペール] LIXIL
また、色使いによっても空間イメージは大きく変わります。一般的には、明るい色合いを選べば数寄屋のような洗練された雰囲気に、ダークな色合いであれば、古民家のような重厚さを演出することができるでしょう。
Point2 自然を感じる素材でコーディネートを
表面材に国産材厚単板を採用し、 傷や汚れも付きにくく、無垢が持つ風合いを再現した床材。[床材:日本の樹〈杉〉] DAIKEN
また、和モダンのデザインでは、自然を感じるアイテムだけでまとめるのではなく、あえて無機質な金属やガラスなどをポイントに取り入れることでモダンな印象にも。空間バランスを考えてコーディネートすることが大切です。
Point3 引き戸を上手に取り入れたい
横にスライドさせて開閉させる引き戸は、襖や障子として、日本人にとっては身近なスタイル。引き戸の魅力は、限られたスペースで広い開口部を得ることができること。開け放しておいても、扉は邪魔になりませんし、風も通り抜け、開放感を生み出すことも可能。出入口はもちろん、間仕切扉としても使い勝手はいいものです。最近では、建材メーカーの商品も充実しており、格子やスリットなどのデザインは、和の空間にも馴染むでしょう。可変性のある空間づくりや広がりを持たせる工夫など、暮らし方も合わせて上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
Point4 床座スタイル、低めの家具を取り入れても
ナチュラルな雰囲気のインテリアに小上がりのような畳スペースを。堀座卓を設けてくつろぎの場に。 [畳が丘 組み合わせプラン 本体 ミディアム色、畳色 グリーン色 掘座卓 ミディアム色] パナソニック
もちろん、床に直接座るスタイルも和の空間に適するもの。最近では、リビングなどに畳スペースを設けるプランも多くみられます。ごろっと横になることもできますし、幼いお子さんの遊び場としてなど、フレキシブルに空間を利用できるのが大きな魅力でしょう。
メーカーの商品には、一般的なイグサの畳だけでなく、和紙などを用いたもの、さまざま色を揃えた商品などもみられます。手軽に畳スペースを実現することができる置き敷きタイプ、畳や椅子としても収納としても使うことができる箱畳のような商品も。また、根強い人気があるのが堀炬燵。和室に設けるだけでなく、フローリングの床に用いることができるタイプもあり、テーブルを中心に、低くまとめることができるのも魅力です。
Point5 和の色味をアクセントに選んで
便蓋には、沙金(サキン)や銀嶺(ギンレイ)など、和を感じる色も。深みのある色合いと素材感で、コーディネイトの幅も広がる。 [アラウーノ akagane 銅] パナソニック
また、洗面ボウルなどには、伝統的な陶器や繊細な絵付け模様を施したものなどもあり、空間のアクセントとしてもいいでしょう。トイレ機器などにも白系だけでなくブラックやグレー、蓋部分を和の色合いとした商品などもみられます。
Point6 タイルを上手に取り入れて個性的に
和の焼きものらしい表情とモザイクなど多様な形状が魅力。キッチンや洗面などにポイント的に用いても。 [INAX インテリアモザイク 美釉彩] LIXIL
古くからの使い方のように、白色のタイルやモザイクタイルを用いてもいいですし、アンティークタイルを取り入れても。タイルメーカーの商品にも、和を感じる色味やテクスチャーのシリーズが揃っているので、プランニングもしやすいでしょう。
Point7 光をやさしく通す素材を組み合わせても
柔らかい光を通す障子も魅力的な建具のひとつ。最近では、和紙と樹脂などを複合させ強度を高めたもの、防炎タイプの障子紙やガラスを用いたタイプなども揃っています。張り替えも必要がなく、汚れにも強く、掃除がしやすいのがメリット。木材ではなく、変形しにくいアルミを格子に用いたものなどもあり、和洋問わず、さまざまなインテリア空間に合わせることもできるでしょう。間仕切りや壁面収納の扉などにも、障子紙のように光を通す、ガラスや樹脂を使った商品も多くみられます。空間に奥行きを持たせることができ、比較的狭い空間でも圧迫感を感じないのが魅力です。
和モダンや古民家風といっても、そのデザインはさまざま。どんな空間にしたいのか、モデルハウスや施工例などでしっかりとイメージをしておくことが大切です。実際に建材アイテムを選ぶ際には、メーカーのショールームで実物の確認を。色合いやテクスチャーなど、チェックしておくことは重要なポイントです。
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