ビデオカードの性能は?
最後に、増設したビデオカードの性能をベンチマークソフトで検証した結果です。ベンチマークソフトとは、パーツの性能を計測し、数値化できるソフトです。今回は、ゲーム「FINAL FANTASY XI」のオフィシャルベンチマークソフト3(FFベンチ3)を使用しました。「FFベンチ3」は、「FINAL FANTASY XI」の名場面、「タブナジア群島エリア」を再現したものです。
FFベンチ3による検証結果 |
GeForce7600GTを採用した「EN7600GT/2DHT/256M」が、もっとも高い性能を示しています。やはり、内蔵グラフィックスであるRADEON X200の性能が劣ります。なお、RADEON X200は、国内メーカー製PCのほとんどが採用している、Intel社の内蔵グラフィックス統合チップセット(915、945など)とほぼ同等の性能です。
FFベンチ2による検証結果 |
こちらは、FFベンチの旧バージョンによる検証結果です。山の高さは違いますが、ほぼ同等の結果を示しています。
FFベンチ「2」および「3」の場面に即してビデオカードの性能の違いを述べると、以下のシーンで性能差があらわれていました。
……低性能のカードでは、カメラが回転する動きがとぎれがちになります。
……低性能のカードでは、鳥が走っているのではなく「ジャンプしている」ように見える(場面が飛んでいるように見える)。
……高性能のカードでのみ、魚が跳ねてできる波紋が再現される
……高性能のカードでは、水滴の粒がはっきりとわかる
Windows Vistaに備えよう……>>NEXT |
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