野菜が高いときにできる! 家庭の食費節約テク
ここ数年、野菜の価格高騰が目立ちます。毎年のように豪雨、雨不足、猛暑など異常気象と言われるほどに天候が荒れている影響でしょう。家庭での悩みは「野菜が高いから買えない!」「食費を節約したい!」ですが、野菜をまったく買わなかったり、安いもやしばかり食べたりというのもおすすめできません。悪天候の地域と内容により、高騰する野菜の種類は変わってきますが、野菜が高いとき共通してできる家庭の食費節約テクをご紹介します。
<目次>
食費節約テク1:野菜が高い時期でも安定してる乾物や冷凍野菜を使う
新鮮な生鮮食品の野菜を食べたい気持ちはあるかもしれませんが、生鮮野菜が高いときも価格が安定しているのが冷凍食品・缶詰瓶詰・乾物です。技術が進歩した現在は、さまざまな種類の野菜が形を変えて、賞味期限が長い野菜となっています。・野菜の冷凍食品
カットされたパプリカやピーマン、芽キャベツ、にんじん、大根おろし、おろしたとろろ、かぼちゃ、きのこ類、揚げた茄子、カットされたネギ他
・野菜の缶詰瓶詰
トマト、コーン、ミックスビーンズ、刻みニンニク、アスパラガス他
・野菜の乾物
大根、ほうれん草、にんじん、れんこん、かぼちゃ、キャベツ、白菜、茄子、小松菜他
食費節約テク2:天候の影響を受けづらい室内栽培などの野菜を使う
室内で水耕栽培で作られている発芽野菜、新芽野菜は天候の影響を受けづらいので、他の野菜が高い時期でも価格が安定しています。また発芽野菜、新芽野菜などは栄養価が高いものも多いので、野菜不足のときはとくにおすすめです。有名なのはカイワレ大根ですが、そのほかブロッコリーや、最近では空心菜の新芽野菜などもスーパーで見かけることもあります。
食費節約テク3:カット野菜・セット野菜を使う
例えばキャベツの価格が2倍に高騰しても、コンビニで売られているサラダの価格は、すぐには変わりません。同様に、白菜が高騰しても、スーパーで売られている鍋のセット野菜の価格は、すぐは変わりません。少人数の家庭であれば、「価格が高い野菜を買うよりも、これらのカット野菜やセット野菜を買う」「量が足らなければ、そこに価格が高騰していない野菜を加える」という方法で、食費を節約することができます。
食費節約テク4:今まで捨ててしまっていたような野菜の部分も食べる
これは本来であれば普段からやっておきたいテクニック。買った野菜は、極力捨てる部分を少なくして食べるようにしたいものです。例えばブロッコリーの軸。外側の硬い皮の部分をピーラーなどで剥けば、薄切りにして炒め物にしたり、一口大にしてカレーやシチューに入れたりできます。白ネギの青い部分は捨ててしまっているという人がよくいますが、青い部分こそ栄養価が高いものです。砂がついている部分はよく洗い、小口切りにして薬味にしたり、斜め切りにして炒め物にしたりして使うことができます。
野菜が高い時期に買ったのであればなおのこと、捨てる部分を極力少なくしましょう。
食費節約テク5:高い野菜を丸ごと買って冷凍保存する
キャベツや白菜などは4分の1や半分にカットされたものが売られていますが、グラム単位で考えれば、丸ごと1個買ったほうが安くなります。ほとんどの野菜が冷凍することが可能ですが、使うときに生のときとは食感が違ってくるものもあります。例えばレタスやキャベツ、白菜などの葉野菜は、冷凍することによって繊維が壊れるので、しなっとした食感になります。そこを逆に利用して、ロールキャベツとして肉を巻いてから冷凍すると、次に煮込むときに味が染み込みやすくなるので、光熱費の節約にもつながります。
その他も、そのままでは冷凍できないものも、すりおろしてから冷凍する、薄切りにしてから冷凍する、茹でてから冷凍するなどして家庭で冷凍保存することによって、丸ごと買っても野菜を長持ちさせることが可能になります。
食費節約テク6:訳あり野菜を購入する
天候不順で野菜の形が悪くなってしまったものは流通に乗せることができず、農家さんで直接販売されている場合があります。近くに農園があればその前に直売所などがありますが、インターネットの時代、ネットの通販で格安で購入することが可能です。ただし通信販売なので送料がかかることが難点。その分、ご近所と一緒にまとめ買いをしたり、まとめて買って前述のように冷凍保存したりすることで、トータルとして食費を節約することが可能です。野菜が高いとなると野菜離れをしたくなるかもしれませんが、今回ご紹介したように、食費を節約しながら野菜を上手に利用するテクニックはたくさんあります。ぜひ、お試しください。
【関連記事】