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WPS Office 2はMicrosoft Officeの代わりになるか?(画像)(10ページ目)

井上 健語

井上 健語

ワード(Word)の使い方 ガイド

マイクロソフトのWordのMVPアワード受賞(2008年~2015年)。Wordとの付き合いは15年以上で、Wordを中心にIT書籍や雑誌・Webの執筆多数。

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Word:図形、画像、表の3つを適当に並べてみました。

WPS PDFは「WPS Office 2」になった新たに追加されたPDF閲覧アプリです。
WPS Office 2には、種類の異なるアプリケーションを同じウィンドウの別々のタブに表示するオールインワンモードが用意されました。
「WPS Office 2」を起動します。デスクトップの「WPS 2019」アイコンか「WPS Writer」などの各アプリケーションのアイコンをダブルクリックして起動してください。起動したら、右上の[設定]をクリックし、メニューの[設定]を選択します。
[アイコンとウィンドウ表示の設定]をクリックします。
[オールインワンモード]か[旧マルチコンポーネントモード]かを選択して[OK]をクリックします。このあと、「WPS Office 2」を終了したあと再び起動すれば、設定したモードで立ち上がります。
オールインワンモード:「WPS 2019」というアイコンが1つだけ用意されます。
▼マルチコンポーネントモード:「WPS Writer」や「WPS Spreadsheets」などのアプリケーションごとのアイコンが用意されます。
Word:画像の含まれた段組文書です。
WPS Writer:まったく問題なく表示されています。これくらいのレイアウトの文書であれば、WPS Writerでもまったく問題なく再現できることが分かります。
Word:図形、画像、表の3つを適当に並べてみました。
WPS Writer:完璧です。図形や表と周辺の文字の関係も正確に再現されています。なお、WPS Writerはスペルチェックも自動的に実行されるので、チェックされ単語が赤い破線付きで表示されています。
Word:変更履歴をオンにして、文書の校正をした文書です。手書きでコメントも入れてみました。
WPS Writer:デザインは異なりますが、履歴は正確に表示されています。また、手書きのコメントも正しく表示されています。手書き文字を入力する機能はありませんが、インク機能で描かれた線は再現できるので、表示に関してはまったく問題ありません。
Excel:Excelの小計機能を使って小計を計算した表です。
WPS Spreadsheets:問題なく再現できました。左側のボタンで折りたたみ/展開もできます。
Excel:テーブル機能で見出し行に分析用のボタンを表示させています。
WPS Spreadsheets:テーブル機能も問題なく利用できます。見出し行のボタンで処理できる内容もほぼ同じです。Excelのテーブル機能を多用している方は、WPS Spreadsheetsでも安心して利用できます。条件付き書式も用意されているので、データバーやアイコンをセル内に表示させることも可能です。
Excel:Excelのテンプレートにあったグラフの含まれた表です。色付きの棒グラフとともに、表の右端のセルにはセル内にグラフを表示する「スパークライン」が表示されています。シートタブが色分けされているのもポイントです。
WPS Spreadsheets:グラフは完璧に再現されました。シートタブの色もまったく同じです。唯一、スパークラインは再現されませんでした。スパークラインは便利な機能ですが、絶対に欠かせない機能でもないので、それほど困ることはないと思います。
PowerPoint:PowerPointは、テーマを切り替えるだけでデザインを切り替えられます。設定したデザインを、WPS Presentationで再現できるかどうかがポイントです。
WPS Presentation:まったく問題なく再現されています。他のスライドも確認しましたが、まったく問題ありません。
PowerPoint:PowerPointに用意されているデザインです。選択すると、すぐにデザインが切り替わります。さらに、最新版では「デザインアイデア」という機能で、デザインのアドバイスまでしてくれます。
WPS Presentation:用意されているデザインは、PowerPointと同じではありません。また、PowerPointのデザインアイデア機能に相当する機能もないようです。ただ、正しく再現さえできれば、作成時のデザインテンプレートまで同じである必要はないでしょうから、特に問題ではないと思います。
PowerPoint:スライド切り替え時の効果として「ハチの巣」を設定してみました。
WPS Presentation:見事に再現されました。ただし、効果によっては再現されないものもあるようです。
PowerPoint:デザインアイデアで自動的にデザインを設定し、最新機能であるアイコン、ストック画像などを利用してスライドを作ってみました。また、[描画]タブで手書きの文字も書き込んできました。
WPS Presentation:問題なく再現されました。手書きの文字は描けませんが、描いた文字をオブジェクトとして編集することは可能です。PowerPointのデザインアイデアで自動的にデザインされたスライドも、問題なく表示されています。アイコンやストック画像も問題ありません。
「WPS Office」は2020年6月にはメジャーアップデートが行われて「WPS Office 2」になりました。
「WPS Office」は2020年6月にはメジャーアップデートが行われて「WPS Office 2」になりました
WPS PDFは「WPS Office 2」になって新たに追加されたPDF閲覧アプリです
WPS Office 2には、種類の異なるアプリケーションを同じウィンドウの別々のタブに表示するオールインワンモードが用意されました
「WPS Office 2」を起動します。デスクトップの「WPS 2019」アイコンか「WPS Writer」などの各アプリケーションのアイコンをダブルクリックして起動してください。起動したら、右上の[設定]をクリックし、メニューの[設定]を選択します
[アイコンとウィンドウ表示の設定]をクリックします
[オールインワンモード]か[旧マルチコンポーネントモード]かを選択して[OK]をクリックします。このあと、「WPS Office 2」を終了したあと再び起動すれば、設定したモードで立ち上がります
オールインワンモード:「WPS 2019」というアイコンが1つだけ用意されます
マルチコンポーネントモード:「WPS Writer」や「WPS Spreadsheets」などのアプリケーションごとのアイコンが用意されます
Word:画像の含まれた段組文書です
WPS Writer:まったく問題なく表示されています。これくらいのレイアウトの文書であれば、WPS Writerでもまったく問題なく再現できることが分かります
Word:図形、画像、表の3つを適当に並べてみました
WPS Writer:完璧です。図形や表と周辺の文字の関係も正確に再現されています。なお、WPS Writerはスペルチェックも自動的に実行されるので、チェックされた単語が赤い破線付きで表示されています
Word:変更履歴をオンにして、文書の校正をした文書です。手書きでコメントも入れてみました
WPS Writer:デザインは異なりますが、履歴は正確に表示されています。また、手書きのコメントも正しく表示されています。手書き文字を入力する機能はありませんが、インク機能で描かれた線は再現できるので、表示に関してはまったく問題ありません
Excel:Excelの小計機能を使って小計を計算した表です
WPS Spreadsheets:問題なく再現できました。左側のボタンで折りたたみ/展開もできます
Excel:テーブル機能で見出し行に分析用のボタンを表示させています
WPS Spreadsheets:テーブル機能も問題なく利用できます。見出し行のボタンで処理できる内容もほぼ同じです。Excelのテーブル機能を多用している方は、WPS Spreadsheetsでも安心して利用できます。条件付き書式も用意されているので、データバーやアイコンをセル内に表示させることも可能です
Excel:Excelのテンプレートにあったグラフの含まれた表です。色付きの棒グラフとともに、表の右端のセルにはセル内にグラフを表示する「スパークライン」が表示されています。シートタブが色分けされているのもポイントです
WPS Spreadsheets:グラフは完璧に再現されました。シートタブの色もまったく同じです。唯一、スパークラインは再現されませんでした。スパークラインは便利な機能ですが、絶対に欠かせない機能でもないので、それほど困ることはないと思います
PowerPoint:PowerPointは、テーマを切り替えるだけでデザインを切り替えられます。設定したデザインを、WPS Presentationで再現できるかどうかがポイントです
WPS Presentation:まったく問題なく再現されています。他のスライドも確認しましたが、まったく問題ありません
PowerPoint:PowerPointに用意されているデザインです。選択すると、すぐにデザインが切り替わります。さらに、最新版では「デザインアイデア」という機能で、デザインのアドバイスまでしてくれます
PowerPoint:スライド切り替え時の効果として「ハチの巣」を設定してみました
WPS Presentation:用意されているデザインは、PowerPointと同じではありません。また、PowerPointのデザインアイデア機能に相当する機能もないようです。ただ、正しく再現さえできれば、作成時のデザインテンプレートまで同じである必要はないでしょうから、特に問題ではないと思います
WPS Presentation:見事に再現されました。ただし、効果によっては再現されないものもあるようです
PowerPoint:デザインアイデアで自動的にデザインを設定し、最新機能であるアイコン、ストック画像などを利用してスライドを作ってみました。また、[描画]タブで手書きの文字も書き込んでみました
WPS Presentation:問題なく再現されました。手書きの文字は描けませんが、描いた文字をオブジェクトとして編集することは可能です。PowerPointのデザインアイデアで自動的にデザインされたスライドも、問題なく表示されています。アイコンやストック画像も、表示に関してはまったく問題ありません

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