仲がいい夫婦の証?「結婚後もずっと夫が大好き」な妻の割合は?
結婚後もだんな様のことが大好きでいられますか?
「結婚後も、旦那様のことが大好き!」という妻のみなさまは、何割ぐらいいるのでしょうか? 「だんなデスノート」というサイトが人気を集めるなど、夫婦仲の崩壊ぶりが話題になる昨今ですが、そんななかでも「愛され続ける夫」とはどんな旦那様なのでしょうか。
明治安田生命が2017年の「いい夫婦の日(11月22日)」にちなんで、全国の20代~70代の既婚者約1600名に行ったアンケートの結果が、面白い数値を出しています。
この中では、まず、「夫婦関係は円満ですか?」という問いに「円満である」もしくは「まあ円満である」と答えた方は76.1%でした。しかし、次に「生まれ変わっても、もう一度同じ相手と結婚したいですか?」の問いに「必ず結婚する」もしくは「たぶん結婚する」と答えたのは46.7%にとどまりました。その差約30ポイント。「今の夫婦関係が破綻しているわけではないけれど、もう一度結婚する気はない」という人が約3割いると考えられます。
夫婦として、家族としては合格点ではあるけれど、また再び相手をパートナーに選ぶほどの愛情はない。嫌いじゃないけど、愛してもいない……そんな微妙な夫婦関係が目に浮かぶようなアンケ―ト結果でした。
先ほど「生まれ変わってももう一度結ばれたい」という強い愛情を持ち続けている方が約46.7%と申し上げましたが、その中身をさらに男女別に分けてみてみると、男性は53.1%、女性は40.3%とここでも10ポイントほどの差があります。つまり、「生まれ変わってもまた今の夫と結婚したい」と思えるくらい、旦那様のことがずっと大好きな女性は、約4割といえるのではないでしょうか?
いつまでも愛され続ける旦那様はこんな人たち
では、結婚しても愛され続ける旦那様とはどんな夫なのか、いくつかのパターンを、エピソードとともにご紹介しましょう。■「名もなき家事」にも積極的な旦那様 20代・美優さんのエピソードをご紹介します。
「我が家は共働きで2人ともいつも忙しいですが、私の夫は、ちゃんと分担した家事をきちんとやってくれます。私の方が残業が多かったりするので、これはすごく助かります。料理は得意な方ではないので、出来合いのお惣菜やレトルトを使ったものだけとか、たまに納豆がメインディッシュの夕食の日もあるのですが(笑)、ちゃんと何かしら用意してくれます。でも、手の込んだものを作ってくれるより、そのほうがこちらも気が楽でいいです。
分担以外にも『気がついたほうがやる』という、いわゆる『名もなき家事』を、さりげなくやってくれるのが助かります。
あと、嬉しいのは『いい夫アピール』がないこと。『やってあげた』という態度をされるとこちらも、素直に喜べないのですが、自然にやってくれるので『ありがとう!』とこちらも感謝の気持ちをしっかり伝えるようにしています」
■実家のプレッシャーから妻を守ってくれる旦那様 30代・彩香さんのエピソードをご紹介します。
「私たちは子宝になかなか恵まれなくて、両方の実家からプレッシャーをかけられることが何年か続いています。そんなとき、『俺たち夫婦のことなんだから、余計なことを言わないでほしい』と、きちんと反論したり、『不妊の原因で多いのは男性側なんだぜ。俺にプレッシャー掛けないでよー』と冗談めかして切り返したりなどして、いつも私を守ってくれます。不妊治療を一緒に受けたり、本人も複雑な思いがあるのかもしれませんが、私の思いを尊重して、いろいろ気遣ってもくれます。本当に優しい人です。
こんな優しい人に育ててくれたのだから、本当は義父母も優しい人で、優しいから私たちのことが心配なんだと考えるようにしています。義父母の望む孫はいつになるかわからないけど、違う形の親孝行はできると思うので、大切にしてあげようと思います」
■まじめで地味だけど、責任感の強い旦那様 40代・萌さんのエピソードをご紹介します。
「見かけは地味で、全然イケメンではないのですが、家族のために、とにかく一生懸命働いてくれています。営業職なので、きっとしんどいことも多いのでしょうが、家族に愚痴をこぼしたり、不機嫌な態度をしたりすることはありません。
根がまじめなので、子供たちのあいさつや礼儀作法にも厳しい方かもしれません。パパが口うるさく言うと、そろそろ思春期の娘たちは、『マジうざい』『パパって面倒くさくない?』とか文句を言いますが、けっしてそれには同調せず、『パパの言ってることが正しいと思うよ』というようにしています。本当は娘の気持ちもわからないでもないのですが、彼の父親としての責任感から出ている言葉だと思うので、黙って私がフォロー役をつとめています」
■結婚して30年たっても週1回は「愛してる」と言ってくれる旦那様 50代・貴子さんのエピソードをご紹介します。
「結婚して30年近くたつのに、いまだに『愛してる』『結婚してくれてありがとう』『貴ちゃんと暮らせて幸せだな』とか、週に1回は言ってくれます。正直、なんだかそれを当たり前のように感じてしまいますが、周囲のママ友に聞くと『ありえない!』といわれますので、自分は幸せなんだなぁと思います。なので、私も負けずに『大好き』『いつもありがとう』『私も幸せよ』と言うように心がけています。ちょっぴり照れ臭いですけどね。息子たちは『またやってるよ』と呆れてます(笑)。愛情表現はもらうだけではなく、自分からも示すことが大切なんじゃないかと思います」
仲のいい夫婦は「素敵な旦那様の横に素敵な妻がいる」割合が多い事実
各年代の方から、とっても素敵なエピソードを伺えました。ここに出てくる旦那様たち、もちろんみなさん素敵なのですが、実は妻のみなさまもそれぞれ素敵な方だ、ということにお気づきになられましたか?- 旦那様の「納豆がメインディッシュ」の夕食に「手抜き」と文句を言うどころか「そのほうがいい」と割り切れる考え方。
- 旦那様が優しいのはご両親が優しい方だから、と考えることができるやさしさ
- 父親に文句を言う娘に同調せず、父親を守って、父親の味方になり続ける母親
- 息子さんに呆れられても堂々と愛情表現をする母親
- 相手の良いところを見つけようとする、
- 見つけた良いところは言葉にしてほめる
- やってもらったことを当たり前と思わない
- 物事を前向きにとらえる
冒頭で「ずっと変わらず夫ラブな妻は4割ぐらいでは?」というお話をしましたが、妻のみなさま次第で旦那様は育ちます。夫婦関係はポジティブに変わります。まず、自分自身の笑顔と態度から振り返ってみることが第一歩です。
【関連記事】