いつ観ても新鮮! 歴代の名作夏ドラマ!
その一瞬が永遠になる。かけがえのない青春ドラマ
シンクロの夏!最高の夏!
映画 『ウォーターボーイズ』 の続編として制作された『WATER BOYS』。2004年には『WATER BOYS2』が放送されました。シンクロナイズドスイミングに挑む男子高校生たちの夏は今見ても胸が躍ります。
画像は映画『ウォーターボーイズ』 【出典:Amazon】
瑛太演じる田中昌俊と桜木女子高の花村響子(香椎由宇)の恋のゆくえにも注目してください。
2.『しろときいろ~ハワイと私のパンケーキ物語~』/2018年 amazon prime video
湘南とハワイの風景に笑顔があふれる!
ハワイのパンケーキの店「エッグスンシングス」を日本でオープンさせようと奮闘する女子大生・澤野夏海(川口春奈)の物語。ハワイと湘南の風景がしあわせな気持ちにしてくれます。
サーフボード、アロハシャツ、白い家に白い犬、憧れの景色が画面いっぱいに広がる『しろときいろ~ハワイと私のパンケーキ物語~』。海が見える街での暮らしに夢が膨らみます。1話15分の短編ドラマですが、ネット配信なので、忙しい時は1本だけ、時間がある時はまとめてたっぷり観ることができ、自分のペースで楽しめます。時任三郎、財前直見、富田靖子らベテラン勢と横浜流星、薬丸翔ら伸び盛りの若い演技が織りなす空気は、夏のさわやかさそのもの。
スピッツの主題歌『スターゲイザー』を聴くたびに、心に風が吹き抜けます。
3.『それが答えだ!』/1997年 フジテレビ系
音楽の素晴らしさに出合う夏
ポップで勢いのある夏のドラマが多いなか、静かでやさしい夏をやわらかく描いた作品は意外に少ないかもしれません。音楽の厳しさを実感しながら、悩み迷いたくましく成長していく中学生たちの姿に心が洗われます。自信家の鳴瀬が中学生たちの交流しながら、いくつもの人生の答えを見出していく夏を、クラシックの名曲と山の緑がやさしくつつみます。
中学生を演じる藤原竜也や深田恭子の姿も素敵です。
大人になっても夏は特別!
4.『すいか』/2003年 日本テレビ系
生きる強さを知る夏
木皿泉脚本の今もなお愛され続ける名作『すいか』。世田谷の三軒茶屋にある下宿「ハピネス三茶」で暮らす風変わりな大人たちのユーモラスな日常は人間賛歌。すてきな言葉にあふれています。
愛され続けるドラマ『すいか』【出典:Amazon】
自分の存在に胸を張れない主人公・基子(小林聡美)の 「あたしみたいなもんもいていいんですかね」に「いてよし」とシンプルに応えた崎谷夏子(浅丘ルリ子)の厳しさとやさしさはひときわ印象的でした。
力まず、さりげなく、ああだこうだと模索しながら、大切な何かに気づく日常こそが幸せ。大きな口をあけてすいかをかぶりつきながら、人生をジンジン感じてください。
5.『男女7人夏物語』/1986年 TBS系
人生はうまくいかないから、素晴らしい
大ブームとなった鎌田敏夫脚本の恋愛ドラマは最終回で視聴率31.7%をマーク。石井明美の歌う『CHA-CHA-CHA』とともに思い出す名作です。
『男女7人夏物語』【出典:Amazon】
ツアーコンダクターの今井良介(明石家さんま)とフリーライタ―の神崎桃子(大竹しのぶ)のやり取りに大笑いしながら、驚異の自然体と自分流で視聴者をグイグイと引き込んだ明石家さんまの演技に驚きます。
大人であるはずの7人の、もどかしすぎる恋物語に「あぁ、なんでそうなっちゃうかな」と見ているこちらもドキドキハラハラ。落胆したりイライラしたりしながら「どうか、うまくいきますように」とハッピーエンドを応援する気持ちこそラブコメの醍醐味。ファッション、飲み会、80年代の若者文化も楽しめます。
6.『ビーチボーイズ』/1997年 フジテレビ系
民宿「ダイヤモンドヘッド」を舞台に、人生に足踏みしている桜井広海(反町隆史)と鈴木海都(竹野内豊)の友情を描き、男性にも大きく支持された大ヒット作。
男の友情を描いた月9ドラマ『ビーチボーイズ』 【出典:Amazon】
夏を支える彼らの夏
ビッグスケールで描かれるレスキュー大作
潜水士の世界『海猿』【出典:Amazon】
大輔と伊沢環菜(加藤あい)の透明感あふれる恋物語も作品を彩りました。
8.『サマーレスキュー~天空の診療所~』/2012年 TBS系
夏山で奮闘する若き医師の物語
夏季限定で運営される標高2.514メートルの診療所を舞台に、若き医師・速水圭吾(向井理)たちが整備されていない医療現場で懸命に命に向き合う話題作。美しい夏山と自然の脅威をみごとに映し出しています。
食事、お風呂など、山小屋での共同生活が生き生きと描かれ、憧れだけでは暮らせない山の現実を痛感できます。だからこそ、そこで生きる人たちのたくましさは格別。佐藤二郎、笹野高史、小池栄子らのさりげなさが光ります。
雲のじゅうたん、澄んだ空気、夏山を堪能できるのは、山の上での撮影に挑んだつくり手の情熱があってこそ。ドラマの素晴らしさを感じてください。
なつかしい夏は愛しい夏
9.『菊次郎とさき』/2003年 テレビ朝日系
昭和、下町、親父とおふくろ
スペシャルをのぞき、第1シリーズから第3シリーズまですべて7月期に放送された、まさに夏のドラマ『菊次郎とさき』。北野武の父・菊次郎を演じた陣内孝則と、母・さき役の室井滋が、人情味あふれる下町の暮らしを気持ちよく見せてくれます。
家を行き来し、ご近所が心を通わせる風景も昭和らしさ、町の活気も見どころです。巨匠・北野武を生んだおおらかな風土は、見るべきものは多いと感じるカラッと楽しい快作。
10.『チキンレース』/2013年 WOWOW
青春を取りもどす夏の旅にほっこりする
青春カムバックの旅を描いたWOWOWのドラマW『チキンレース』【出典:Amazon】
目が覚めた飛田は19歳の少年のまま、64歳の不良少年っぷりにクスっとします。彼に振り回されながらも心を通わせる、頼りない青年看護師・神谷に「がんばれ」と声をかけたくなる『チキンレース』。変化していく2人の関係に吹き出しながら、生まれる不思議な友情に見ているこちらの心も晴れ晴れします。
飛田の初恋相手・清水真理(松坂慶子)のチャーミングなふるまいや、2人の旅を支えるオープンカーの持ち主・井口弘樹(松坂桃李)のおかしな不良っぷりも秀逸。
画面から夏のにおいがプンとこぼれる名作はシニアも楽しめるイカした夏の作品です。
夏の名作はほかにもたくさん
干物女の恋物語『ホタルノヒカリ』【出典:Amazon】
夏の日に、ぜひ楽しんでください。
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