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赤ちゃんのヘアカット…男の子・女の子別!耳周りなどの散髪

赤ちゃんのヘアカットのポイントを、男の子・女の子別に、耳周りなどの画像付きで解説。散髪を自宅で失敗せず行うコツも紹介します。散髪はさみやケープなどおすすめアイテムもチェック! ぜひ参考にしてみてくださいね。

長島 ともこ

執筆者:長島 ともこ

子育て・PTA情報ガイド

赤ちゃんのヘアカット…男の子・女の子別!耳周りなどの散髪

赤ちゃん・幼児のセルフヘアカット…男の子・女の子別耳周りなど散髪

リラックスした雰囲気の中で素早く行いたい

赤ちゃんや幼児のヘアカットは、髪の毛が少なかったり動き回ったりと、自宅で行うのは難しそうだけど、ポイントをおさえれば大丈夫! 子供のヘアカットのコツやおすすめアイテムについて、ママ美容師の朝倉美香さんに取材しました!
 
【目次】
  1. 赤ちゃんのヘアカットは、いつからできる?
  2. 赤ちゃんのセルフヘアカットに必要なアイテム7つ
  3. 赤ちゃんのセルフヘアカットは、どうやるの?
  4. 男の子(幼児)のセルフヘアカットに必要なアイテムと注意点
  5. 男の子のヘアカットは横→後ろ→トップ→前の順で
  6. 女の子(幼児)のセルフヘアカットに必要なアイテムと注意点
  7. 女の子のヘアカットは、後ろ→両サイド→前髪の順で
 

赤ちゃんのヘアカットは、いつからできる? 

前髪やえり足ののび具合をチェック

前髪やえり足ののび具合をチェック

赤ちゃんのヘアカットをいつ頃からしてもよいのか気になるところですが、髪の毛の量や伸び方にはかなり個人差があります。「生後○カ月から」というよりは、
  • 前髪が目にかかってきた
  • えり足の髪がのびてきて首がかゆそう
などのタイミングでカットしてOK。ただし、えり足の髪をカットする場合は首がしっかりすわってからのほうが安全です。

赤ちゃんのヘアカットは、その子がご機嫌な時間帯に行います。リビングなど、部屋が明るく、慣れている場所でカットするのがよいでしょう。

ママが一人でカットするのでなく、パパやおばあちゃんが抱っこして絵本を読むなど、相手をしてもらっているうちに手早くすませるのがポイント。
 

赤ちゃんのセルフヘアカットに必要なアイテム7つ

ハサミは2種類そろえたい

ハサミは2種類そろえたい

赤ちゃんのヘアカットに必要なアイテムは、
  • カット用はさみ
  • すきバサミ
  • くし
  • 首にまくタオルやケープ
  • 髪の毛がついてもいい服
  • お気に入りのオモチャやビデオ
  • カットの時、床にしくシートや新聞紙  
子供のヘアカットというと、すきバサミだけで行うイメージがありますが、幼い子供は髪の量が少ない子も多いもの。すきバサミだけでカットしてしまうと、髪の毛全体のボリュームがなくなりすぎてしまうこともあります。

ヘアカットの時は、まずはカット用はさみで切り、毛先のラインなど、気になるところをすきバサミを使って調整していくのがよいでしょう。

タオルやケープを首にまかれることをいやがる場合は、髪の毛がついてもいい服でそのままカットし、終わったら着替えます。
 

赤ちゃんのセルフヘアカットは、どうやるの?

ハサミを持っていない手で髪の毛をはさむ

ハサミを持っていない手で髪の毛をはさむ

赤ちゃんは、じっといていることが苦手。ヘアカットする時は手順にこだらわず、切りたい場所からカットしていきましょう。カットする時は、ハサミを持っていない方の手で髪の毛をはさみ、横にまっすぐに切るのでなく、たてにハサミを入れてカットします。

赤ちゃんにハサミを見せると、気になって手にとろうとする場合もあります。できるだけハサミに視線がいかないよう、カットが始まる前に、
  • お気に入りのオモチャや絵本を渡す
  • テレビを見せる
など、注意をそらせる工夫を。

カットした髪の毛が首や体にはりついていたら、ベビーパウダーでやさしくパタパタしてあげましょう。

初めてカットした髪は、記念に赤ちゃん筆ペンダントにすることもできます。
 

男の子(幼児)のセルフヘアカットに必要なアイテムと注意点

いやがらなければケープを使うのが便利

いやがらなければケープを使うのが便利

男の子のヘアカットに必要なアイテムは、赤ちゃんの場合と基本は同じ。寝ぐせなどがついている場合は、スプレーボトルに水を入れ、髪を少しぬらしてからカットしましょう。

カットした髪の毛がそのまま下にたまるケープを利用するのもオススメ。

3歳くらいの男の子は、赤ちゃんよりも動きが活発です。ハサミの扱いに十分注意し、テレビやオモチャで気をひきながらカットを行います。
 

男の子のヘアカットは横→後ろ→トップ→前の順で

男の子のヘアカットのコツを、順番に紹介します。
【Before 】
前髪とうしろをすっきりさせたい!

前髪とうしろをすっきりさせたい!


左横の髪の毛の先をはさみ、たて方向にハサミを入れ、はさみの先のほうを使って少しずつカットしていきます。
ハサミの先のほうで少しずつカット

ハサミの先のほうで少しずつカット


カットした部分をくしでとかして見た目を確認します。
そろっていない所はすきバサミで調整

そろっていない所はすきバサミで調整


左後ろの髪の毛の先をはさみ、えりあしと耳の上をつなぐように少しずつカットしていき、後ろのえりあしの部分を切ります。くしでとかし、長いところがあればそろえましょう。
後ろのえりあし部分も最後に切る

後ろのえりあし部分も最後に切る

4
左横の髪の毛からの流れを確認します。
真後ろからみて髪の流れを確認

真後ろからみて髪の流れを確認


右横の髪のカットを、1~2と同様に。
左右のバランスを整えて

左右のバランスを整えて

6
右後ろの髪のカットを、3~4と同様に。
飽きてきたらオモチャをもたせるなど工夫して

飽きてきたらオモチャをもたせるなど工夫して


トップは、頭の右前→左前→右後ろ→左後ろの順番でカットしていきます。
ブロックに分けて順番にカット

ブロックに分けて順番にカット


前髪は、指ではさんだ髪の毛を持ち上げて切ると、自然な段が入ります。子供の顔は、なるべくあごをひいた状態でカットできるとベター。
顔はなるべくまっすぐに

顔はなるべくまっすぐに

【After】 
すっきり、さっぱりしました!

すっきり、さっぱりしました!

小さい男の子は、耳の前のもみあげがない子が多いもの。もみあげ部分の髪の毛を切ってしまわないように、三角に残しておきましょう。

バリカンと併用する場合は、「全体のカットはハサミ、耳まわりをすっきりさせるのはバリカン」と使い分けるのも手。
バリカンは、刈る髪の長さが調節できるアタッチメントがついたものを選ぶのがおすすめです。
 

女の子(幼児)のヘアカットに必要なアイテムと注意点

必要に応じてヘアクリップを利用

必要に応じてヘアクリップを利用

女の子のヘアカットに必要なアイテムは、赤ちゃんの場合と基本は同じ。髪の毛の量に応じて、水を入れたスプレーで髪をぬらしてからカットし、必要に応じてヘアクリップも使います。

髪の毛の量が多い場合、すきバサミですきすぎてしまうと、かえって髪の毛が広がってしまいます。すきバサミを使う場合は毛先のほうに。
 

女の子のヘアカットは、後ろ→両サイド→前髪の順で

【Before
前髪をすっきりさせたい!

前髪をすっきりさせたい!

1
後ろの髪の毛を、その子の髪の量によって写真のように2~3ブロックに分け、下のブロックからカットします。
最初に後ろの髪の毛から

最初に後ろの髪の毛から

2
上のブロックの髪をおろし、下に透けて見える先に切った髪に合わせてカットします。後ろの髪を切る時は、下を向いてもらうとまとまりやすくなります。
下を向いてもらうと髪がまとまりやすく

下を向いてもらうと髪がまとまりやすく

3
左右両サイドの髪をカット。両サイドの髪を切る時は、首を横にかしげてもらうことでまとまりやすくなります。
首を横にかしげてもらう

首を横にかしげてもらう


前髪を、写真のように2ブロックに分けます。前髪の幅は、左右の黒目の外側までに決めます。
前髪をカットする前に、2ブロックに分ける

前髪をカットする前に、2ブロックに分ける

5
前髪の下のブロックからカットします。毛先を斜めにカットを入れると自然に仕上がります。
前髪の幅は、左右の黒目の外側を目安に

前髪の幅は、左右の黒目の外側を目安に


上のブロックの髪をおろし、同様にカットします。毛先を自然に軽くする場合は、髪の毛をはさんだ手をもちあげて、おかっぱのように前髪をそろえたい場合は、手をもちあげない状態でカットするのがポイントです。
毛先を自然に軽くする

毛先を自然に軽くする

7
軽くしたい場合は、毛先に対して斜めにすきバサミを入れると
自然に仕上がります。
すきバサミで仕上げを

すきバサミで仕上げを

【After】
前髪もすっきりかわいくなりました!

前髪もすっきりかわいくなりました!

いかがですか?
子どもが小さいうちは、無理やり美容院に連れていって泣かれるよりも、なるべく自宅でカットしてあげたいもの。

初めての場合は緊張するかもしれませんが、ざっくりと切りすぎなければ「大失敗」にはなりません。
少しずつ、手早くカットして、わが子を可愛く変身させてあげたいですね!

取材協力/朝倉美香

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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