お弁当の食中毒予防策、3つの原則+α
大切なお弁当の食中毒対策
手洗いや、調理器具・お弁当箱などをきれいに洗う、食材を中心部までしっかり加熱する(目安は中心温度75℃、1分以上)、そして十分に冷ましてからお弁当箱に詰める、低温で保管する、などが必須のポイントです。
今回は、基本をおさえた上で試していただきたい、+αのちょっとした対策をご紹介します。調理手順の中に、ついでに取り入れられるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【INDEX】
1.ラップや手袋、菜箸を使う
ラップ、菜箸などを使おう
十分に加熱して料理を仕上げても、菌がついた手で盛りつけをしてしまうと食中毒の原因になる可能性があります。お弁当箱に詰めるときも、直接触らずに菜箸などを使うとよいでしょう。
2.野菜は切ってから茹でる
切ってから茹でる
使う大きさに切ってから茹でて冷ませば、加熱後に、包丁やまな板、手の雑菌を野菜につけなくて済みます。和え物などに使うときはぜひお試しください。
茹でるお湯も少なくすみ、手早く火が通って時短にもなりますよ。
3.切らずに食べられる生野菜・果物を使う
そのまま使える野菜・果物を活用
もし生野菜や果物を使うときは、よく洗って水気を十分に切って使うことが大切ですが、カットすると傷みやすくなるのがデメリット。カットせずにそのままお弁当に入れられる、ミニトマト・みかん・バナナなどの食材を利用すると便利です。
4.火加減と加熱時間を工夫する
中まで火が通る火加減と時間で
肉を焼くときも、最初からずっと強火で焼いていると、中心部から火が通る前に表面が焦げてしまい、中は冷たいまま、ということがあります。焼き色がついてきたら、火を弱めて焼くと中まで火が通って安心です。
料理にもよりますが、中まで十分に火を通すためにも、加熱の温度と時間に気を付けましょう。
5.水分対策に乾物を入れる
削り節、すりごま、海苔などの乾物が活躍
タレの多い料理・茹でた青菜などの食材に、削り節やすりごま、海苔などの乾物をあわせると水気を吸ってくれます。
他の料理に水分が移るのも防げますし、料理のバリエーションも増えるのでぜひ活用してみて下さい。
きちんと対策して、おいしく安心なお弁当ライフを!
どんなにおいしくて栄養満点のお弁当でも、食中毒になってしまっては元も子もありません。安全・安心な食事のために、食中毒対策の原則と併せて、これらのちょっとしたコツもぜひ参考にしてみて下さいね。【関連記事】
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