さて、付属品には二個の大柄なACアダプタが付属しています。本体に一個、スーパーウーファーに一個となっています。幸い、アダプタの両側からコードが出ており、コンセントに挿しにくいようなことはありません。スーパーウーファーの方ですが、コンピュータ業界最大のサウンドソリューションメーカーであるクリエイティブも採用しているケンブリッジの物でした。町中をドッカンドッカン、少々下品に大きな音をたてて走り抜ける車がありますが、こちらの重低音は気持ち上品かもしれません。
本体の後ろには入出力端子やスイッチ類があります。入力端子が二つあり、一方がSPD/IF光入力、もう一方は通常のアナログミニジャックです。二台のパソコンやその他の機器と接続でき、切り替えて使えますので便利ですね。仕事場では常時二台のPCを使っていますので、片方はアナログミニジャックで音を出しています。
5.1サラウンドを再生するにはSPD/IF出力端子付きサウンドカードと光通信ケーブルで接続する必要があるいうことで、仕事場のもう一台のPC(これは自前のPCです)にサウンドカードを取り付けました。元々サウンドはオンボードだったので拡張した格好になります。非常にユニークな外観からは想像もできないほど、しっかりした音を再生するのには驚きました。私の耳がなまったのか、昔オーディオマニアの端くれを自認していた頃より、ひょっとするといい音で鳴っているのではと、やや自信喪失気味です。だって、コンピュータ用のスピーカーって、ほぼどれもろくな音がしませんからね。こんな小さなプラスティック筐体で、よくもまあ、これだけまともな音が出せる物だと感心してしまいました。(筆者注:ちなみに自宅ではアルテックのPC用スピーカーを使っています)