チョコレート/チョコレートのおすすめ店

世界大会優勝!京都に「ショコラトリー ヒサシ」OPEN(2ページ目)

2018年4月18日、京都・東山に「ショコラトリー ヒサシ」がオープン。オーナーの小野林範シェフは、世界大会「WPTC(ワールドペストリーチームチャンピオンシップ)2012」でチーム優勝、「ワールドチョコレートマスターズ2015」で準優勝と、得意とするチョコレートの技を磨き実績を積んできた方です。世界大会で高く評価されたボンボンショコラやタブレットはもちろん、チョコレートを使ったケーキや焼き菓子も揃います。

平岩 理緒

執筆者:平岩 理緒

スイーツガイド


「ショコラトリー ヒサシ」で買いたい、京都土産にぴったりのスイーツ

「ショコラトリー ヒサシ」の「Monaショコラ」(5個入税込1,890円)

「ショコラトリー ヒサシ」の「Monaショコラ」(5個入税込1,890円)

「Monaショコラ」は、最中種の上にのせられた、昔の手紙に押された封蝋のような飾り文字が刻印されたチョコレートプレートが目を引きます。この「H」の文字は、小野林範シェフのお名前の頭文字。中身は、「食べてみてのお楽しみです」との言葉どおり、食べてみると、その意外な食感が面白い!一瞬、ライスパフかな?と思いましたが、それよりも細かい粒々の食感。詳細な種明かしはあえてしませんが、一般に和菓子の「おこし」に使われる素材を採り入れた、サクサクと軽やかな食感の香ばしいチョコレート菓子が中に詰められています。和洋の文化の融合が、新世代の京都のショコラトリーらしい一品です。

家での保存は冷蔵庫が望ましいですが、買って帰る間の持ち歩きは常温でも大丈夫とのことで、京都観光にいらした方がお土産として買うのにありがたいですね。

「ショコラトリー ヒサシ」のボンボンショコラ「HISASHI SELECTION 和」(税込1,425円)

「ショコラトリー ヒサシ」のボンボンショコラ「HISASHI SELECTION 和」(税込1,425円)

ボンボンショコラのアソートボックスの中で、4粒入りの「HISASHI SELECTION 和」は、和の食材を使ったセレクションで、こちらも、京都らしいお土産としてお勧めです。

中でも印象的な「抹茶」は、京都の宇治茶専門店「丸宗」が、専属農家の茶葉を中心に厳選した一番茶のみをブレンドした抹茶“京の緑”を贅沢に使用したもの。抹茶をいただいた時のような、余韻の長さが楽しめます。他に、1893年創業で、京都・洛中に現存する 唯一の蔵元として知られる「佐々木酒造」の純米大吟醸酒「宵の洛山」を使った「日本酒」、白胡麻をキャラメリゼして挽いた自家製プラリネの香ばしさが後を引く「プラリネセザム」、品の良い酸味と爽やかな香りが広がるホワイトチョコレートガナッシュの「柚子」入りです。

「ショコラトリー ヒサシ」のボンボンショコラ「HISASHI SELECTION A」(税込3,240円)

「ショコラトリー ヒサシ」のボンボンショコラ「HISASHI SELECTION A」(税込3,240円)

ボンボンショコラのアソートボックスには、これ以外にも「A」と「B」の9個入りセレクションがあり、それぞれ内容が異なります。

「HISASHI SELECTION 和」の和素材を使った4種のボンボンショコラも、2種ずつ別の物が入っています。「HISASHI SELECTION A」の中で面白いのは、たとえばハーブのレモンバーベナの香りを移したホワイトチョコレートのガナッシュ「ベルベイヌ」や、燻した香りのガナッシュが不思議な「スモーク」など。こちらはややプラリネが多く、セザム、ピスタチオ、ココナッツと揃います。小野林シェフのオリジナルクーベルチュール「GAIA72%」を使ったシンプルなガナッシュのショコラも味わうことができます。カカオポッドをモチーフにした「ワールドチョコレートマスターズ」のロゴマークの刻印入りです。

「ショコラトリー ヒサシ」のボンボンショコラ「HISASHI SELECTION B」(税込3,240円)

「ショコラトリー ヒサシ」のボンボンショコラ「HISASHI SELECTION B」(税込3,240円)

「HISASHI SELECTION B」の中では、ライムの爽やかな風味のホワイトチョコレートガナッシュとヘーゼルナッツのガナッシュを二層に重ねた「ライムノワゼット」や、ミルクチョコレートベースにスパイスの効いた「スペキュロス」なども個性的です。目を引く赤いドーム状の「フィグ」は、ミンチ状にしたセミドライいちじくのプチプチ食感が感じられるガナッシュ入り。他に「エキゾティック」や「フランボワーズ」など、フルーツ味のガナッシュものがやや多めです。

これらのボンボンショコラは、いずれもカラフルな色付けがあまり無いのも特徴と言えます。チョコレートが得意な小野林シェフだからこそ、チョコレート本来の艶や質感を活かした仕上げ方にしているのが、逆に新鮮で魅力的ですね。
「ショコラトリー ヒサシ」の「ブラウニー」と「抹茶ブラウニー」(各税込324円)

「ショコラトリー ヒサシ」の「ブラウニー」と「抹茶ブラウニー」(各税込324円)

チョコレートを使った焼き菓子の中では、マカダミアナッツの粒々食感が特徴の「ブラウニー」を、まずはお試しあれ。「抹茶ブラウニー」にはホワイトチョコレート入りで、しっとりしています。プレーンの「ブラウニー」は、表面は少しサクッと、所々にチョコレートのとろける濃い部分があり、より食感の対比が出ています。どちらも、ほんのわずかな塩を隠し味にしているのがポイントです。

「ショコラトリー ヒサシ」の「フィナンシェショコラ」(税込270円)、「マドレーヌ」(税込270円)、「抹茶マドレーヌ」(税込300円)

「ショコラトリー ヒサシ」の「フィナンシェショコラ」(税込270円)、「マドレーヌ」(税込270円)、「抹茶マドレーヌ」(税込300円)

「フィナンシェショコラ」「マドレーヌ」「抹茶マドレーヌ」といった焼き菓子には、チョコレートは入っていませんが、カカオの実の形をしているのが、こちらのお店らしいですね。

「フィナンシェショコラ」はココアパウダー入りで、シナモンパウダーやラム酒も加わり、しっとり感もあって奥行きのある味です。プレーンの「マドレーヌ」は削ったオレンジの皮とバニラで甘く爽やかな香り。「焼き菓子詰め合わせ」として、「ブラウニー」と「抹茶ブラウニー」も入った5種入りや、さらにプレーン生地の周りがチョコレート生地と二層になった「チョコっとパウンド」2種も入った10個入りギフトもあります。

「ショコラトリー ヒサシ」小野林範シェフの世界大会優勝メダルや盾も見られる

「ショコラトリー ヒサシ」小野林範シェフの世界大会優勝メダルや盾も見られる

この他、トーストにぬるなど様々な使い方が楽しめそうな瓶入りのチョコレート「スプレッド」(税込900円)や、「アーモンドショコラ」のプレーンと抹茶味(各税込1,200円)、「オランジェット」(税込1,600円)といったチョコレートをしっかりと楽しめるアイテムの他、「サブレショコラ」「ほうじ茶ノワゼット」「ガレットナンテ」(各810円)などの筒入りクッキー類も。

オープン時にはまだ稼働していませんが、店内にはカウンタースペースが設けられていて、今後、イートイン席として利用できるようにしていきたいそうです。「夏場には、チョコレートのソフトクリームも出す予定です。」ということで、楽しみですね。

スイーツ激戦区・京都ですが、その中でも2018年デビューの新店として注目度の高い「ショコラトリー ヒサシ」。京都から発信されるチョコレートの新たな楽しみ方提案、大いに期待したいです。

<ショップデータ>
「ショコラトリー ヒサシ」Chocolaterie HISASHI
京都市東山区166-16
電話 075-644-0310
営業時間 11:00-18:00
定休日 毎週水曜、第1・3火曜
https://www.facebook.com/ChocolaterieHISASHI/

【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気のチョコレートを見るAmazon で人気のチョコレートを見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます