そもそもママ友とはどんな存在?
気の合う人に会えれば一生の友
基本的に「ママ友」とはどういう存在なのかをクリアにしておけば、気持ちがラクになるかもしれません。人によって定義はさまざまだと思いますが、以下の要素があると思います。
- 子どもを通して知り合った母親
- 独身時代の友達という感覚より、「職場やバイトの同僚」のような感覚。同学年の子どもを持ち、同じような時期を生きている同志
- 近所に住んでいることが多いので、いざとなったら頼れる相手
- 意気投合できれば、子ども抜きで本当の友達といえる存在に
- なくてはならない人生の友
おわかりのように、下へ行くほど、仲が深くなっていきます。
「ママ友は友達ではない」というセリフもよく聞かれますが、あまり接点のない1のような方もいれば、4や5のような人も含まれるので、一概には言えないと思います。
どういう関係を作りたいかにもよりますが、例えば、平均的に2の同僚のような感覚を持っていると、感情的に波風立たずにいけそうです。同僚は、先輩後輩がいて友達とは言い切れないけど、職場に気の合う人がいると、毎日の仕事が楽しくなる、そんなイメージです。
ママ友付き合いの目的とは?
友達づくり以外にもあります。
- 子どもが成長するにあたって、派生する問題とそれを乗り越えるための情報収集や発達の確認
例:保活で何をやるべきか? どの保育園、幼稚園が評判がよく、悪いのか? 七五三の写真撮影はどこがいいか? 仕事と家事をどう両立しているか? ランドセルはどこで買うか? 家でどんな遊び(勉強)をしているか? 習い事はどこが評判がいいか? 離乳食はどこまで進んでいるか? などなど - 親子ともどもクラスや地域の輪に入り、楽しい/当たり障りのない生活を送るため
- 人生の友となるため
こちらは下へ行くほどプライベート色が濃くなります。
3であれば、今後も友達関係が続きますが、1や2の場合、園や学校が変わると、お付き合いも自然に消滅していきそうです。
上手なママ友付き合いのための5カ条
念頭に置きたいこと。
いわずもがなですが、以下のことに注意をしたいものです。
- たとえ同意を求められても、ママ友の悪口は言わない
その場で共通の仲間意識が芽生えたとしても、人間的信用は落ちます。
- 苦手な人がいたら、分かりあおうと思わない
人の価値観はさまざまです。あえて意見を交わそうとせず、違いを認めてそっとしておきます。
- グループ内で企画が持ち上がれば、まずは参加してみる
みな、仲良くなりたい気持ちがあるので、楽しい会になることが多いです。 - 共同制作(卒園アルバムを作る等)の役員に選ばれてしまったら粛々とやる
ただ、時間は有限でやれることにも限りがあるため、無理難題にコミットしないことを認識する。 - 子どもどうしの喧嘩は事情聴取
殴る、蹴るなどの暴力は、双方にやめさせたいので仲裁に入っていいと思います。ですが、おもちゃの取り合いなどは、子どもに解決させたいもの。「〇〇くんのママ、〇〇くんがおもちゃを貸してくれない~」とお友達が母親に直談判してくることが多々ありますが、「私じゃなくて、まずは本人に言ってみて」と伝えると、案外うまくいくことがあります。
ふだんの園生活の延長かも。
我が子を責めすぎると「なんでボクだけ怒られるの?」と返されることもあるので、喧嘩が込み合っていそうなら、双方の子どもに事情聴取をしてみてください。子どもが「だって○○だから……」と言ったら、「なるほど、〇〇だったんだね」と受け止めます。
そして、「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と質問すると、落ち着いて「一緒に使う」とか「順番で使う」などと提案が出てくる場合もあります。幼いとそこまでいかないかもしれませんが、その分、気持ちも変わりやすいので、違う遊びを提案するとのってくることがあるので、提案してみてください。
最後に…無理に合わせず親子のペースをつかんで
親子のペースをつかんでストレスフリーに
また、ママが社交的でも子どもがそうではない場合や、その反対の取り合わせもあります。すべてを子どものペースに合わせる必要はないと思うので、様子をみながら心地良いペースでママ友付き合いを深めていけるといいですね。