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2018年こそ転職活動をすべき3つの理由

あなたがもし今の会社に不満があるか、派遣社員なら正社員目指して今年はがんばるべきです。理由は簡単、3つあります。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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2018年こそ転職活動をするべきだ

2018年も4月に入ります。少しずつ時代が変わり始めています。

もしあなたが、就活に苦労して今の会社になんとか雇ってもらった、あるいは非正規の働き方(契約社員、派遣社員、アルバイトやパート)で働くしか選択できなかったのであれば、今が正社員になるための人生で最大のラストチャンスかもしれません。

今年はのんびりしている場合ではなく、すぐに転職支援会社に登録、転職活動をするべきなのです。

その理由を、簡単に3つ紹介しましょう。

理由1.正社員の求人が3倍に増えている

転職活動に消極的である人の多くが、就活で苦労して「もうあんな思いはしたくない」と思っています。何社もアタックしては「お祈りしています」メールをもらい続け、自信をなくした人も多いでしょう。

しかし時代は変わりました。今は「正社員の有効求人倍率が1倍以上」の時代になったのです。

実は7年前くらいは「正社員になりたい10人に対し、正社員を雇いたい希望が3人ある」という極めて厳しい状況でした。これでは転職活動もなかなかうまくいかなかったはずです。

ところが今は、「正社員になりたい10人に対し、正社員を雇いたい希望が10人ある」という状態になりました。景気が回復していることもその一因ですが、社会の人材不足が深刻化してきており「正社員でちゃんと採用して働いてほしい」と会社が考えるようになってきたのです。

昨年より前に転職活動をして失敗した人も、就活でもう面接はイヤだと思っている人も、今年はチャレンジしてみるべきです。だって、チャンスは3倍以上にふくらんでいるのですから。

理由2.物価に見合った給料アップが必要になる

次の理由は「昇給」問題です。この4月、いくら給料が上がるか確認をしてみて、もしそれが数千円どまりだったら、転職活動を考えるべきだと思います。

物価が上がっています。モノやサービスの値上げが続くとすれば、給料がその分アップしなければ実質マイナスです。20万円の給料は物価が2%上がるとすれば、20万4000円にならないと、同じ買い物ができなくなります。

今年の春は賃上げの会社が多いと言われていますが、ほとんど増えないか、増えても月2000円程度であれば、もっと元気な会社に移ることを真剣に考えたほうがいいと思います。それは「実質賃下げ」になっているからです。

理由3.いつまでもチャンスは転がっていない

先ほどの求人が増えている、という現象は永遠に続くものではありません。むしろ一時的なものだと考えるべきでしょう。

経済の予測は難しいのですが、景気が拡大し続けることは絶対にありません。いったん経済が縮小するとあっという間に求人市場は冷え込みます。東京オリンピックが終わったあとには、また求人倍率0.4倍の時代に戻るかもしれません(もしかしたらもっと早いかもしれません)。

ところが「転職をしたあと」ならそんな冷え込みも心配ありません。正社員は簡単に解雇できないので、景気が悪くなっても「前よりもよりよい条件を確保したあと、そこに居続ける」ことは簡単だからです。

つまり、正社員になるチャンスは「期間限定」なのです。だからこそ、今年は転職活動をやってみるべきなのです。

働きながら転職活動、よりよいチャンスのときは飛びつく

パートや派遣社員の場合、今の会社が正社員転換の制度を用意していることもありますが、これは年1回実施ということが多く、また実際には「出来レース」になっていることもしばしばです。これを待つと2018年のチャンスを逃す可能性があります。

転職情報サイトで登録をするとき「正社員」を条件に面接の希望を出してみましょう。ここまで派遣社員でやってきたスキルが、正社員として通用することもあるはずです。

正社員の人も、働きながら別の会社のいい条件がないか、転職情報サイトで探してみます。有給を取って面接を受け、有利な条件の内定が出たらはじめて、会社に辞表を出せばOKです。有給を取らせてくれない会社なら、仮病を使ってもいいでしょう(「私事」という理由で有給を取らせてくれない会社が悪いのだから嘘をついたっていいのです)。

間違っても「仕事を辞めてから転職活動」にはしないことです。働きながら今よりもよい条件を探すことで、じっくり企業選びができます。「会社に選んでもらう」のではなく「こちらが会社を選ぶ」くらいのつもりでもいいのです。

今年はぜひ、転職や正社員転換を成功させてみてください。10年後、20年後に振り返ってみたとき「2018年に今の会社に移っておいて良かったな」と思える日がくるかもしれませんよ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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