バラ色の老後は40代の私にも来る?

最近、日経新聞電子版に「バラ色老後の作り方」という連載を始めました。無料閲覧ページなのでぜひご覧ください(毎週火曜日更新予定)。しかし、こちらの連載「20代から考える」というのがポイントで「どうせ(もう若くない)自分には関係ないよ」という声を多数いただいています(主に身近なところから)。

拙著「お金の知恵は45歳までに身につけなさい」ではレンジを広くとりましたが、それでも「自分は45歳を超えているからもう関係ないね」という声をいくつかいただきました(主に身近なところから)。

お金の問題は個人的なウエートが高いのですが、年代的にくくることで、個人的解決に近づくきっかけが作れます。そこで今回は30代以降の「世代別!バラ色老後の作り方」をまとめてみたいと思います。

30代……変動の余地がまだ大きいことを意識し老後の準備をスタート

30代が老後のことを考えるのはなかなか難しいところです。なぜなら、将来の変動の余地が大きすぎるからです。自分が稼ぐであろう生涯賃金はアラサーの動き方ひとつで簡単に数千万円変化します。所得の変動は年金受取額にも、資産形成余力にも影響します。結婚の有無、子どもの人数、子どもの進路といったライフスタイルの選択も30代で大きく変化する要因です。いずれも消費生活を大きく変動する要因ですから、老後の資金準備に影響してきます。

30代では、詳細の詰めは後回しでもいいので、資産形成をとにかくスタートさせることが「バラ色老後」につながると考えるのがいいでしょう。老後に欲しい金額は数千万円単位です。住宅購入資金の数百万円を貯めるため「コツコツ積立」「まずは最初の一歩」と考えるように、老後の準備も最初の一歩を踏み出すことが大切です。

できる限り解約の余地が低い口座を作り(例えば証券口座)、できるだけ確実に積立が進む投資方法を選び(例えば積立投資信託、積立預金でも可。自動引き落としをすることが重要)、できればインフレを上回る成長を期待できる商品を選びます(例えばインデックス運用の投資信託)。

金額は毎月1万円もあれば十分ですし、毎月数千円からでもいいのです。30代にがんばって、40歳のときそれなりの資産を作ることができれば、その後の数十年の準備がぐっとラクになるでしょう。

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