小学校のPTAはいつやるべき?
PTAはいつやるべき?
<目次>
PTA役員とPTA委員でやりどきは違う!
学校行事の手伝いも行う
「なんだか大変そう」「人間関係が面倒くさそう」など、ネガティブな印象を抱く人も多いようですが、「6年間なにもしない」というわけにもいきません。
ひと言で「PTA」といっても、その仕事の種類も内容も、じつにさまざま。
PTAの仕事は、PTA会長や副会長、会計、庶務、専門委員会の委員長といった、いわゆる執行部的な役割を果たす「PTA役員」と、学級委員会、企画委員会、広報委員会執行部の下部組織として機能する専門委員会を構成する「PTA委員」の、大きく2つに分類されます(詳しくは「PTAとは?今さら聞けない活動内容・役割・基礎知識」の記事を参考にしてください)。
「PTA役員」は、会社組織にたとえていうならば「管理職」、「PTA委員」は「ヒラ社員」。仕事内容や量はかなり違いますので、おすすめのやりどきも異なります。ここでは、「PTA役員」のやりどきと「PTA委員」のやりどきのそれぞれについて記していきます。
PTA役員のやりどきは、子供が3、4年の頃?
庶務のお仕事はパソコンができる人向き
こまかい仕事内容は学校によりさまざまですが、役職ごとの仕事に加え、月に1回程度行われる執行部会議の出席、学校行事や地域のイベントの手伝いなど、学校に足を運ぶ機会が多く、やるべきことも多岐にわたります。
PTA活動にかなり時間をさかれるため、下に幼稚園や保育園入園前のきょうだいがいる場合は、できれば避けたほうが無難でしょう。「未就園児がいる家庭は、PTA役員は免除」というルールがある学校もあります。
「子供が低学年のうちは、子供の帰宅時間が早いためPTA役員の仕事はやりにくい」、逆に「最高学年の6年生になると、卒業や中学校準備などで忙しくなるのでPTA役員まで引き受けたら大変」という声も多く、「PTA役員のやりどきは、子供が3、4年生の頃」と考えるママが多いようです。
しかしこれは、あくまでも、家庭の中で一人の子供が小学校に通う場合。2人以上の子供が小学校に通う場合は、上の子と下の子の学年のバランスをみながら、やりどきを考えることをおすすめします。
ガイドのPTA役員体験談
フルタイムのワーママもPTA活動
なぜ、この時期に決めたのか。理由は簡単。「もしPTA役員になるなら、自分にとってこの時期がベスト」だと思えたからです。
ガイドの子供が通う公立小学校のPTAには、「子供が在学中、一家庭で一回はPTA役員もしくは委員長を経験しましょう」というスローガンがありました。
ガイドの上の子が小学校に入学した頃、下の子はまだ1歳。仕事はお休みしていて保育園に預けていなかったため、学校に足を運ぶ機会の多いPTA役員をこなすには、物理的に無理がありました。
そのことを周りのママ達もわかってくれ、当時、下の子が小学生以上のママ達から「今年は私がPTA役員やるから、下の子が大きくなったらよろしくね!」と明るく言われてほっとしたことを良く覚えています。
そして月日がたち、仕事にも復帰し、下の子が小学校に通い始めて2年生になった頃。自身のPTA役員のやりどきについて真剣に考え、こう結論を出しました。
「下の子が小4の時に役員をやるとなると、上の子は中3。高校受験を控える学年で、学校見学や説明会などで忙しくなるだろうし、自分にも余裕がなくなるだろう。ならば、その前の年、下の子が3年生、上の子が中2の時にやってしまおう」と。
結果、この選択に、誤りはありませんでした。広報委員長の仕事は確かに大変でしたが、子供たちは、PTA活動で足繁く学校に足を運ぶ母親の姿をみて喜び、応援してくれました。
週末、PTAの仕事で不在の時は夫が子供たちと過ごすなど、家族にサポートしてもらいながら、楽しい1年間を過ごせたような気がします。
仕事との両立もできるか不安でしたが、「PTA役員同士のメール連絡は、電車などの移動時間にすませる」、「家でできるPTAの仕事は家でやる」など、自分なりに工夫しながら何とかこなすことができました。
ガイドと同時期にPTA役員をつとめたママの中には、フルタイムで働く人もいましたが、平日にPTA会議がある日は有給を使ったり、職場の仲間にシフトを変わってもらったりしながら上手に時間をやりくりしていました。
自分と家族のライフステージからやりどきを決めよう
自分と家族のライフステージを考えよう
仕事、家庭、育児に日々奔走するママ達にとって、悩むところではありますが、
- 進級、進学、受験など子供のライフステージ
- 仕事など、自分自身のライフステージ
- 家族(夫)や職場の協力はどのように仰げるのか
PTA委員ならいつでもできる?
パートと両立も可能
会議は、平日の午前中もしくは夕方、土曜日の午前中に開催されることが多く、「毎月第2水曜日の10時から」など事前に決まっているので、その時間に出席することができれば、「いつでもやりどき」といってもよいでしょう。
PTA委員は、学年で複数名選出されることが多いので、“PTA活動の登竜門”として、仲良しのママといっしょに手をあげて活動する人も多いです。
PTA委員以外にも、運動会や夏祭りなど、年に1、2度学校行事のお手伝いをする「係」も、「いつでもやりどき」といえます。
「きちんとやらなければ」と肩肘はる必要はなく、言われたことをそのまま手伝っていればあっという間。委員や係の仕事を通して、今まで全く知らなかった人と仲良くなれたりもして、意外と楽しいものです。
もちろん、自身が闘病中だったり、介護を一手に引き受けているなどの場合は、可能な範囲で事情を伝え、断るのもOKです。
PTAをいつやるのか決めるのは、自分自身!
PTA活動、主体的に参加したい
PTAのやりどきを決めるのは、自分自身。
「やるなら楽しむ!」の精神で、「だれかがやってくれるだろう」でなく、「自分がやるとしたらいつやろう」と、主体的に向き合うことをおすすめします。
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