夏はあっという間にやってきます
そろそろ紫外線が気になりだす頃
しかし、春先から数値の高い日焼け止めを塗るのには抵抗がある……という人もいるのではないでしょうか。
そもそも紫外線がピークになるのはいつ?
紫外線は4月から9月が特に強い
ちなみに紫外線と一言でいっても、A波とB波があります。ご存知の方も多いかもしれませんが、ここで簡単におさらいしておきましょう。
■紫外線A波(UVA):
波長が長く、曇りの日も気を許せず、かつ窓ガラスをも通すと言われています。地表に届く紫外線の90%以上がこのUVA。エネルギーは弱く、日の出から日没までほぼ一定の放射量を保っています。日焼け止めなどに書かれているPAはこのUVAを防ぐ強さを表しています。
■紫外線B波(UVB):
波長は短いのですが、エネルギーが強力。ゆえに肌へ強いダメージを与えます。放射量のピークは10時~14時の間で、日焼けによる赤みやほてり、シミ、そばかすはこのUVBが原因。日焼け止めなどに書かれているSPFがこのUVBを防ぐ強さを表しています。
近赤外線も見逃せません
少し前までは、UVAを浴びると、シワ、たるみの原因になると言われていたのですが、この近赤外線もシワやたるみの原因になることがわかってきました。いわゆる光老化という症状。しかも、近赤外線は肌の奥深く、真皮よりも深い皮下組織まで届くと言われているため、見過ごすことはできません。
夏前からやっておきたい5つの紫外線対策
これらのことを踏まえて、本格的な夏が来る前にやっておきたい紫外線対策を紹介します。日焼け止めと保湿のWケアが大切
1、美白美容液のケアは始めて
春から高SPFの日焼け止めを塗ることに抵抗がある人は、せめて通常のスキンケアに美白美容液をプラスしてケアするようにしましょう。知らず知らずに浴びてしまった紫外線は、その日のうちにリセットするのが美肌を守る上での鉄則。また美白ケアは、早めに始めるほうがより効果的です。
2、日焼け止めと保湿のWケア
紫外線が強くなり出す春は、寒暖差が大きく肌が不安定になりやすい。そこで、日焼け止めと同じぐらい、保湿ケアも重要。しっかりと保湿をしてから、日焼け止めを塗るようにしましょう。特に、日焼け止め効果のある下地を使用している人は、保湿をしっかりと行うのがマスト。
日焼け止め効果のある下地は、便利ですが若干カサツキが気になるものもあるため、肌に塗る際に乳液やオイルを混ぜると良いでしょう。オイルミストなどを使うのもオススメ。美肌を維持するには、日焼け止めと保湿のWケア、これが必要不可欠です。
3、スプレータイプは賢く使う
春先であれば、日焼け止めはスプレータイプだけでも十分と思っている人も多いのでは。しかし、スプレーは塗りムラなど出やすいため、これだけで紫外線対策をするのは若干心もとないものです。スプレータイプはお出かけの際にプラスアルファとして使ったり、メイクの上から塗り直したりなどに使用するには有効なので、賢く使い分けるようにしましょう。
日焼け止めは上手に使い分ける
4、近紫外線をカットする日焼け止めを選ぶ
先ほども言いましたが、近赤外線を防ぐことも紫外線対策には重要だということがわかってきました。そのため、最近では近赤外線(NIR)にも有効な日焼け止めも続々登場。できるだけ近赤外線もカットするタイプを選ぶようにしましょう。
5、厚めに、こまめに塗る
春先から日焼け止めをしっかり塗っているのに、シミができてしまったという人は、塗る量が少ないかもしれません。それでは、日焼け止めの効果を十分に体感することはできません。適量より少し多めを目安に塗ると良いでしょう。また、こまめな塗り直しも効果的。その際、首や耳の裏なども忘れずに。
UVAや近赤外線は、窓ガラスも通すため、家にいる時でも油断できません。外出をしない日も、日焼け止めやUV効果のあるCCクリームなどを塗るように心がけて。また、外出の際は、日焼け止め以外にサングラスや帽子を上手に活用するのも有効な方法です。本格的な紫外線シーズンはもう目の前なので、しっかりケアしてあげましょう。