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バルミューダとは?買っておくべき革新的な家電を紹介!

DCモーターを搭載した扇風機「The GreenFan」やトースター「BALMUDA The Toaster」で話題。電気ケトルからオーブンレンジ・空気清浄機、家電ベンチャーのバルミューダ。会社の成り立ちや日本の家電業界に与えた影響、おすすめアイテムをご紹介。

執筆者:All About 編集部

扇風機やトースターから炊飯器まで、革新的な商品を作り出すバルミューダ。今回は、会社の成り立ちから、プロダクトの戦略、おすすめの商品まで網羅してご紹介します。

▼目次

バルミューダとは? どんな家電会社なのか

バルミューダの家電

シンプルでスタイリッシュなデザインで人気のバルミューダ


バルミューダは、創業者である寺尾玄氏が、2003年に設立した「有限会社バルミューダデザイン」が始まりです。

世界一の製品を作りたいという、寺尾氏の思いから、自ら町工場で削りだしたアルミニウムとステンレスで組み合わせたノートパソコン用の冷却台「X-Base」を初のプロダクトとして発表します。

その後、コンピューターディスプレイを見るために最適化されたLEDデスクライト「Highwire」などいくつかの商品を発表。

バルミューダの名前を一躍有名にしたのが、2010年に発売した「GreenFan」です。「GreenFan」は、一般的な扇風機が搭載するACモーターとは違い、静音性に優れ、きめ細かな風量調整が可能なDCモーターを搭載。35000円前後という高価格で発売されました。

当時の一般的な扇風機の相場が3000円前後なので、35000円は驚きの価格ですが、これが爆発的な大ヒット。扇風機に100年ぶりの革新を起こしたともいわれます。

その後、発売したスチームトースター「BALMUDA The Toaster」もヒット。オーブンレンジや空気清浄機なども発売し、バルミューダは人気のこだわり家電メーカーとして成長していきます。


バルミューダの何がすごいのか その戦略とは


日本において白物家電は、商品の進化が止まり差別化が難しい「コモディティ商品」と見なされ、大手の家電メーカーは、それほど力を入れてはいませんでした。

その中で、技術的には大手メーカーと同等の部品を使いながら、過剰な機能を落とした「ジェネリック家電」がシェアを伸ばしている状況です。

バルミューダは、そんな進化の止まった“利益率の低い家電”を見直し、新しい付加価値と新しいユーザー体験をプロダクトにし、高価格帯で勝負をしました。そして、それが新たな市場として受け入れられたのです。

バルミューダは、コモディティ化してしまったと思われるジャンルにあえて目を向け、ユーザーニーズを掘り起こし、高付加価値製品として世の中に送り出し新しい市場を作りました。

この戦略は、日本の家電メーカーが、グローバルで戦って行くにあたり、率先して見習うべきことなのかもしれません。

▼参考情報
日本の家電業界でバルミューダが成し遂げたこと


おすすめ商品1:扇風機「The GreenFan」

グリーンファン

GreenFanはデザイン性も高評価。グッドデザイン賞も獲得(※出典


見た目のデザインだけではなく、風の質にとことんこだわった「The GreenFan」は世界で初めてDCモーターを採用した扇風機の最新モデル。

最小運転時わずか1.5Wの超省エネ性能で、専用のバッテリーと組み合わせれば、最大20時間運転可能なコードレス扇風機として使用可能です。

独自の羽根構造が、今までにない優しいそよ風を生み出し、最大風量では15m先まで風が届きます。首振り範囲は最大150度で範囲を自由に設定できます。

最弱運転時の音量はたった13dB。蝶2羽の羽ばたき音と同じという圧倒的な静音性です。デザイン・省エネ・静音性ともにバランス良く満足したい人におすすめ。価格は36000円(税別)。サイズは、幅:330mm 、奥行き:320mm、高さ:871mm。

▼参考情報
バルミューダのおすすめ扇風機と特徴を解説


おすすめ商品2:トースター「BALMUDA The Toaster」

バルミューダundefinedザundefinedトースター

ハイエンドなマイコンを内蔵したバルミューダのトースター(※出典


扇風機で話題になってバルミューダが、初めて作ったキッチン家電が「BALMUDA The Toaster」です。価格は22900円(税別)で、サイズは、高さ:209mm、幅:357mm、奥行き321mm。

トースターは、パンを焼くだけの単機能ということもあり、進化が止まった家電でした。そんなトースターを、とことん作り直したのがバルミューダのすごいところです。

「BALMUDA The Toaster」は、給水口に5ccの水をいれることによって、庫内にスチームを充満させパンの表面を薄い水の膜で覆います。するとパンの表面が早く加熱され中の水分や旨味を閉じ込めることが可能になります。

その後、でんぷんがα化する60℃前後、香りや旨味を引き出すメイラード化が起こる160℃前後、焦げが付く炭化がすすむ220℃前後、これら3つの温度帯を絶妙に調整し、究極の焼き上がりを実現しています。

実際にトーストを焼いてみると、パンの耳までしっかり水分と旨味が残る焼き上がりで、いわゆる「中ふわ外カリッ」が実感できます。また、チーズトーストでは、チーズが絶妙な溶け具合になります。

▼参考情報
究極のトーストを焼く!~バルミューダ「BALMUDA The Toaster」


おすすめ商品3:炊飯器「BALMUDA The Gohan」

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キッチン家電でヒットを飛ばすバルミューダから初の炊飯器


「BALMUDA The Gohan」の最大の特徴が炊飯方式。独自の二重釜構造による「蒸し炊き」という新しい提案です。価格は、41500円(税別)。サイズは、幅:275mm、奥行き:251mm、高さ:194mm。

内釜と外釜の間に水を入れ、外釜を加熱することで発生する蒸気で釜内を充満させ、内釜の米を蒸して炊き上げる方式です。

外側になる釜に200ccの水を入れるのが従来の炊飯器と違うところ。炊飯量によって水の量は変える必要はありません。

操作ボタンは6つと少ないため、迷うことなく使えます。「炊き方」ボタンを押し続けると【白米→白米早炊き→玄米→炊込→おかゆ】の順に表示が変わります。

自然な炊き方で米自体の味を忠実に引き出していますが、圧力釜のふっくらした炊き上がりとは、また違います。また、粒感がある炊き上がりなので、卵かけご飯や雑炊・カレーなどに向いています。

▼参考情報
BALMUDAの炊飯器、個性と実力は両立するのか?


おすすめ商品4:電気ケトル「BALMUDA The Pot」

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スッと伸びた「BALMUDA The Pot」の注ぎ口(※出典


ここ数年で普及が進む「電気ケトル」は、お湯を沸かすための単機能家電で、外国ではメジャーな家電です。日本では保温機能がある電気ポットの方が親しまれているかもしれません。

「BALMUDA The Pot」は、そんな電気ケトルをバルミューダ流に解釈した商品です。

注目すべきは、そのデザイン。本体下部からスッと伸びた注ぎ口の使いやすく、一般的な電気ケトルと比べて湯切りが抜群に良い。繊細な湯量調整が求められるハンドドリップに向いています。

「BALMUDA The Toaster」は、完璧な温度制御と独自のスチームテクノロジーがウリだったのに対して、「BALMUDA The Pot」には技術的な面での目新しさは、それほどありません。

しかし、注ぎ口やハンドルの構造といった“アナログ”な部分でのこだわりが凝縮された商品となっています。

価格は、11000円(税抜)。サイズは、幅:269mm、奥行き:128mm、高さ:170mm。

▼参考情報
「バルミューダ ザ・ポット」でバリスタ体験してきた


おすすめ商品5:加湿器「Rain」

レイン

昔ながらの壺をイメージした加湿器「Rain」(※出典


バルミューダの「Rain」は、画期的なタンクレス構造を実現した美しい加湿器です。水を上から注ぎ入れるだけで給水ができます。

水は壺の口から注ぐという古典的なスタイルですが、壺の口を覗くと風量や湿度が表示されるディスプレイが存在しています。水を注ぐと、水を感知したディスプレイが「水量表示」に変わり、1~5段階で水量を表示します。

給水タンクが存在しないため、給水タンクをとり外して水道まで持っていくという労力が省けます。また、専用アプリ「UniAuto」をダウンロードすれば、スマホで外から操作することもできます。

加湿方式は、フィルターに含まれた水分をファンで蒸発させる「気化式」です。約17畳をカバーしますが、最大風量にするとかなり音が大きく感じます。12畳くらいの部屋で使うことがベターかもしれません。

加湿器としてはかなり高額ですが、所有する喜びを与えてくれる家電といえます。価格は、46000円(税抜)。サイズは、幅:350mm、奥行き:350mm、高さ:374mm。

▼参考情報
古いのに新しい!? 新感覚の加湿器「Rain」


おすすめ商品6:カレー「BALMUDA The Curry」

バルミューダのカレー

家電メーカーが発売したカレーとは!?


「BALMUDA The Gohan」の発表会で、バルミューダの寺尾社長は「BALMUDA The Gohan」で炊いたごはんを「カレーに1番合うごはんです」と紹介。「次はカレーを発売したいが社内承認が取れない」と話し、会場の笑いを誘っていました。

その発表会から5ヶ月、なんと本当にカレー「BALMUDA The Curry」を発売しました。

「BALMUDA The Curry」は、東京・湯島のカレーの名店「デリー」とコラボ。デリーのカレーをベースに様々な工夫を施しています。寺尾社長いわく、忘れられずにまたすぐ会いたくなってしまう「恋するカレー」とのこと。

作り方はシンプルで、温めたカレーソースに、カレー粉をまぶしよく皮目を焼き付けた鶏肉と、ゆでたジャガイモを加えるだけ。

サラサラとしたカレーソースは「BALMUDA The Gohan」で炊いたごはんとの相性バツグンで、粒感のあるごはんの特徴を最大限引き出します。価格は750円(税別)。内容量は二人分で350g。


おすすめ商品7:デスクライト「Airline」

美しいデスクライト

アルミ中空構造による美しいフォルム(※出典


バルミューダの「Airline」は、光源を自由に動かせ、フレキシブルに使える優秀なLED照明のデスクライトです。

「Airline」は、単に光源が動かせるだけの製品ではありません。可動はとてもスムーズで、少しの力で動いて、止めたい場所でピタリと止まります。

また、使われているLEDは、たったの二個ですが、その明るさは、光源から50cm離れたところでも1000ルクスあります。 JIS規格で定められた机の上の明るさは300~700ルクスなので十分以上の明るさといえるでしょう。

また、消費電力は4.5W。五万時間使用しても光量は30%しか低下しないそうです。 飛行機の翼をイメージしたというアルミ中空構造の本体は、驚くほど薄くスマートで、部屋に置いていて全く邪魔になりません。価格は、80000円(税抜)です。

▼参考情報
空気のようにそこにある目に優しい光


バルミューダ公式サイト


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