給与の全国平均は男性545万円に対して女性293万円

給与所得者の平均給与は全国平均で440万7000円ですが、男女別に平均を確認してみると、かなり差のあることがわかります。男女の業種別平均給与を一覧にしてみました。
 
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給与所得者の業種別平均給与(男女別)


全業種平均では男性545万円に対し女性は293万円で、女性は男性の53.8%の水準、半分強と言ったところです。女性にとっては納得のいく水準ではないかもしれませんが、勤続年数や仕事内容等にいろいろと違いがあるのでしょう。この男女差は、実は業種によってかなり異なります。

 

賃金の多い業種は男性「金融業・保険業」、女性「電気・ガス・熱供給・水道業」

全業種の中で平均給与が最も高い「電気・ガス・熱供給・水道業」では、全体で759万円、男女別では男性802万円に対し女性は557万円となっています。女性の給与は男性の69.4%であり、全業種平均に比べたらかなり高い水準です。給与の額も他とは大きな差があります。この業種では、女性が長く安定して働くことのできる環境が比較的整っているのでしょう。最も平均給与が少ない「宿泊業・飲食サービス業」の全体平均251万円との差は508万円にもなります。
 
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電気・ガス・熱供給・水道業は女性にとって働きやすい環境が整っている?

2番目に給与が高い「金融業・保険業」では、全体で631万円、男女別では男性819万円に対し女性は415万円となっています。女性の給与は男性の50.7%であり、「電気・ガス・熱供給・水道業」と比べるとかなり低い水準です。女性にとっては厳しい業種と言えそうですが、改めて給与をみてみると、男性の給与が「電気・ガス・熱供給・水道業」を上回っていて、全業種の中で最も高くなっています。男性にとっては高い給与を期待できる魅力的な業種と言えそうです。

女性の男性に対する給与水準が最も低い業種は「卸売業・小売業」の46.3%で、男性の半分にも届きません。また女性の給与では「宿泊業・飲食サービス業」の170万円が最も低い額です。これらの業種で女性の給与が低いのは、何らかの理由が当然あるはずです。同じ世帯の中で他に収入源があるとか、独身で高い給与の追求より、やりがいや都合の良さ等を求めるなら、何も問題はありませんが、そうでないなら、何らかの対策を講じた方がよいでしょう。
 

給与別で見ると男性300超~400万円未満、女性100超~200万円未満がもっとも多い

もう一つ、給与所得者が給与別にどのように分布しているかを表にしてみました。5026万人の給与所得者を、100万円以下から100万円刻みで1000万円まで10階級、さらに1000万円超は500万円刻みで3階級と、2500万円超の全部で14階級に分け、さらに男女別でも載せておきました。
 
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給与所得者の給与階級別人数(男女別)


男女全体では300万円超~400万円以下に最も多く867万人います。次に多いのが200万円超~300万円以下の762万人、その次が400万円超~500万円以下の748万人となっています。平均値(平均給与)は440万7000円ですが、中央値はそれよりも低い額になっていそうです。2500万円超の給与所得者16万人や、2000万円超~2500万円以下の13万人が平均値をかなり上げているのでしょう。

男女別では、男性で人数が最も多いのは400万円超~500万円以下の524万人、女性は100万円超~200万円以下の495万人です。給与所得が1000万円超の人は男性で227万人、女性で22万人います。男性の方がかなり多いですが、女性でも給与が高い人はもちろんいて、2500万円を超える人が1万2837人います。

生活の良し悪しや幸福度は必ずしも給与額に比例しませんが、高い給与と低い給与のどちらが良いかと聞かれたら、高い方と答えますよね!? あまり他の人のことは気にせず、納得できる給与をもらえるよう一生懸命働き、良い人生にしていきましょう!
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