バレンタインデーは、恋人同士が愛の絆を確かめ合う日
2018年のバレンタインデーは水曜日。14日まで待たず三連休に勝負をかけるのもあり
しかし、最近は芸術品のような高級ショコラや今しか食べられない期間限定の貴重なチョコレートが街にあふれ、最近はチョコ好きの女性が同性同士で盛り上がりがちなイベントになりつつあります。
それはそれで楽しいものですが、おいしいチョコレートはチョコレートで楽しみつつ、せっかくのバレンタインデーを恋愛に活かす方法をお伝えします。
なぜバレンタインデーに女性がチョコレートを渡して愛の告白をするのが日本の習慣になったのか
そもそも、キリスト教由来の聖バレンタインの日。欧米諸国では恋人同士のイベントとしてカードや花を贈ったりしているのに対して、日本では女性が男性に一方的にチョコレートを贈る日として定着しました。これは1958年にデパートで開催された催事でチョコレート業者が行ったキャンペーンがきっかけとされていますが、日本中に長期に渡り根づくイベントとなるには、それなりに理由があるはず。3つ挙げてみますと……
(1)当時「愛の告白」「プロポーズ」などは男性がするもの、という意識が強かった
(2)現在のようなコミュニケーションツールがなかったので、「告白」という分かりやすい意思表示がないと付き合うきっかけがなかった
(3)学校や職場で渡しやすく、パッケージやテイストでアレンジしやすいものとしてチョコレートが重宝した
つまり、「愛の告白やプロポーズなどは男性がすべき」など固定観念にとらわれず、SNSやメールなどで好意を伝えることができれば、わざわざ年に一度のイベントにかこつけて想いを伝える必要もないとも言えます。これが、現代の日本のバレンタインデー=女性からの愛の告白、というイメージが薄れつつある原因かもしれませんね。
男心をつかむ、チョコレートの選び方は?
クリスマスと同様、キリスト教の教えになじみがないため、百貨店などの戦略に乗るかたちで進化を遂げてきたバレンタイン。今年もすでに芸術品のような海外ブランドのチョコレートや日本の人気ブランドのチョコレートが熱い視線を集めています。今年も、各種デパートが趣向を凝らしたバレンタインデーのキャンペーンを行っていて、注目のチョコレートは早くも売り切れ状態になっているようです。
今回取材を行った銀座の商業施設「マロニエゲート銀座2&3」でも、バレンタイン当日までこだわりのブランドやリーズナブルで親しみやすいチョコレートが並びます。アンジェリーナや HUGO&VICTOR といった、パリ直輸入のセレクション、今年ならでは新作がお目見えするなど、ワクワクするようなラインナップですが、男心をつかむチョコレートはどんなものがあるでしょうか? 恋する大人の女性の期待に応えてくれるチョコレートを紹介していきますね。
バレンタイン限定商品「ラヴィアンローズ」(6個入)税込3024円
1つ目は、バレンタイン限定商品「ラヴィアンローズ」(6個入)、税込3024円です。プラリネトゥールヌソル、ガナッシュカフェ、ポワールウィリアム、ソーテルヌ、プラリネノワゼット、ガナッシュペルー各1個入り。トリコロールカラーを用いた、ブックレットのようなパッケージは、ちょっと知的な印象も。可愛すぎるチョコレートは照れてしまう方、または、大人の男性に喜ばれるチョコレートを贈りたい方におすすめです。
日本料理店「賛否両論 ショコラセレクション」税込3240円
予約が取れない日本料理店「賛否両論」のチョコレート。ボンボンショコラ6個入、ペカンナッツ3種×50g入りで税込3240円。和の素材へのこだわりが感じられるショコラセレクションなので、違いが分かる大人の男性に贈るのにぴったりです。
ステファン・ヴァンデュパール「ヴァンデュパールセレクション」(6個入)税込2376円。
ステファン・ヴァンデュパールは銀座初登場。プラリネ、フルーツガナッシュ、カカオの産地にこだわったセレクションアソートで「ヴァンデュパールセレクション」(6個入)で税込2376円。本命チョコは味わいはもちろん、素材にこだわった上質なチョコレートを選びたいもの。気恥ずかしさがあるなら、パッケージ選びも重要です。シックな箱入りながら、赤いリボンで可愛らしさも感じてもらえるはず。
アンジェリーナ「缶入りショコラ」(上)税込1890円(100g)ジャンドゥーヤ入り一口サイズのチョコレート、「ハートショコラ」(下)税込2160円(7個入)
アンジェリーナの缶入りショコラは、価格帯も手ごろ。食べ終わった後にキュートな缶の入れ物が残るので、ただのキエモノにならないところもポイント。ヘーゼルナッツ、プラリネ入りでおいしさはもちろん、ハート型の缶でさりげない本命感を出すのも大人の女性にぴったりです。
本命チョコの渡し方のポイントとは?
普段自分をアピールするのが苦手な人こそ、イベントを活用して
(1)価格(高価なもの)よりパッケージや味で自分がもらってうれしいものを選ぶ
(2)「義理チョコ」との差別化のためメッセージを忘れず
(3)「よかったらどうぞ」感覚で押しつけがましさはNG
バレンタインデーは、あくまでも好きな人との距離をより縮めるためのきっかけのひとつ。昔のように普段は男性が告白するもの、バレンタインデーには女性が告白するもの、などと決めつけることもなく、チョコレートで盛り上がっているからといってムリにチョコレートを選ぶ必要もありません。
ただ、自由に選べて、自由にきっかけをつかめる今だからこそ迷ってしまうことも多いのです。恋愛に関しては意外と正統派がうまくいく可能性が高く、時には照れずに直球で勝負してみてはいかがでしょう。
【取材協力】
マロニエゲート 銀座 2&3