「幸せ」フィルターを持つ
幸せ体質な人は、人に好かれやすい!
自分に起こる出来事そのものには、実は良いも悪いも、幸せも不運もありません。それは解釈する人によって変わってきます。
例えば、「レストランで出てきた料理がまずかった」とします。その状況を単に不運な出来事にする人もいれば、笑い話にする人、自分への学びにつなげる人などそれぞれです。
多くの人が「美味しくない店に入ってしまって、自分は不幸だ」と思うものでしょう。でも、それでは普通です。人に話したところで、単なる愚痴に終わるでしょう。
逆に、「どうして美味しくないのかを真剣に分析してみる」となると、なかなか興味深い話になってきます。「どうしたらここまで不味くできるのか?原因は、この酸味か?」「マヨネーズをかけたら、食べられるようになった。マヨネーズって、最強!」「この刺し身は、なんでこんなに鮮度が悪いのか?この店では、敢えて2日ほど寝かしているのか?(苦笑)」など、色々と考えていくと、笑い話になったり、ユニークな出来事に変わったりしてきます。
更に、「こんなにまずいレストランでも経営できるのであれば、自分がこの町でレストランをやったら繁盛するに違いないから、出店しよう」なんてことになれば、人生を変えるきっかけにもなるわけです。
これはお笑い芸人さんにも言えることです。普段から笑えるエピソードを色々と持っている芸人さんはいらっしゃいますが、実は彼(彼女)たちは、自分に起こったあらゆる出来事を“笑いに変換する力”があるから、話が面白いことが多いのです。別に彼(彼女)らにばかり特別なことが起こっているわけではないのです。
それで言うと、結局、「幸せ体質な人」というのも、四六時中ラッキーなことが起こっているわけではなく、自分が体験している出来事から「いい部分=メリット」を見つけ出し、「幸せに転換している」ことが多いのです。
例えば、幸せ体質の人は、悪いことが起こっても、そこで大切なことを学び、「いい勉強になった!」と言うことも多いもの。それが経験となり、知識となり、今後の知恵にもなります。単に被害者ぶって、「不幸なことが起こっただけの人」にはなりません。
「幸せ」に変換するためにも、能動的にその出来事と向き合って、自分の中の「幸せ」フィルターを通すことが重要です。単に受け身でいては、「幸せ」に変換なんてできません。過ぎ去っていくだけです。常に今ある環境での「いい部分」に目を向けられるようになることが大切なのです。
ポジティブシンキングな人の傍にいると、自分も今ある幸せに気付きやすくなり、楽しい気分になれます。だから幸せ体質な人は、人に好かれやすいのです。
ここまで読んできて、自分がモテないのは、「自分の条件が悪いことだけが原因ではない」ことに、気付いてきたのではないでしょうか?
さらに言えば、自分のスペックが良くないからこそ、逆にいい恋を掴みやすくなることもあります。それについて、最後に紹介します。