メルカリの使い方/メルカリの基本情報・ルール

メルカリで転売は禁止?正規ルールや注意点まとめ

メルカリでの転売は、出品の仕方によっては禁止行為に当たりルール違反になるかもしれません。それにユーザーからの通報されるケースもあります。実際に転売が儲かるのかは、安く買える仕入れ先を確保しないといけないため微妙なところでしょう。今回の記事でメルカリでの転売についてメルカリの基本ルールや注意点を見ていきたいと思います。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

転売に関するメルカリの基本ルール

メルカリで転売しても大丈夫?

メルカリで転売しても大丈夫?

「ネットで転売をして儲けたい」などはよく聞く話ですが、ガイド個人は利益目的で転売をすることはほとんどありません。理由は簡単で、そう簡単に儲かる商品が見つかるわけではないからです。この辺りは、専門で商売をしている方には勝てそうもないので、フィールドが違うということで手出しはしていません。

メルカリにおいても、転売で儲けるという話が出ているのは事実です。そこで「転売は違反にならない?」と気になる人も多いでしょう。今回はメルカリの基本ルールなど転売における注意点を解説します。

メルカリで買った商品の転売は基本的に不可

まず、メルカリ内で購入した商品を著しく高い金額で転売するのは、メルカリの禁止行為になっています。例外としては、サイズが合わなかったなどの理由で、送料や手数料、クリーニング代程度を上乗せした金額での出品は認められています。


メルカリで購入した物を、著しく高い金額で売るのはルール違反。ただし例外もあり

メルカリで購入した物を、著しく高い金額で売るのはルール違反。ただし例外もあり


洋服の場合、サイズが合わないのであれば使うことができないので、売るのは仕方ないと思います。実は、先日モンクレールのダウンが、こういった理由で出品されている商品を見ました。アウターだと実際に着てみないとサイズ感がわからないし、中に何を着るかでも違ってきます。そのため、購入した人にはサイズが合わなかったようです。でも、他の商品と比べても価格にあまり差がないので、転売目的というわけではないのだなと感じました。

メルカリでの転売は「意図的」と判断される

自分のお金で買った物だからいくらで売ってもいいじゃないか、という意見もあるかもしれません。でも、先ほど書いたように、メルカリでは買った値段よりも著しく高く売るのを禁止しているので、このルールは守らなければなりません。それを無視して「知らなかった」とか「たまたまたこの値段で売れた」というのは、ちょっと問題かなと感じます。これがオークション形式であれば、入札者の数や予算などで、自分が購入した金額を落札金額が上回ることもあるのですが、メルカリはオークションではありません。自分で値段を付けるのだから、転売は意図的といえます。

転売を見つけたら通報する

メルカリボックスを見てみると、転売についての質問もいくつかあります。購入されたと思ったら、すぐに何倍もの価格で出品されていたという話もありますし、さらに、同じ商品が次々に転売されるということもあるようです。もし自分が売った商品が転売されているとわかったら、まずは通報をすることを考えましょう。出品者に直接コメントを送っても、恐らく相手にされません。なので、メルカリ事務局に通報した方が確実だと思います。

■通報する方法
商品ページにある旗のマークをタップします。

商品ページの旗マークをタップ。※商品はダミーで出品

商品ページの旗マークをタップ。※商品はダミーで出品


不適切な商品の報告が表示されるので、タップします。

不適切な商品の報告をタップ。

不適切な商品の報告をタップ。


違反の種類として「本物ではないブランド品」「「宣伝・探し物」「「医薬品・医療品」「アダルト商品」「他サービス誘導・直接取引・交換」「福袋(中身がわからないセット)」「その他」があります。転売は、「その他」を選んでおけば大丈夫です。

違反の種類によって該当項目を選択する

違反の種類によって該当項目を選択する



メルカリでの転売はオススメできない3つの理由

メルカリ転売で儲けることができるかどうかは別として、ガイド自身はあまりオススメできません。理由は3つです。

■メルカリが転売を好まない
ルールにもありますが、メルカリ自体があまり転売を好んでいない印象を受けます。たとえば、手元にある商品の画像を使わないで出品するのもルール違反ですし、予約や取り寄せが不可なのも、転売を防ぐためのルールなのかなと感じます。

■送料や手数料があるので利益がでる商品を見つけるのが難しい
メルカリには10%の販売手数料が必ずかかりますし、送料も出品者が負担することが多くなっています。もちろん、着払いで送ることもできますが、他のユーザーが送料を負担しているのに自分だけ違うとなると、売れにくくなるのは目に見えています。なので、転売をするにしても、販売手数料と送料の負担があるので、それを払っても利益が出るような商品を見つける必要があります。

■プロが参入している
メルカリが転売を好まないといっても、転売を商売にしているユーザーがメルカリには参入しています。正直、そういった人たちと戦うのは素人には難しいと思っています。情報量や資金も違いますし、仕入れ先をどれだけ知っているのかも違います。いきなり仕入れをしてしまうと在庫の山になりかねません。

転売におけるペナルティ

本気で転売をするとなると、複数のアカウントをとったり、在庫がないのに販売をするといったメルカリのルールに反する行為をすることになります。たとえば、今は手元に在庫がないけれど、海外から輸入します。到着まで2週間くらいかかりますといった出品は、禁止行為になっています。(禁止行為:海外から商品を配送すること。手元にない商品を予約、取り寄せで販売すること)

このような商品がメルカリに見つかったり、ユーザーからの通報を受けると、ペナルティが課せられる可能性があります。最初は一時的な利用停止なのですぐに復活できるかもしれませんが、常習犯になるとそうはいきません。強制退会になることもあり、そうするとアカウントを作ることができず、メルカリに参加することすらできなくなってしまいます。

転売だと思われるケース

メルカリ内の商品を見ていて、これは転売だなと思うような物には共通の特徴があります。ここでは代表的な特徴を3つ紹介していきます。

■同じ商品をたくさん出品している

転売をするためにたくさん仕入れをするので、出品する商品も多くなります。しかも、同じ商品を大量に出品するケースがけっこうあるのです。

写真がカタログなどの切り抜き
実際の商品の写真ではなくカタログなどの切り抜きを使っていることもあります。しかも、他の商品でも同じ画像を使うことが多々あり、商品をたくさん持っていることがわかります。でも、これは禁止行為に指定されています。

■サイズや色を選んでください
色違いの商品が並んでいる画像を掲載して「色を選んでください」という選択制にしていたり、「サイズをお知らせください」といった内容が書かれている場合も転売の可能性があります。海外ブランドの靴などでけっこう見かけるのですが、これはメルカリのルール違反です。複数の商品を掲載し、その中から購入する商品を選択させる形式の出品は禁止行為になっています。



メルカリで転売をするためには、利益を考えるだけではいけません。ルール違反をしてしまったらペナルティを受けるリスクは高いでしょう。そうならないためにも、転売となる行為は避け、サイズが合わなかったなどの例外的な場合でも最低限のルールを守って出品をしていきましょう。



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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