アメリカ/フロリダ

フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド攻略法2018

フロリダ州オーランドにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)」は、4つのディズニーパーク、ディズニー・ウォーター・パーク、スポーツ施設、商業施設、リゾートホテルで構成される巨大なエンターテイメントエリア。今回は、ウォルト・ディズニー・ワールドの魅力やおすすめのアトラクション情報、空港からのアクセスやチケットの料金、ファストパスやまわり方のコツをご紹介します!

東 リカ

執筆者:東 リカ

ブラジル・アメリカ・ポルトガルガイド

フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド

フロリダディズニーundefinedマジックキングダム

ディズニーワールドのマジックキングダムにあるシンデレラ城

フロリダにある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(Walt Disney World Resort、略称: WDW 以下、ディズニー・ワールドもしくはWDW)」は、山手線内側約1.5倍の大きさという巨大なエンターテイメント施設。4つのディズニーパークに加え、2つのディズニー・ウォーターパーク、スポーツ施設、商業施設、25ものリゾートホテルで構成されています。

今回は、私も2018年の年越しを体験してきたばかりのディズニー・ワールドについてお伝えします。

<目次>

気温や服装は? オーランド基本情報

ディズニー・ワールドがあるのは、フロリダ州オーランド。東京からの直航便はないため、通常アメリカの都市で乗り継ぎすることになります。所要時間は、一度の乗り継ぎで18時間程度。時差は、日本が14時間進んでいます(サマータイム時は13時間)。
フロリダディズニーundefinedアニマルキングダム

12月末のマジックキングダム。曇り空で気温は10度前後。

気温ですが、夏の日中は30度を超え、夕方スコールが降っても20度を切ることはまずありません。スコールは、夏場、毎日のように降りますが、数時間で上がります。荷物になる傘よりもポンチョの利用が一般的のようです。

冬場も20度以上の温暖なイメージがありますが、実は朝晩と10度以下まで冷え込むことも多々あります。日中も10度まで気温が上がらない日も珍しくありません。冬季に夜までディズニーパークを楽しみたい人は、軽くて暖かい上着が必須です。なお、2つあるウォーターパークは、冬の間は1つがメインテナンスのため、閉園しています。1つは開いていますが、天候によってはかなり寒いので、事前にウォーターパークのチケットを購入するのは、危険かもしれません。

ディズニーパーク基本情報

フロリダディズニーundefinedキャラクターショー

シンデレラ城の前で行われたステージ「ミッキーのロイヤル・フレンドシップ・フェア」

ディズニー・ワールドには、「マジック・キングダム」「ディズニー・アニマルキングダム」「エプコット」「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」の4つのディズニーパークがあります。
フロリダディズニーundefinedマジックキングダム

マジックキングダムのシンデレラ城

「マジックキングダム」は、シンデレラ城を中心とした「ザ・ディズニー」ともいうべきパーク。ホリデーシーズン限定で、シンデレラ城は氷の城に変身しています。

ちなみに、もう1つのシンデレラ城は東京ディズニーランドにありますが、フロリダの方が189フィート(約58m)で7mほど高いそうですよ。

アニマルキングダムundefinedツリー・オブ・ライフ

ツリー・オブ・ライフの動物たちが動きだす

「ディズニー・アニマルキングダム」は、「ツリー・オブ・ライフ」を中心とした自然と冒険をテーマにしたパーク。2000頭以上の動物が暮らす園内では、バッジを集める「ワイルドネス・エクスプローラー」など、アトラクションに乗らない時間も楽しめます。

アニマルキングダムundefinedナイトショー

最新テクノロジーを駆使した美しいナイトショー「リバー・オブ・ライト」

2017年5月には、「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」という映画「アバター」に登場するナヴィ文化を体験のできるアトラクションがオープンし、人気を集めています。また、最新テクノロジーを駆使した水上の光と音楽のショー「リバー・オブ・ライト」も見応えがあります。

「エプコット」は、球体の「スペースシップ・アース」を中心とした未来の生活と世界の文化をテーマにしたパーク。「ワールド・ショーケース」と呼ばれるエリアには、湖を中心に世界11カ国のパビリオンが立っていて、館内ではその国々の文化に触れるアトラクションや食事を楽しむことができます。また、各国に所縁のあるキャラクターグリーティングも人気です。

また、「フューチャーワールド」と呼ばれるエリアでは、未来の世界や最先端テクノロジーをテーマにしたアトラクションを楽しむことができます。

「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」は、ディズニー映画やアニメーションをテーマにしたパーク。本格的なミュージカルショーやスタントショーなどが楽しめます。「スターウォーズ」の世界が体感できるのもファンには魅力で、特に2016年から始まった花火ショー「スター・ウォーズ:ギャラクティック・スペクタキュラー」は人気があります。
なお、ホリデーシーズンは、雪が降るサンセット・ブルーバードを始め、パーク全体で華やかなデコレーションを楽しむことができますよ。


ディズニーパークチケットの値段、購入方法

パークを利用するには、「マジック・ユア・ウェイ・チケット」と名付けられた1日の入園券を購入する必要があります。2日券3日券など複数日チケットは、1日目の入園以降、13日以内もしくは有効期限内有効。つまり、2日券を購入し、ディズニーパークの間に例えばユニバーサルスタジオの観光を挟む、といった使い方もできます。

また、複数のパークに出入りできる「パークホッパー」やウォーターパーク、ゴルフなども楽しめる「パークホッパー・プラス」というオプションもあります。基本は1パーク1日で考えると良いと思います。

値段は混雑状況によってバリュー・レギュラー・ピークの3パターンに分かれています。バリュー価格なのは、9月などアメリカの学校が休みではない時期の平日です。例えば、年末年始のようなピーク時は、バリューやレギュラーチケットでは入場できません。

ご参考までに、マジック・ユア・ウェイのマジック・キングダム1日券レギュラーの価格ですが、10歳以上で$115.00USドル、3~9歳 $109.00USドルです(2018年1月現在)。マジック・ユア・ウェイ 1日券はマジック・キングダム・パーク専用と、その他3パーク向けとで料金が異なりますので、気をつけて。

チケットの購入は、当日パークの窓口でも購入できますが、USオフィシャルサイト(英語)などで事前に購入しておけば、アトラクションのファストパス・プラスの予約(後述)ができるので、ピーク時や人気アトラクション狙いなら、こちらがおすすめです。

詳しくはオフィシャルサイト(日本語)をご参考ください。

直営ホテルに泊まると特典いっぱい!

ディズニーホテルundefinedピンバッジundefinedお土産

カリブビーチリゾートホテルでもらったピンバッジ

ディズニー・ワールド内には、豪華なものから、エコノミーなものまで、25もの直営ホテルがあります。直営ホテルに宿泊すると、「ファストパスプラス」予約(後述)、 「エキストラ・マジックアワー」と呼ばれる優先入場、「マジックバンド」(後述)の無料配布、無料シャトルバス、空港送迎といった宿泊特典があります。また、アメニティや食事もディズニーグッズが揃っています。ディズニーが旅のメインなら、直営ホテルが断然おすすめです。
ディズニーリゾートundefinedシャトルバス

巡回シャトルバスの到着予定案内

ところで、見落としがちですが、リゾートホテル内、ディズニー・ワールド内といっても、それぞれが相当の広さを誇り、場所によっては目的地までの移動にかなりの時間がかかってしまいます。

ホテルの位置や価格はオフィシャルサイトから比較できますので、参考にしてくださいね。

オーランド空港から直営ホテルへのアクセス

オーランド空港からディズニー直営ホテルまでは、「マジカル・エキスプレス」という無料シャトルバスが出ています。こちらを利用する場合は、ディズニー直営ホテルを予約する際に、代理店、オンライン、もしくは電話で一緒に予約が必要です。

「マジカル・エキスプレス」の予約が完了すると、出発の2、3週間前までに案内書とラゲッジタグが送付されます。このタグは、預ける荷物につけます。朝5時から夜10時までの到着は、荷物は別にホテルの部屋まで運ばれますので、乗車に必要な「マジックバンド」を始め、すぐに必要なものを預ける荷物の中に入れてしまわないよう、注意しましょう!それ以外の時間帯は、荷物を持ってシャトルバスに乗車することになります。

「マジックエキスプレス」を利用しない場合は、タクシーやウーバー、リフトなどのサービスを利用して下さい。空港からディズニー・ワールドまでは、車で30分ほどです。

直営ホテルからパークへのアクセス

フロリダディズニーundefinedシャトルバス

ディズニーホテルとパークなどの施設を結ぶ専用シャトルバス

ディズニー直営ホテルから、ディズニーパークやディズニーのショッピングエリアまでは、無料シャトルが巡回しています。通常20分おきほどにシャトルが出ていますが、ホテルと目的地の距離はもちろん、時間帯によっては、道が渋滞するためホテル=パーク間の移動に待ち時間も含めると1時間近くかかってしまうこともあります。余裕を持ってスケジュールを組みましょう。

また、マジック・キングダムやエプコットへは、付近のホテルからは無料のボートやモノレールでアクセスすることもできます。

なお、ユニバーサルスタジオやアウトレットモール(Orland Vineland Premium Outlets)などディズニー以外の場所に遊びに行く際は、ウーバーやリフト、タクシーを利用するのがオススメです。

マジック・バンドとファストパス・プラス

ディズニーundefinedマジックバンド

色のカスタマイズも可能なマジックバンド 

マジックバンドは、ディズニーのオンラインアカウント「マイ・ディズニー・エクスペリエンス」とリンクさせることで、ホテルのルームキー、入園チケット、ファストパス、フォトパス、お財布(ホテルでクレジットカードとのリンク、4桁のパスワード設定が必要)として使える腕輪のこと。ディズニー直営ホテルに宿泊するとチェックイン時に無料でもらえます。

アトラクションundefinedエクスペディション・エベレスト

アニマルキングダムの「世界の頂上へと旅する」ジェットコースター、「エクスペディション・エベレスト」

ファストパス・プラスは2013年に導入されたアトラクションの事前予約パス。パークのチケットを購入すると、追加料金なしの無料で利用できます。使い方は、予約時間にファストパス専用入口に行き、マジックバンドもしくはカードでタッチするだけでです。

予約は1日1パーク3つまで。また、3つのパスを使い切ったら、4つ目の予約、4つ目を使い切ったら5つ目と、それ以降は順次予約が可能です。

この予約がないと、年末の混雑時期にアトラクションに乗るのは、不可能といっても過言ではありません。また追加予約も人気のアトラクションは常にいっぱいで難しいので、乗りたいものがあるならば、早めにファストパス・プラスの3つの予約をお勧めします。

ファストパス・プラス予約の開始は、ディズニー直営ホテル宿泊者は60日前から、それ以外の人は30日前から。人気アトラクションは、すぐに予約枠がなくなってしまうので、できるだけ早くフィックスしたいところです。

予約は、公式サイト、WDWアプリ、直営ホテルのフロント、パーク内FP+キオスクでできます。園内には無料WiFiもありますので、WDWアプリがあると便利です。

大晦日の「マジックキングダム」では、予約していたアトラクション、スペースマウンテンが一時閉鎖するというトラブルがありました。その際も振り替え可能なアトラクションを調べたり、復旧が告知されるWDWアプリが役に立ちました。

WDWアプリMy Disney Experienceのダウンロードはこちらから
AppStore
GooglePlay

混雑は必至!年末年始に行く際の検討点

年末年始は最も大勢が訪れる時期。大晦日のマジック・キングダムでは、午後の入場制限があったり、トイレにまでスタッフが人の整理に入るほどの大混雑です。レストランは、予約をしていても待たされるほど。それでも行きたい!という人が多いのは、きっと12月中続くクリスマスデコレーションやパレードの特別感と花火のためだと思います。
マジックキングダムundefinedシンデレラ城undefinedライトアップ

花火の絢爛さはもちろん、パレード、ステージ、全員参加型のダンスパーティーなどキャラクターが盛り上げるイベントも盛りだくさんで、年越しはやっぱりここで、というディズニーファンが多い。


特にマジックキングダムのシンデレラ城を中心としたライトと花火、それに360度の花火は全米1豪華と言われるだけあって、本当に凄いです。それまで混雑でちょっと疲れ気味になっていた来場者にも、楽しいお祝いムードが戻ってきます。世界中の人がパーク内で配布される帽子やラッパを使っていて、一体感もあります。
マジックキングダムundefined年越し

年越しを祝う帽子とラッパ


混雑解消のため、マジック・キングダムでは、12月30日の23:50分からと31日の18:30と23:50分からの2度、花火「ファンタジー・イン・ザ・スカイ」が上がりました。2度目は、宿泊していたディズニーホテルから見たのですが、マジック・キングダム、エプコット、ユニバーサルスタジオ3箇所の花火が見え、ちょっと得した気分でした。

私の反省点は、何と言っても、もっと早くから計画するべきだったということ! レストランやアトラクションのファストパスは、一カ月を切ってからでは、予約できないものがたくさんありました。

マジック・キングダムで混雑を少しでも避けるなら、一般開演前の優先入場、「エキストラ・マジックアワー」(7時から8時)やカウントダウン以降のアフターアワー(0時から1時)を利用したいところですが、18時間ずっと激混みのパーク内にいるのは、子供連れの場合などは特に、かなり大変です。

徒歩もしくはモノレールなどシャトルバスを使わなくても移動できる近場のホテルを予約して昼間一旦休憩したり、6時半の花火の後はホテルに戻ってホテルからカウントダウン花火を楽しむなどできるといいですね。

また、通常のレストラン予約はもちろん、食事をしながら花火などのエンターテイメントを楽しめるダイニングを予約できれば、満足感は高いはず。

他にも、小さなことですが、スナックやドリンクを買うのにも並ぶので、ちょっとしたお菓子や水を持参するのもいいかもしれません。ピクニック一式を持ち込んでいた強者家族も数組、見かけましたよ。入園間のバッグチェックで並ばないことを優先するべきか迷うところではありますが…。

個人的には、もしまたディズニー・ワールドへ行くならば、ホリデーシーズンのデコレーションやイベントが始まっていながらも、まだそれほど混雑していない11月末の、それもできれば平日がベストだと思います。
お土産undefinedニューイヤーグッズ

記念になる2018年限定グッズ


とはいえ、ディズニーファンなら一度はディズニー・ワールドの年越しを体験してみたいもの。もしトライするなら、できるだけ余裕をもって、じっくり計画、早めの予約をして下さいね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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