田舎暮らし、検討しませんか? ガイド厳選の物件を紹介!
空き家を無料で譲り受け、田舎暮らしをスタートする若者が出てきています。全国にある空き家は800万戸超。今後も更にその数は増えると予想されます。インフラ不便、メンテナンス必須等のハンディを背負いながらも、家賃という負担から解放される0円から限りなく0円に近い物件まで。全国の空き家バンクからピックアップしてご紹介します。
<目次>
築133年の風雪を耐えてきたコンプリートな古民家を無償で譲渡します(石川県羽咋市)
日本海に突出する石川県・能登半島の基部西側に位置する町。東側には宝達丘陵の一つである碁石ヶ峰を仰ぎ、西側は日本海に臨み、海岸線はなぎさドライブウェイがあります。建築年は明治17年! 大規模な補修が必要です。昭和に入ってから増築された建物がありますので、ソコを基地にして母屋をゆっくりセルフリノベーションしましょう。
譲渡条件
・売買希望額は0円ですが、贈与税等の諸費用が必要
物件の概要
・所在地/石川県羽咋市四柳町
・構造/木造2階建て
・宅地面積/約230平方メートル(約95坪) 床面積/約517平方メートル
・1階/和(8畳4室)、和(6畳)2階/和(6畳)、和(8畳)
とんでもない広さ! 3棟丸ごと借りて家賃0円(岡山県瀬戸内市)
昔ながらの港町の風情のある町並みが残る、牛窓地域の賃貸物件です。市の中心街まで車で15分程度とほどよい距離。温暖な気候と日照量の多さという好条件もあり、農業が盛んで新規就農者の人気地の1つになっています。四方は山に囲まれ、25世帯ほどが暮らす静かな山村。のんびりと晴耕雨読の生活がしたい人には、良い環境だと思います。海も近く、買い物や医療施設なども車で20分圏内にあります。15年程前に屋根と主要構造部分をリフォームして、その後は放置されたまま。入居者のセンスで古民家を蘇らせて欲しいとのこと。
譲渡条件
・現状のまま賃貸すると家賃は0円
・別途に火災保険(月3,000円)+固定資産税(月2,000円)の計5,000円が必要になります
・5年以上の長期賃貸は不可。それ以上の期間を希望する場合は、応相談
・売却も可能/希望価格500万円
物件の概要
・所在地/岡山県瀬戸内市牛窓町鹿忍
・構造/木造2階建て2棟と平家1棟・間取り9K
・宅地面積/614平方メートル(186坪)建物面積/1階 約180平方メートル 2階 約53平方メートル 延べ234平方メートル
・1階/和(8畳4室)、和(6畳)2階/和(6畳)、和(8畳)
・瀬戸内市>>オフィシャルサイト
移住して住宅の新築をすれば町有地の一部を無償で差し上げます(北海道二海郡八雲町)
北海道渡島半島の北部にあり、函館市と室蘭市の中間に位置する町で、農業・漁業ともに恵まれた立地となっています。団地現地は内浦湾に面し、JR八雲駅から徒歩30分(車で5分)、縦貫自動車道八雲ICから車で3分。都市計画区域内(建ぺい率60%、容積率200%)で、町道整備(除雪有り)、電気、上水道、プロパンガス対応、ADSLの接続が可能です。
譲渡条件
・受付募集期間は平成30年2月28日まで
・契約を締結した日の翌年12月31日までに住宅を建築し、居住(住民登録を含む)すること
物件の概要
・所在地/二海郡八雲町花浦87番地内 スロータウン花浦
・募集区画/約160~約267坪の7区画
・譲渡方法/無償譲渡(住宅を新築するまでの期間は無償貸付)
・物件詳細>>移住者に土地を無償で差し上げます
・問い合わせ先>>八雲町役場 企画振興課企画係 電話 0137-62-2300
・八雲町のオフィシャルサイト>>太平洋と日本海 二つの海を持つまち
海岸まで2分! 静かな漁師町の小さな家を月5000円で借りられます(熊本県天草市牛深町)
天草の過去10年間の年平均気温は、16.2度。暖流の影響で、海岸部の一部において無霜地帯があるなど、冬は暖かく、夏は比較的涼しい海洋性の気候を呈しています。牛深町は、天草諸島の下島の最南端に位置し、最も著名な行事としては毎年4月に行われる「牛深ハイヤ祭り」が挙げられます。賃物件は日本の夕日百選に選ばれた小森海岸まで2分の、静かな漁師町にあります。2K+S(納戸)の小さな建物で、釣り好きの方におススメ。トイレ、風呂が別棟になっていて修繕が必要で、建物も多少リフォームが必要です。
譲渡条件
・売却も相談可能
・契約時は不動産会社の仲介が必要
物件の概要
・所在地/熊本県天草市牛深町
・構造/木造平屋建て
・宅地面積/約116平方メートル 床面積/約39平方メートル
・天草市のオフィシャルサイト>>日本の宝島“天草”
空き家を地域のお荷物から地域の活性化の拠点にリノベする
空き家バンクで取り扱っている物件には、人が住まなくなった過疎地にあったり、経年劣化でリフォームに多額の費用が掛かったりするケースがあります。こうしたハンデキャップがあるため、0円空き家が登場してきたわけです。後々トラブルが発生しないように、空き家所有者と空き家利用希望者間での綿密な交渉は不可欠。それに無償譲渡物件を貰い受けても、贈与税等の諸費用が必要になってきます。詳細を把握するためにも、当該物件のある役所や税務署にも相談することも重要になってきます。
2030年には、2000万件を超えると予想される(総務省より)全国の空き家件数。地域の厄介モノになりつつある空き家を、あなたの田舎暮らしの拠点にする! そして、そこをベースに地元を元気にするアクションを始めれば、空き家バンクが地域の資源に変身するのではないでしょうか。
全国の空き家探しはココから>>空き家情報-JOIN(一般社団法人 移住・交流推進機構)
<関連記事>