台中に日帰りで行く! おすすめカフェ巡り
台中に日帰りで行ってみませんか? 台北から高鐵(新幹線)で行けば50分!そこで今回は台中に日帰りで行くならココだけは行くべき!というインスタ映えも狙えるおすすめカフェをご紹介します。<INDEX>
- ivette cafe…朝から開いている可愛いカフェは雑貨も素敵
- Coffee Stopover…コーヒー好き必見のロースターカフェ
- CJSJ…ここのケーキを食べたらいっぺんで台中が好きになる!
台中おすすめカフェ1.ivette cafe
可愛いカフェは好きですか? それなら朝ごはんをパスして早朝の新幹線に乗り、台中へ向かいましょう! お目当ては朝早くから営業しているivette cafe(イヴェットカフェ)。イヴェットという店名は、女性オーナーの名前から付けられたもの。「愛が大切。だから、店の中は犬も猫も入ってきていいわ。子供ももちろんウェルカム!」という、彼女の愛がぎゅっと詰まったお店をご紹介します。
オーナーのivetteさんは、かつてオーストラリアのブリスベンで留学し、オーストラリアのホテルやカフェでバリスタの修業を積みました。オーストラリア育ちのご主人と知り合い、結婚。台湾には自分たちが望むようなカフェがない事に気づき、ivetteさんがかつて暮らしていたこの台中でカフェを開くことにしたんです。
オーストラリアの朝と言えば欠かせないのがカフェ。そこでivette cafeも8時30分開店と、まさにオージースタイル。
出社前にコーヒー片手にインターネットをチェックしたり、友達と待ち合せたり、という素敵な1日のスタートを切るのに最適な空間。もちろん、朝早くから行動したい私たち旅行者にも、ぴったりなんです。
ペパーミントグリーンの外観もさることながら、中のインテリアもとても素敵。そしてメニューはかなり本格派。それでは、おすすめ料理をご紹介しましょう。
■食べ物と生活のおいしい関係がぎゅっとつまってる!
ivwtte cafeは朝早くから開店しているだけあって、朝食メニューが豊富です。ガイドイチオシの朝ご飯メニューのひとつが、スマッシュエンドウと目玉焼きにハムがのったトースト。トーストしたパンにエンドウ豆のソースをたっぷりとかけて、その上に目玉焼きとスペインの生ハム、チーズなどを大胆にトッピング。がぶりと食べれば、お口の中で幸せな相乗効果を起こすんです。
ivette cafeにはスムージーやアサイーボウルもあります。抹茶とゴジベリーのグラノーラは、ココナッツフレークと抹茶が相性抜群。ざくざくとした歯ごたえがたまりません。グルテンフリー用に、お米のグラノーラとココナッツミルクを使ったココナッツチアシードプリンボウル(360台湾元、約1354円)もありました。
台湾に来たら食べたいマンゴーやバナナが入ったスムージー「Beach Boy(220台湾元、約827円、季節限定)」を飲めば、朝からパワーがみなぎります。
■インスタ映え必至! なランチメニューも見逃せない
オーナー夫妻は食べることが大好き! 良いものを多くの人々とわかちあいたいとの思いから、他ではなかなか出会えない食材やメニューが満載です。「すべての材料がどこから来ているものなのか、ちゃんと把握しておきたくて」とivetteさんが言うとおり、メニューにびっしりと書かれた4ページにわたる食材仕入れ先リストは圧巻! 健康で安心できるものを使って料理を提供したい、という熱い想いが伝わってきます。
ブリティッシュスコッチエッグは、半熟ゆで卵をチキンのソーセージで巻いてからりと揚げたもの。衣がサクサクで、付け合わせのサラダと食べると止まらなくなる美味しさなんです。
ビーツを練りこんだパンにハルミ(Halloumi)チーズとポーチドエッグを載せたトーストは、ほんのりガーリックを利かせたビーツソースがたまらない、ガイドおすすめメニュー。濃厚なハルミチーズとソース、そして柔らかなポーチドエッグを一度に味わうと美味しさが口いっぱいに広がるので、ぜひ大胆に手でつかみ、大きな口を開けて食べてみてください!
カフェの2階は雑貨のセレクトショップになっています。ivetteさんの審美眼にかなった美しい品々は、見飽きることがありません。台湾製のグッドデザインな陶器も揃っているので、雑貨好きなかたはどうぞお見逃しなく!
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■ivette cafe
住所:台中市西屯區朝富路120號(Googleマップ)
アクセス:高鐵台中駅からタクシーで約10分
TEL:(04)2254-5411
営業時間:8:30~17:00
定休日:なし
FB:https://www.facebook.com/pg/ivettecafe
台中おすすめカフェ2.Coffee Stopover
今、台湾ではサードウェーブ系カフェがブーム。それも自家焙煎をしているロースターカフェが人気で、台中のロースターカフェは300軒はあると言われています。そんな台中でカフェブームを牽引している店のひとつがこちら、Coffee Stopover(コーヒーストップオーバー)なんです。
カウンター席とコーヒーを淹れている場所はかなり近い。ファクトリーに紛れ込んだかのような雑多な感じがたまらない
1階がどっしりとした焙煎の機械とコーヒーカウンターがあり、席は4席。コーヒー豆の麻袋が無造作に転がっているような、ラフなスタイルです。
「コーヒーは神秘的なものとかじゃないから、オープンな空間にしたかったんです」というオーナーの言葉どおり、1階はオープンに、2階はメンズライクなインテリアでくつろげるテーブル席になっています。
ストップオーバーという名前は飛行機のストップオーバー(出発地から目的地までの間に、ある空港を経由してそこに少しだけ滞在すること)から由来しています。どこからか来た人がこのカフェに少しとどまり、そしてまた旅立つ感じをイメージしているんです。
■ひとりひとりの好みに合わせてカスタマイズ
6種類の飲み比べセットもあります(450台湾元、約1694円)
たとえばCoffee Stopoverにはカフェラテというメニューはありません。お客さんがミルクの量を自分で調節することで、ラテの濃さを決めることができるんです。
■エスプレッソの注文はこんな感じ
エスプレッソ90台湾元(約338円)
- 浅焙(浅煎り)、中淺焙(中浅煎り)、中焙(中煎り)、中深焙(中深煎り)、深焙( 深煎り)から選びます。焙煎だけではなく、それぞれ豆の種類のブレンドも異なりますから、ここはじっくり考えたいところ。
- 飲み方を決める。エスプレッソにするか、さらに濃いリストレットにするか、ふわふわに泡立てたミルクを加えるか、ブレンドコーヒーと1対1にするか……熱いお湯で割ればアメリカーノになります。
■コーヒーの注文は器具まで選ぶ
ハンドドリップの器具の穴を上から見たところ。左がHARIO
- 豆を選ぶ
- 有田焼、KONO、HARIOから抽出の器具を選ぶ。メニューのイラストだと、どれもペーパーフィルターのドリップにしか見えないんですが「見かけは変わらなくても抽出する穴の数が違うので、落ちる速度も味も違ってきます」とのこと、納得です。
- 濃さを選ぶ
■コーヒーと中国茶のブレンド
中浅煎りのBackpackerと杉山烏龍のブレンドで、ミルクフォームを1:1で合わせたスタイル220台湾元(約828円)
- 浅焙(浅煎り)と紅玉紅茶(台湾産の紅茶)
- 中淺焙(中浅煎り)と烏龍茶
- 中焙(中煎り)と鉄観音
- 中深焙(中深煎り)と乃(乃は女へん)萱紅茶
- 深焙(深煎り)と東方美人
「1:1」はミルクフォームが加わるのでスワンのラテアートが
さらに「一起煮」という、コーヒーと紅茶をマシンで一度にエスプレッソにするというメニューもあります。
■さらにコーヒーは分子料理ならぬ分解スイーツに進化する
Decomposition Caramel Macciato(分解キャラメルマキアート)180台湾元(約677円)コーヒーソーダ付き
「日本の抹茶がいろんなスイーツに変わっていくのにヒントを得ました。ここはコーヒー店なのでスイーツも全てコーヒーで埋めつくしたかったんです(オーナー談)」ということで、Coffee Stopoverには分解スイーツというのがあるんです。
バニラ味の細やかなかき氷をふんわりと盛り付けてキャラメルマキアートの濃厚なシロップをかけ、シナモン風味のクッキーを砕いてトッピングしたかき氷はまさにスタバのフラペチーノの高級版といった感じで、いくらでも食べられそうな美味しさです。台湾のお気に入りが、また増えてしまいそう!
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■Coffee Stopover(コーヒーストップオーバー)
住所:台中市西區民權路217巷24號(Googleマップ)
アクセス:高鐵台中駅からタクシーで約18分
TEL:(04) 2305-5388
営業時間:11:00~20:00
定休日:日曜日
FB:https://www.facebook.com/pg/coffeestopover
台中おすすめカフェ3.CJSJ
CJSJ
■フランス人にとって、スイーツは生活の一部分
SorianoJoaquin氏は、2012年Championnat de France du dessertのマカロン部門で優勝した経歴がある実力派パティシエ
パリにあるLe Meurice Alleno YannickやAlain Ducasse、Grand Hotel-Park 45といった、名だたるミシュランスターの店で修業を積んだパティシエ、Soriano Joaquinさん。
「フランス人にとってスイーツは生活の一部。なので台湾でその文化を伝えたいと思いました。スペシャルなのは、2ヶ月でケーキのメニューを全部変えていくということです」
ケーキと言えばレモンタルトやミルフィーユ、シュークリームが人気だった当時の台湾で、CJSJの出現は革命的だったのではないでしょうか。
CJSJという店名はSoriano Joaquinさんと奥様のChuang Juさん、お二人のイニシャルからつけられています。Chuang Juさんもまた、フランスにあるLe MeuriceやHotel Belles-Rives Restaurant La Passagereといった有名レストランで修行をしたという経歴の持ち主。
「台湾人の好む味、というのは、ケーキを作るうえで特に考えてはいません。フランスの伝統的なケーキを作っています(Sorianoさん)」CJSJは製菓材料の95パーセントをフランスから空輸しているので、日本でも味わえないようなフランス仕込みのケーキが食べられるんです。
例えばキノコの高級チョコレートがあるんですが、それはアジアではSorianoさんしか手に入らないという、大変貴重なもの。そのような希少な材料を惜しみなく使って作られたケーキはどれも美味しい! まさに、飛行機と新幹線を乗り継いででも食べたいケーキなんです。
■インスタ映え必至! CJSJのケーキにほっぺたが落ちそう!
CJSJには定番商品というものがなく、2ヶ月に一度すべてのケーキメニューを変えてしまいます。なのでもう今は同じケーキがないのですが、ある月のケーキをご紹介しましょう。左から時計回りに
- モンブラン……。真っ白なホワイトチョコで覆われ、その中はゆずがほんのりと香るモンブラン。今まで出会ったことのない、まるで天国のような、上品な味わいです。当ガイドはモンブラン好きでこれまで多くのモンブランを味わってきましたが、今まで出会った中で一番おいしいと感じました。完成度が素晴らしい最上のモンブラン。
- MAGIC(マジック)…シルクハットの中からウサギが顔を出そうとしている、手品のような形はまさにインスタ映え確実! これはすべてお菓子で出来ているんです。青い部分はタルト、透明な部分は砂糖で出来ています。中はふわっとしたミルクチョコレートのムースで、金桔と呼ばれるフルーツが中に入ってるんです。オレンジピールのチョコレートがけのような、甘さと酸っぱさのハーモニーを楽しみたいかたへ。
- Paris Brest(パリブレスト)…フランスの伝統的なお菓子。他と比べると控えめな印象ですが、ふんわりとしたヘーゼルナッツのクリームと中のキャラメルタルトの濃厚な味わいが秋冬の気分。コーヒーによく合います。
- Pinklady(ピンクレディ)…リンゴの形をしたケーキ。中のクリーミーさ、甘さ、時折感じるクランチの歯ごたえといい、計算しつくされたかのようなバランスが見事。この世のものとは思えない美味しさでした。それなのに、こんなに可愛らしいなんて! 旅の疲れも吹き飛ぶ逸品。
席の予約とケーキの予約は残念ながら出来ません。お店はケーキが売り切れ次第閉店となり、可愛いケーキはすぐなくなってしまいます。なので、14時までには到着するよう予定を組むことをおすすめします。
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■CJSJ(シージェイエスジェイ)
住所:台中市西區向上路一段79巷72號(Googleマップ)
アクセス:高鐵台中駅からタクシーで約15分
TEL:(04) 2301-6996
営業時間:12:00~18:30(ケーキ売り切れ次第終了)
定休日:月曜日
※クレジットカードは使えません
※90分の制限時間があります
FB:https://ja-jp.facebook.com/CJSJgastronomie/
いかがでしたか? もっと食べたい食いしん坊さんは、この旅程に台北駅新幹線のりば手前で販売している、高鐵弁当をプラスしてみてくださいね。
以上、台中のおすすめカフェでした!
※1台湾元=3.7円で計算しています