2017年、大いに話題になったのは「インスタ映え」するフードやスポット。言葉としてもすっかり一般化しました。今やウェディング準備、特に情報収集でもインスタグラムは欠かせないツールになっているようです。インスタ花嫁たちの活用術とは?

 
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「インスタ花嫁」はイメージ探しから情報共有までインスタグラムを使いこなす。


1.ウェディング情報を探す

写真をアップするだけでなく、検索をして情報を探す使い方が今や常識。「ハッシュタグ」を利用したり、キーワードを入力したりして、インスタ映えした写真からピックアップするそうです。

※「ハッシュタグ」とは?
ハッシュマーク(#)を頭につけたキーワードのこと。同じハッシュタグがついた投稿はクリックすることで一覧表示される機能もあります。(例:#プレ花嫁 #ウェディングドレス)

■ドレスや装飾のイメージ探しに
どんなウェディングにしようかな?と考える時にイメージ写真は大事な情報源。一昔前なら雑誌やインターネットで見つけていたイメージですが、インスタグラムで検索するという花嫁が急増しています。
会場やドレスショップなどのショップ公式のアカウントだけでなく、先輩花嫁である、いわゆる「#卒花嫁(#卒花)」の投稿も含めて、自分が好きなイメージを探せるのが大きなメリットのよう。きっちりつくり込まれた(盛られた)宣伝アカウントの写真よりも、花嫁の上げる写真のほうが現実的で身近な感じもするのでしょう。

準備中の花嫁は「#プレ花嫁(#プレ花)」というハッシュタグをつけて投稿。会場やウェディング関連ショップも、プレ花嫁に見つけてもらうために同じハッシュタグを活用するようになっています。

■会場や演出探しに
会場を探す際にも活用しています。位置情報やハッシュタグで会場名を入れれば、公式だけでなく、メディア、そして一般の人たちの投稿もいっぺんに見られるわけですから、それは便利ですよね。(例:#オールアバウトホテル、#レストランウェディング、#恵比寿)
演出についても同様ですね。演出こそまさにインスタ映えするものを見つけたいはず。演出効果を確かめながら、お気に入りの演出を見つけられそうです。

前述したように、モリモリの宣伝写真では本当の印象はわかりにくい。そこで、#卒花嫁(#卒花)やゲストが投稿した写真が役に立つわけです。「インスタ映え」するコーディネートかどうか、実際のウェディングの様子を見ることができれば、検討もしやすいのかもしれません。

ただし、ハッシュタグに関しては、現状は複数キーワードでの検索はできないので、出てきた画像につけられた他のタグをチェックするなど、少々手間はかかりそうです。

■イベント探しに
ガイドが一番ビックリしているのがこれ。結婚準備のイベントやセミナーも今やインスタで探します。インスタグラムは広告でないと投稿にリンクが貼れませんが、内容や場所をチェックして予約した、というケースが増えているのです。

ちなみに、ガイドが担当させてもらった某雑誌が主宰するサロンの結納セミナーの告知には、「#イベント」「#結婚式準備」「#結納」などのハッシュタグがつけられていました。申込みに至ったプロセスは様々ですが、結納のことを調べようと思ってハッシュタグをたどり、そこでセミナーが開催されることを知って……という感じでしょうか。


2.ウェディング前後のレポート公表

インスタ上で自分たちのウェディングの写真をアップする#卒花嫁(#卒花)たち。恐らく、プロのカメラマンの写真ができてから順次アップしていると思われるアカウントがたくさん。準備を頑張った花嫁たちの、思い出と達成感が伝わってくる、「インスタ映え」するカット満載です。

準備中の様子もインスタ上で見ることができます。ドレスの試着やDIYの様子など、これも#プレ花嫁(#プレ花)には参考になる情報でしょう。特にDIYの材料をどこで買った、というような情報は貴重かもしれませんね。ガイドがお世話になっているドレスショップによれば「このドレスはありますか?」とインスタの写真を示して問合せする花嫁が増えているそう。公式の写真のこともあるそうですが、別の花嫁の試着の写真であることも多いそうです。


3.花嫁同士がつながり、コミュニティづくりや売買も

#卒花嫁(#卒花)の中にはプロ顔負けのコーディネート力と発信力を持った「カリスマ卒花」もいて、そのファンとなる#プレ花嫁(#プレ花)も多く存在するとか。コメント機能を持つインスタの場合、コメントのやり取りを通してプレ花&卒花がコミュニティ化する現象もあるようです。

「ヤフオク」「メルカリ」に代表されるような、サイトやアプリから個人同士が簡単にものを売買できるしくみも一般化していますが、ウェルカムコーナーに飾るアイテムからウェディングドレスまで、こういったサービスを通して花嫁同士の売買も行われるようになっているそう。インスタを通して直接売買を行っているケースも見受けられます。新しいものを用意するのが当たり前だったウェディングも大きく変化しているなぁと、世代の違いも含めて実感します。

ただし、売買を行う場合に注意したいのは個人同士のトラブルでしょう。トラブルになった場合に「炎上」も懸念されるのがSNS。心配であればルールが確立されたサービスを通して売買するほうが安心です


4.「インスタ花嫁」は情報収集に長けたSNSネイティブ世代

インスタグラムで情報を検索する「インスタ花嫁」が増加中。

インスタグラムで情報を検索する「インスタ花嫁」が増加中。


「インスタ花嫁」現象は、SNSを使いこなす世代が花嫁になって、同じ目線で発信されている情報を信頼するようになったことの表れ。雑誌やネットの情報や、申込み済みの会場プランナーからの情報など、いわば企業からの情報を基に結婚準備をしていた世代には見られなかった現象です。特に、タレントでもモデルでもなく、前述の「カリスマ卒花」の発信が支持されているという点が今までと大いに異なるところ。ガイドのお客様でも、こちらの情報や提案待ちではなく、花嫁が自分であらかじめ情報を集めてきて、それを基にディスカッションするケースが増えていると実感しています。

つい最近、ハッシュタグのフォロー機能も追加され、ますます便利になりそうなインスタグラム。自分の結婚準備や結婚式当日の様子を発信する花嫁は一部にせよ、受け手としての#プレ花嫁(#プレ花)はその何十倍もいると考えられるので、今後どう変化していくのか楽しみでもあります。インスタグラムをはじめとしたSNSを上手に使って、楽しいウェディング当日と準備を実現しましょう。
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