男のこだわりグッズ

これが小物入れ?ピアノにしか見えない質感と存在感!

楽器をモチーフにしたアイテムを見ると手を伸ばさずにはいられないガイド納富が、久しぶりに震えたのがmomiji musicの「PIANO BOX」。その名の通りピアノ型の小物入れなのですが、その再現性が凄いのです。アクリルの使い方と職人によるハンドメイドの、コンパクトなのに本物のピアノのような存在感が見事です。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

楽器モチーフのアイテムの魅力と難しさ

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momiji music「PIANO BOX BLACK」9700円+税。


楽器をモチーフにしたアイテムには、独特の魅力があります。ギターにせよ、ピアノにせよ、サクソフォンにせよ、琴や三味線にせよ、それ自体が形としての完成度が高く、単体で飾っておけるくらいのシルエットなので、アイテム化しやすいという事もあるでしょう。しかしそれだけに、楽器モチーフのアイテムは、かなり厳しい目に晒されることになります。安易に作ったものは、簡単にバレてしまいます。

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momiji music「PIANO BOX CLEAR」9700円+税。


momiji musicの「PIANO BOX」は、その意味ではむしろやり過ぎと思えるほど、見事に「ピアノ」を再現しています。見ただけだと、音が鳴らないのが不思議なくらいに「ピアノ」なのです。もちろん、ピアノ型の小物入れなので、中は空洞で音は鳴りません。素材もアクリル製なので、ピアノそのものをコピーした製品ではないのです。

アクリルでピアノの質感と存在感を完全再現

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リアルで上品な仕上げはピアノそのもの。


色が黒と透明の2色というのも、ピアノの形の魅力的な部分を分かっている選択だと思いました。「ピアノブラック」という塗装があるくらい、ピアノのツルツルした透明感のある深い黒は印象的です。その黒を、透明感や反射する光沢感も含めて再現するのに、アクリルは最適な素材。小物入れとしても向いている素材なので、このような見事な仕上がりになったのだと思います。

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曲線などの仕上げもキレイ。


しかし、アクリルは工作が難しく、この製品も職人の手作りによる工芸品に近いものなので、どうしても価格が高くなってしまうのは仕方がないところ。それでも、この仕上がりを見れば納得がいく製品になっていると思うのです。写真で、その質感の高さが少しでも伝わると良いのですが。

実際、実物を見るまでは、単に楽器モチーフ好きとしての興味だけだったのですが、間近で見ると、その精緻さと「ピアノ」っぽさに衝撃を受けました。

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クリアタイプを背面から見たところ。ごまかしの効かないアクリル加工の水準の高さ。


黒タイプの、正にピアノとしか言いようの無い存在感、透明タイプの、ピアノの形そのもののバランスの良さを再認識できるスタイルの良さ。さらに、中に入れたものまで含めて、装飾品となる小物入れとしてのポテンシャルの高さ。どちらも良い出来で、どちらを選ぶか迷ってしまうほどです。

写真では分かりにくいと思いますが、透明タイプの、ピアノの輪郭だけが浮かび上がっているような佇まいなのに、ピアノとしての存在感が感じられる不思議さもあります。

小物入れとしての汎用性の高さ

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天板を外してペンスタンド的に使ってみた。これがとても使いやすい。


小物入れとしても、これが中々良くできています。メインの収納部は、天板を外したところ。小さなものを入れて、天板で蓋をしても良いですし、天板は外したままで、ペン立て的に使っても良い感じです。このペン立て的に使うスタイルは、仕事机の上に置いて、普段使うペンやハサミ、付箋などを入れるのにピッタリなのです。

形がピアノですから、奥行きはあまりなく、横長い構造なので、仕事机の上でも邪魔にならず、目的のアイテムをサッと手にすることができます。

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クリアタイプは中に入れるものの色合いなどが活かせる。


透明タイプの場合、せっかくなので中に入れるものを選んで、入れたものを含めて、一つの景色になるように使うと良いですね。一息つく時にちょっとつまむキャンディーやミントなどの容れ物に使うと、中がカラフルで良いかも知れません。透明タイプも黒タイプも、取り外せる透明の仕切り板が付いているので、かなりフレキシブルに使えます。

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背面には引き出しが付いている。


さらに、裏側の下部には引き出しが付いていて、そこも小物入れになっています。ちょっとした隠し戸棚みたいですね。この引き出しが、また良くできていて、閉めると小さなマグネットでしっかりと固定されるので、本体を持ち上げて、引き出しを下向きにしても簡単には引き出しが落ちないのです。工作精度も高く、ぴったりと引き出しが収納されているので、中でガタ付くこともありません。

ガイド納富の「こだわりチェック」

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天板はペントレイとしても使える。


大前提として、ただ置いてるだけでも十分に魅力的なオブジェなのが、この製品の最大のポイントです。W178×H98×D133mmというサイズも丁度いいのです。仕事机やリビングのサイドボードなどに置くのに、邪魔にならず、しかし、さりげなく存在感を主張できる大きさ。そして、筆記具やキャンディーといった、日常的に手に取るモノを入れておくのに最適なサイズなのです。

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ギフトにも使えるパッケージ。


また、ギフト用途を考えたパッケージも良くできています。黒を基調に鍵盤を描いたシックな箱は、マグネット付きの正面から奥に向かって開くタイプで、中の緩衝材として入っているスポンジも外せるので、外箱自体が小物入れとして使えるようになっているのです。このパッケージでも分かるように、とても丁寧に作られている製品で、それがモノの魅力となっているのだと思います。

余談ですが、ガイド納富は、このmomiji musicの「PICKSTICK」というギター用ピックの滑り止めシールを愛用しているのですが、これがまた、本当に使う人本位の行き届いた製品なのです。
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