ワイヤレスイヤホンとは? トレンドは?
「ワイヤレスイヤホン」とは、Bluetooth規格に準拠し、スマホなどと無線で接続できるイヤホン。現在発売されているスマホは、まず間違いなくBluetoothに対応していて、誰もがすぐに利用できるのも利点です。イヤホンはバッテリー駆動なので充電の必要がありますが、ケーブルに縛られず音楽を楽しめる自由さは格別。一度使い始めると、なかなか手放せないほどです。
実際のところ、Bluetoothイヤホン自体はそれほど新しいモノではありませんが、iPhoneがイヤホン端子を廃止したのを切っ掛けに注目が集まって人気急上昇。近年は普及によって価格も大幅に下落し、3,000円前後からと入手し易くなっているのも嬉しいポイントです。
イヤホン利用イメージ
製品選びのポイントは最後にまとめていますので、こだわり派の方は合わせて参照いただくと、ピッタリの1台が見つかるでしょう!
おすすめのワイヤレスイヤホン7製品
■音質、質感、防水、価格、全方位でパーフェクトな1台!【NuForce/Be Sport3】
aptX対応の高音質モデル。アルミ素材の美しい外観、IP5レベルの高い防塵、防水性能を備えつつ、価格も手頃。
スポーツから日常使いまでお勧めできる好製品です。
■手頃な価格で音質へのこだわりを!
【GLIDiC/WS-5000】
音質にこだわり、バッテリーを本体左右に分割して内蔵。アルミ材の使用やaptX/AAC対応ほか、隅々まで音質へのこだわりが嬉しい逸品。
高品位かつ、値ごろ感のある価格設定も魅力。
■3,000円台で購入できる良品!
【JBL/T110BT】
対応コーデックを含む音質、外観質感、バッテリー持続時間などは限定的ながら、ハンズフリー通話機能を備え、音質も良好。
予算が限られる方におすすめのハイコストパフォーマンスモデル。
■最高峰のノイズキャンセリング性能と高音質
【ソニー/WI-1000X】
ソニー独自のノイズキャンセリング技術で、あらゆる騒音を効果的に低減。ユーザーの用途や好みに応じて、きめ細かくカスタマイズできるのもポイント。
音質面ではLDAC/aptX HD対応がトピック。ネックバンドタイプでノイズキャンセリング利用時も最長10時間使用できる。15分充電で70分利用できる急速充電機能も。
■マニア注目の高音質モデル
【RHA/MA750 Wireless】
マニアにも人気の高音質イヤホン「MA750」がワイヤレスモデルに。
ネックバンドタイプながら、シリコン素材で折り畳み自由。携帯性にも優れたユニークモデル。
■完全ワイヤレスの決定版!
【ERATO/VERSE】
完全ワイヤレスイヤホンの名機「Apollo7」で一躍人気ブランドになった「ERATO」の最新モデル。
手頃な価格を実現しつつ、良好な音質、美しいデザイン、コンパクトな充電器兼用ケースなど、抜かりの無い商品力で爆発的ヒット中。
■音途切れを克服した完全ワイヤレス!
【NuForce/Be Free8】
左右間の通信にNFMI(近距離磁界誘導)技術を採用。完全ワイヤレスイヤホンの弱点である、左右間の音途切れをほぼ克服。
aptX対応を含め、総合的な音質も極めて良好。それでいて価格もお手頃と、魅力に溢れる1台。
ワイヤレスイヤホンの選び方:機能編
1. コーデックBluetooth伝送では、音声データを必ず圧縮しますが、その方式によって音質に差異が生じます。
主に、高音質で定評のあるaptX、iPhoneで利用できるAAC、音質は限定的ながら、すべてのプレーヤーとイヤホンで利用できる接続性の高いSBCがあります。
近年では、Bluetoothでもハイレゾ相当の音質を実現するaptX HDやLDACが登場し、今後、採用機器が増える見込みです。
2. バッテリー持続時間・充電時間
ワイヤレスイヤホンはバッテリー駆動なので、持続時間が気になるところ。
製品により5時間~12時間程度の開きがあります。
通勤や通学の往復なら、5時間程度と短めの製品でも間に合うでしょう。長距離移動に利用するなら、余裕のある長時間タイプを選びましょう。
製品によっては、5分程度の充電で数十分利用できる急速充電に対応した製品もあります。朝起きて充電切れに気づいても、着替えている間に通勤や通学の片道分くらいの充電ができるのは便利です。
3. ノイズキャンセリング
主に電車やバス内で、走行騒音を電子的にキャンセル(低減)してくれる機能です。
高価な製品は、キャンセリング能力が高く、調整機能も豊富です。
4. 通話
多くの製品はマイクを内蔵していて、スマホと組み合わせるとヘッドセットとして通話も可能です。
音楽を聴いていても着信を逃さないので大変便利。購入時には確認を。
5. タイプ・装着方法
ワイヤレスイヤホンには主に、「左右をケーブルで連結」しているタイプ、「ネックバンドタイプ」、左右間のケーブルまで廃した「完全ワイヤレス」の3種類があります。
「左右をケーブルで連結」は最も標準的で、従来の有線イヤホンに似た使い方ができます。ただし、バッテリーが本体に内蔵されているか、ワイヤー部に搭載されているかで、音質や装着感に差異があり、好みが分かれるポイントです。
「ネックバンドタイプ」は、ネックバンド部にバッテリーを搭載することで、重量感を軽減してくれます。大型バッテリーを搭載し、利用できる時間が長い製品が多いのも特徴です。
「完全ワイヤレス」は、耳栓のような近未来的な装着方法で注目を集めています。ケーブルの煩わしさがが一切ないのが特長ですが、比較的高価でこまめに充電する必要があり、また、通勤・通学などで混雑した状況では、左右間で音途切れが生じやすいなど、弱点もあります。
6. 防水
防水機能があれば、雨だけでなく、夏場やスポーツ時の汗も内部に侵入しにくいので、故障の心配を少なくできます。