目黒雅叙園からホテル雅叙園東京へ
2017年4月1日、昭和の竜宮城とも称された目黒雅叙園はホテル雅叙園東京として新たな歴史を刻み始めました。目黒雅叙園は1928年に創業した歴史ある施設ですが、より上質で魅力あるサービスと商品を提供するために、新しくなったのです。施設も順次リノベーションを行っており、モダンで印象的な素晴らしいレストランへと変わってきています。ホテル雅叙園東京に新しく生まれた注目のレストランの中でも、「ニューアメリカングリル カナデテラス」と「リストランテ カノビアーノ」を紹介しましょう。
ニューアメリカングリル カナデテラス(New American Grill KANADE TERRACE)
ニューアメリカングリル カナデテラス(New American Grill KANADE TERRACE)は2017年9月1日(金)にオープンしたグリル料理を中心としたレストランです。アメリカ料理に留まらず各国の料理を融合させていることから「New American Cuisine」と謳っています。「和で洋を奏る」というコンセプトから店の名前が名付けられています。有田焼をはじめとする和皿で洋食を彩っています。
ランチではブッフェを、ディナーにはアラカルトやコース料理を提供しています。ランチブッフェは、リノベーション前から行われていましたが、リノベーション後はできたてのグリル料理も提供されるようになり、より魅力的になりました。
落ち着いた店内から滝も臨める
店内は黒を基調としており、バーカウンター、スクエアテーブルやラウンドソファなどが置かれ、寛げる造りとなっています。壁がなく大きく開かれているので、解放感があります。中庭にある滝も臨めますが、そのようなレストランはそうそうありません。サラダのブッフェ台
- 水菜、プチトマト、大根、ルッコラ、豆苗、赤軸水菜、紫キャベツ、トレビス、ロメインレタス、レタス
- トッピング
オリーブ、フライド牛蒡、フライドガーリック、フライドオニオン、クルトン、粉チーズ - ドレッシング
ヨーグルトシーザードレッシング、和風ドレッシング、イタリアンドレッシング、柚子ドレッシング、レモンドレッシング、フレンチドレッシング
パンのブッフェ台
- 大豆ファイン、クッペ、ライスファイン、パン・オ・レ、クロワッサン、はちみつ豆乳ブレッド
- スプレッド
小松菜 Butter スプレッド、はちみつ&クリームチーズ スプレッド、和香る和風ジェノバソース スプレッド、サルバーニョEX バージン オイル
前菜のブッフェ台
- リンゴとヨーグルトのサラダ、冷たいフラン(茸ペースト)、とうもろこしのブランマンジェ、蟹とオレンジのキャロットラペ、和洋野菜のピクルス、Mixビーンズ、エスカベーシュ、チーズソースのポテトサラダ
- カリフォルニアロール、ズッキーニのペペロンチーノ、スモークサーモン、コールドミート、オープンサンド(卵&ナッツ、緑豆ペースト&ヨーグルトマリネチキン&柑橘)
温菜のブッフェ台
- ホテルカレー、季節野菜のポタージュ、メカジキのグリル(バルサミコとエシャロット、ジンジャーBBQソース)
- ジャーマンポテト、チーズとマカロニのグラタン、ジャコと大葉のパスタ(山葵風味)、ソーセージのソテー、カリフラワーのフリット ガーリック風味
グリルのブッフェ台
- 牛肉の塩水グリル、鶏もも肉のグリル、スペアリブ
- グリルのコンディメント
粒マスタード、岩塩、バルサミコとエシャロット、熟成和風ソース、ジンジャーBBQソース、山椒風味のBBQソース、オレンジBBQソース
デザートのブッフェ台
- 早生柿のコンポート 桂花陳酒のジュレ、赤い果実のパンナコッタ、カシスのムース マスカットとチーズのクリーム、リモーネフロマージュ、ムース ショコラ、塩キャラメルのタルト、抹茶ミルク
スモークサーモン
美しく盛られたスモークサーモンです。脂がのったスモークサーモンは、散らされたケッパー、チャービルと合います。レモンを絞ってもよいでしょう。牛肉の塩水グリル
牛肉の塩水グリルには、おいしくなる工夫が施されています。塩水に短時間漬け込むことによって、素材全体に下味が付くだけではなく、やわらかくもなっています。グリルする直前にブイヨンスープを吹きかけることで、もっとジューシーに仕上がり、肉の旨みがさらに引き立っています。リモーネフロマージュ
ふわふわのレアチーズケーキです。レアチーズの穏やかな甘味と酸味に、レモンとライムの爽やかな酸味がよく合います。カシスのムース マスカットとチーズのクリーム
美しいヴェリーヌです。濃厚な生クリームと酸味のあるカシスのムースに、甘いマスカットが一体化しています。■ニューアメリカングリル カナデテラス(New American Grill KANADE TERRACE)
ブッフェ実施時間:平日 11:00~14:30(L.O.) 土日祝 11:00~15:00(L.O.)
※ティータイム 平日 14:30~17:30(L.O.) 土日祝 16:00~17:30(L.O.)、ディナー 17:30~23:00(L.O.)コース料理のみ21:30(L.O.)
定休日:なし
値段:ランチ 平日 3000円 土日祝 3400円 ※税・サービス料は別途
※データは記事公開時点での内容です
リストランテ カノビアーノ(RISTORANTE CANOVIANO)
「リストランテ カノビアーノ(RISTORANTE CANOVIANO)」は2017年5月15日にオープンした、自然派イタリアンです。シェフを務めるのは、日本における自然派イタリアンの第一人者と耳目を集める植竹隆政氏。イタリア料理でよく使用されるニンニクや唐辛子、バターやクリームといった動物性油脂はできるだけ使用せず、代わりにオリーブオイルや野菜をふんだんに使い、自然な味わいに仕上げています。見た目が美しくて、ヘルシーな料理を提供しており、女性に人気です。
店内
店内にはシャンデリアが下げられており、華麗な雰囲気です。プール付きの優雅なテラス席も設けられています。個室も1室あり、世界中でここだけにしかないイタリアの名窯リチャード・ジノリの「ネプチューンのベース」が飾られています。料理が載せられているプレートは全てリチャード・ジノリの白磁器。リチャード・ジノリのプレートは絵柄の印象が強いだけに、とても新鮮に感じられます。
オペレ ブルット
イタリアワインを中心にワインは全部で700種~800種も用意されています。特にお勧めしたいのが、カノビアーノのロゴ入りの「オペレ ブルット」。カノビアーノのハウススパークリングワインとなっています。ピノネロ50%、シャルドネ50%という配合で、ほのかなゴールドと透明感。すっきりとした喉越しで、シーフードによく合います。
北海道産縞海老とカラスミの冷製カッペリーニ
カノビアーノの代表的な一品。極細のカッペリーニを美しく巻いています。甘みのある北海道産縞海老、イタリアのカラスミ「ボッタルガ」をたっぷりと載せて。戻りカツオわら焼きのカルパッチョ、サラダ仕立て
脂がのった戻りカツオは藁焼きにしているので、香ばしいです。トレビス、水菜、アマランサスの葉、ハスイモの茎など、野菜をたっぷり載せて菜園風に。蛤とカリフラワーのスープ、ホタテ貝とグリーンアスパラのソテー
カリフラワーのスープはバターや生クリームが使われていないので、自然な味わいと甘味。蛤の旨味も生きています。帆立貝とグリーンアスパラガスはソテーしてあるので、風味がより豊かです。猪の赤ワイン煮と栗、銀杏のタリアテッレ
自家製のタリアテッレと力強いイノシシ肉を合わせ、季節の栗でアクセントを。トリュフも香り、とても華やかな季節の一品に仕上がっています。ヒラメのポワレ、ポルチーニと九条ネギのソテー、ユリ根の焼きリゾット添え
ヒラメは身の旨味をしっかりと感じられます。ポルチーニの深みのある旨味、九条葱のほんのりとした苦味がよい取り合わせ。ユリ根を加えたリゾットがよく合っています。蝦夷鹿背肉の鉄板焼き、イチジクのソース
蝦夷鹿は美しい焼き色をしており、赤身肉が本来持つ味わいを堪能できます。イチジクのソースを付けると、甘味が増し、蝦夷鹿の野性味を穏やかにしてくれます。カノビアーノドルチェ(6種類からチョイス)
6種類のドルチェの中から1品を選ぶことができます。右上が「カスタードプリンとコーヒーゼリーのロワイヤル」、左下が「マスカルポーネのクリームを包んだカカオのクレープ 温かいベリーのソース」です。どちらとも人気の定番ドルチェ。他の4品は月替りとなっています。小菓子
最後のコーヒーには、ブレンドコーヒー、紅茶、エスプレッソ、カモミールが用意されています。付合されてくる小菓子は、ビスコッティ、プティケーキ、クッキー。■リストランテ カノビアーノ(RISTORANTE CANOVIANO)
営業時間:平 11:30~14:30(L.O.)、17:30~21:30(L.O.)、土日祝 11:30~15:00(L.O.)、17:30~21:30(L.O.)
※土日祝など貸切りの場合があります
※データは記事公開時点での内容です
■共通データ
住所:東京都目黒区下目黒1-8-1 ホテル雅叙園東京
TEL:050-3188-7570(レストラン総合案内 9:00~20:00)
アクセス:「目黒」駅から徒歩3分
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://www.hotelgajoen-tokyo.com/
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