結婚式に白ネクタイは間違い? 海外ではマフィア風?
結婚式に白ネクタイは間違い?
でも実はこれ、日本だけの独自ルール。ドレスコードでは礼装にならない上に、ブラックスーツに白ネクタイのコーディネートは欧米諸国の人々からすると、マフィアの典型的なスタイル!
そんなこともあり20~30代の男性や、おしゃれな男性の間ではブラックスーツに白ネクタイの装いが減ってきています。
それでも世代によっては、まだまだブラックスーツに白ネクタイは礼装の定番。ただしこれからの結婚式の装いをアップデートするなら、ぜひ「ネクタイは白」からの脱却を!
<目次>
結婚式のネクタイの色は、白よりシルバーグレー系
礼服とされるブラックスーツは、ドレスコード上、黒のビジネススーツの認識です
白いネクタイ以外、結婚式にはどんな色のネクタイをしていけばいいの? と思いますよね。
大人の礼装なら、シルバーグレーなどライトなグレー系や白黒の縞のネクタイがオススメです。ブラックスーツに合わせれば、時間を問わず着られる略礼装になります。
親族としての出席の際、まだまだ白ネクタイにダブルのスーツが一般的な世代や地域なら、白ネクタイ以外だとマナー違反と誤解されそうな雰囲気もあります。そんな時は、白に近いシルバーグレーや、ライトグレーに白の縞などが入ったネクタイを選べば安心です。
カジュアルな結婚式や友人の結婚式などであれば、スーツに似合うネクタイの色を合わせてOK。結婚式のテーマカラーを花嫁花婿に確認をして、テーマカラーに合わせた色を選んでも喜ばれます。テーマや雰囲気に合っていれば、赤・青・紺・黒ストライプなどでも特に問題ありません。
結婚式のネクタイ、男性ゲストにおすすめの結び方とは?
ネクタイは色だけでなく、その結び方も大切。上半身のバランスを決める大事な要素になります。まず、ラペル(下襟)の幅とネクタイの一番広いところの幅が同じぐらいにしましょう。またネクタイの結び目(ノット)はラペルの幅に比例させること。ラペルの幅が広ければ、ネクタイの結び目も大きめに、細いラペルであれば結び目も小さめにするとバランスが良くなります。
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結婚式のネクタイ、シャツ、スーツ……男性ゲストにおすすめコーデ
そもそもブラックスーツは日本だけの礼服。普通にブラックスーツやダークスーツを着こなしてしまうと、”仕事着”感が抜けません。結婚式では、ネクタタイ以外も礼装として通用するようにアレンジしましょう。
まず、スーツはブラックやネイビー、ダークグレーなどの濃い色がオススメです。ブラックスーツでも光沢感のある素材なら夜の結婚式に。ガーデンやレストランウェディングなど、場所や季節によってはベージュなどライトな色でもOKですが、ベーシックカラーを選びましょう。主役は花嫁花婿なので、あくまで花婿様を引き立てる色選びがマナーです。
ドレスコードでは昼夜で小物を含め装いが決まっていますが、日本の結婚式なら昼夜兼用のブラックスーツに、シルバーグレーなどのタイ、ジャケットと共布、またはグレーなどのベストを合わせると良いでしょう。
シャツはレギュラーカラー、ウイングカラー(シャツの襟が首回りを包むように立ち上がり、襟先のみ折り返されているデザイン)の白が礼装としての基本的な装いです。結婚式のスタイルによってはカラーシャツでも問題ありませんが、それでもボタンダウンシャツはカジュアルになるので避けましょう。
男性の結婚式服装には蝶ネクタイもあり!
より礼装感をだすのであれば、ジャケットは黒やダークグレーなどで、ジャケットの衿はピークドラペル(剣衿)に。シングルならグレーのベストを合わせ、タイはシルバーグレーや白黒の縞。さらにコールパンツ(グレーと黒の縞のパンツ)を合わせると、いわゆるディレクターズスーツといわれるスタイルとなります。
ディレクターズスーツは昼の準礼装になるので、ゲストとしてはピッタリの装いになります。ポケットチーフはスリーピークスであしらい、披露パーティへの出席ならパフド(パッフド)やクラッシュなどでも。
また、蝶ネクタイも人気のアイテム。光沢感のある黒の蝶ネクタイは夜の結婚式向けですが、結婚式のスタイルや会場の雰囲気に合わせて、蝶ネクタイの色や素材、ボリューム感を選んでください。
靴はストレートチップやプレーントゥなどのひも靴、夜ならスリップオンタイプのものを合わせましょう。
男性ゲストの結婚式の服装は、普段のスーツの着こなしではただの“ビジネススーツ”の装いになってしまいます。ぜひ小物を上手に取り入れて、結婚式ならではのコーディネートを楽しんでください。
【写真提供】
Amazon/THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー)
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