いつか必ず来るおひとりさまのときに備え、お金のことだけでなく人脈作りも大切に
おひとりさまの生活費を知っておこう
まず気になるのがお金のこと。年金の受給額はいくらになるのか、預貯金額はどれくらい必要になるのかシミュレーションしておくことが必要です。年金額については、ねんきん定期便で確認しておくとともに、万一のときには年金事務所へ行って、自分にとって一番メリットのある受け取り方法はどのような方法なのかを調べてもらいましょう。その際には、年金手帳は忘れずに持参してくださいね。
預貯金額については、年金等の不足分を賄うことのできる金額が必要になります。毎月の生活費や遊興費として掛かる金額を導き出し、その不足分を補う金額を預貯金額として準備しておきましょう。可能であれば、90歳までの生活費が準備できていると安心です。
よく2人のときと1人のときでは生活費が変わり、1人になった方が生活費は少なくて済むという話を耳にします。しかしながらこれは一般論です。男女ともに、2人で生活していたときよりも1人での生活になると、外食の機会も増えるようですし、お付き合いする人も変わってきます。
周りの人の話を鵜呑みにするのではなく、自分がおひとりさまになったときにはどのように暮らしたいのか、暮らしていくつもりなのかを考えて、必要な金額を準備しなくてはなりません。
誰とどのようにお付き合いするのか?
おひとりさまになったからといって、友達付き合いや親戚付き合いがなくなる訳ではありません。そのなかでも、友達付き合いは重要です。楽しくお付き合いするためには、おひとりさまになる前からのお付き合いも大切になりますので、日頃から良いお付き合いをする努力が必要です。女性にありがちなのですが、夫がいるときには夫や家族さえいればよいと友達付き合いを疎遠にしてしまう人もいるのですが、自分が付き合いたいタイミングで友達が付き合ってくれる訳ではありません。イザというときにスムーズにお付き合いができるよう、自分や家族が元気なときからも友達付き合いをしておくように心がけたいものです。
おひとりさまになってから、新たなコミュニティや趣味のグループに入る方法があります。年齢に関わらず、人との出会いはワクワクするもの。気の合う仲間が見つかるかもしれませんね。
新たに友達を作る場合、自分より若い友達を作るのがお勧めです。現役で働いている友達、子供や孫と同年代の友達がいると、社会との繋がりや家族の気持ちを理解するのにも大いに役立ちます。
そして何よりも大切なことは、おひとりさまの空間に、あらかじめ慣れておくことです。夫婦共通の趣味だけでなく、自分が好きなものに1人で向き合う時間を持つことが大切です。自分を理解してくれる友達がいれば、イザというときを迎えても、心強い仲間が支えになってくれることでしょう。
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