メルカリの取引メッセージ&コメント
最近は新たにリリースされた「テンプレート」機能により、取引メッセージが非常に楽になりました。それでも、オリジナルの文章を打ちたいときもあります。
参考:メルカリの「取引メッセージが面倒」問題を解決! 新機能「テンプレート」と「絵文字」が便利すぎる
本記事では、メルカリの取引メッセージの返信の仕方やコメントの例文、メッセージの掲載期間(削除のタイミング)やプライバシーなど注意点をまとめました。
メルカリのコメント:購入者側の注意点
フリマアプリのメルカリでは、ユーザー同士が自由にメッセージのやり取りをすることができます。購入前であれば、商品のコメント欄から値下げや取り置きのお願いなどが多くなりますが、他にも写真の追加や商品に対する細かい質問などもあります。メッセージはコメント欄を通すので、他のユーザーも見ることができます。そのため名前や住所、メールアドレス、電話番号などの個人情報は絶対に書いてはいけません。またメルカリのルールにもありますが、相手を罵るような言葉など気分を害するようなメッセージを送るのは違反になります。さらに、ときどき商品のコメント欄を使って送られてくることがあるのですが、外部サイトに誘導するような内容のメッセージもあります。例えばLINEのIDが書かれていて、ここに連絡をしてくださいといった内容です。このようなメッセージを送ることも禁止されています。
メルカリのコメント:出品者側のコメント注意点
出品者がコメントについて気をつけたいのは、まずはコメントが来ていることに気づくことです。コメントがあったときのお知らせする機能をONにしていれば、その都度確認ができるのですが、そうでない場合には気づかないこともあります。お知らせ機能がONになっているかどうかは、以下の手順で確認や変更ができます。
1.
メニューの設定→お知らせ設定と進みます。 2.
通知を受けたいものを選びます。コメントをオンにすると、コメントがあったら通知が来ます。 もしコメントが多くなってしまって、その都度チェックするのが面倒と思ったら、通知をオフにして決まった時間に確認するのもよいと思います。例えば日中は仕事をしている人や育児をしている人は、それほど頻繁にチェックができない場合もあります。コメントはすぐに返信しなくてもよい割り切ってしまいましょう。
コメントが遅くなるなら、プロフィールに書いておくと丁寧
仕事などでコメントの確認や返信が遅くなるならば、前もってプロフィールに書いておくと丁寧な対応になってきますし、購入希望者も安心します。メルカリは、スマホがメインということもあり、すぐに返信がくると思っているユーザーが多いのです。そのため返信が遅いと不安になってしまうこともあるからです。コメントの掲載期間と削除のタイミング
コメントがあっても購入されるとは限らないので、そのまま掲載され続けることもあります。商品についての質問であれば、他のユーザーが購入するときの情報になるので残しておいてもよいと思います。商品説明に追記したのであれば、削除してしまってもよいでしょう。コメントが多くなると見にくくなってしまうので、必要な情報だけ残すのも手です。値下げ交渉の途中でコメントがこなくなったら、期間を決めて最終的には削除してしまいましょう。そうしないと、他のユーザーが購入できなくなり、売るチャンスを逃してしまいます。削除するためには、交渉しているときに専用出品や値引きに加えて、「2日以内に購入されない場合には専用出品を解除して、コメントも削除します」と書いておくとトラブル防止になります。
値下げ交渉のコメントは早めに削除しよう
先ほど、値下げ交渉のコメントは期間を決めて削除すると書いたのですが、決裂した場合でも早めに削除しておきましょう。コメントの中に具体的な金額があると、他のユーザーがそれを見て交渉をしてきます。例えば現在2500円で出品している商品を、交渉の末に2200円まで下げると書いたけれど、結局購入されなかったとします。他のユーザーがこれを見たら「2200円までは下げてもらえるな」と思うはずです。
本来なら2500円で売れるのがベストですから、2200円を残してしまうと不利になることもあります。交渉したコメントはすぐに削除してしまいましょう。
メルカリ取引メッセージ:購入者が使うフレーズ例
実際にコメントの返信をするときのやり方は、コメント欄に入力すればOKです。特に難しいことはありませんが、どんな文面にすればいいのかはけっこう悩むかもしれません。そこで、例文を挙げていきたいと思います。■値下げ交渉のフレーズ
出品者に値下げのお願いするときには、最初に挨拶をして具体的な金額、購入意思を伝えるのがポイントです。
これに対して出品者からOKの連絡が来て、値下げした価格での専用出品になったら、購入手続を進めます。値下げをしてくれたことについては、購入した後のメッセージでお礼などを伝えれば大丈夫です。はじめまして。この靴を300円値下げしていたくことはできますか?値段を下げて専用出品にしていただければ、購入させていただきます。
もし出品者が300円の値下げができないときには、200円ではどうかというメッセージが来くるかもしれません。そのときには、その値段で購入するしないに関わらず、返信をします。
■「コメントしてから購入」のときのフレーズ
出品者の中には、コメントをしてから購入してくださいとプロフィールや商品説明に書いてあることもあります。これを無視して購入手続をしてしまうとキャンセルになることもあるので、注意が必要です。(ただし、これは出品者独自のルールであって、メルカリの公式なルールではありません)コメントをするときには
という内容で問題ありません。これに対して出品者からコメントがあれば、そのまま購入手続を進めていきます。はじめまして。購入希望です。よろしくお願いします。
■購入した後のフレーズ
購入した後では、最初に挨拶程度のメッセージがあると取引が気持ちよくスタートします。値下げをしてもらった場合には、お礼を兼ねてメッセージを送りましょう。
値下げをしていない場合には以下のようなメッセージになります。値下げしていただきありがとうございます。早速購入させていただきました。よろしくお願いします。
配達時間帯の指定が可能な方法で発送してくれる場合には、要望があればここで連絡をしておきます。はじめまして。購入させていただきました。よろしくお願いします。
■受取評価のフレーズ
出品者が発送をするとメッセージが届くことが多いのですが、これに対しては
という内容の返信でOKです。商品が届いたら中を確認して、受取評価をします。特に問題がなければ以下の内容で評価をします。お忙しい中ありがとうございます。到着を楽しみにしています。
これに対して出品者からの評価を受けて、取引は完了ということになります。商品が届きました。スムーズな対応ありがとうございました。
メルカリ取引メッセージ:商品に問題ありの場合
もし届いた商品に問題があった場合には、購入者は受取評価をせずに出品者にメッセージを送ります。たとえば、動くはずの家電が動かない場合にはと連絡をしてみます。ここで大切なのは、商品説明や商品名などに、動かない、壊れているという言葉がないと確認することです。万が一見落としがあったら購入者に非があることになり、返品などは受け付けてもらえません。本日商品が届いたのですが、スイッチを入れても動きません。商品説明には、動かないと書かれていませんでした。返品をお願いします。
メルカリ取引メッセージ:出品者が使うフレーズ
次は出品者が使うフレーズを紹介します。■値下げ依頼が来たときのフレーズ
購入希望者から値下げのお願いが届いたら、受けるかどうかで返答が変わります。受ける場合には
となります。ここでは「購入してくださいね」と念押しするのがポイントです。値下げができないときには、断りのメッセージを送ります。コメントありがとうございます。では、1200円に値下げをして専用出品にしますので、ご購入お願いします。
値下げを断る理由として、出品したばかりの商品であることも考えられます。その場合、「出品したばかりで」と書いてしまうと、このまま売れなければ値段が下がると思われてしまうので、書かない方が無難です。この場合も、「送料を考えると」という理由で断るといいと思います。コメントありがとうございます。せっかくメッセージをいただいたのですが、送料を考えると、今のところ値下げは考えていません。すみません。
■購入された後のフレーズ
商品が購入された後は、購入者に簡単なメッセージを送っておきます。このとき、発送のタイミングを書いておくと、購入者も安心します。
もし発送が予定よりも遅くなってしまうならば、購入者に連絡をします。ご購入ありがとうございました。明後日までには発送したいと思いますので、もう少々おまちください。よろしくお願いいたします。
発送が遅れてしまう場合には、いつ発送するのかを記載しておくと購入者も安心します。申し訳ありません。本日発送予定でしたが、こちらの都合で明日になってしまいます。もうしばらくお待ちいただければ幸いです。
■発送時のフレーズ
商品を発送したら発送通知をします。これだけでも、購入者には発送したことが伝わるので、メッセージは必要ないかもしれません。でも、ここで一言
とあると丁寧な取引になります。先ほど発送いたしました。到着までもうしばらくお待ちください。
また、ゆうパックやレターパック、ヤマトの宅急便など、自動的に問い合わせ番号が伝わる方法でない場合には、購入者にメッセージを送る必要があります。追跡ができるように問い合わせ番号を伝えておきます。
■評価するときのフレーズ
購入者から受取評価がきたら、出品者も相手を評価します。これによって取引が完了して、売上金が出品者に入ります。評価のコメントはなしでもいいのですが、やはり何らかの返信があると購入者も安心すると思います。
という内容でよいでしょう。もし何かトラブルがあれば、そのことを書いておきます。評価は他のユーザーも見るので、取引をするかどうかの大事な判断材料になるからです。お取引ありがとうございました。またご縁がありましたら、どうぞよろしくお願いします。
購入者からのクレーム対応例
購入者から商品についての問い合わせがきたら、内容を確認してどちらに非があるかをはっきりさせます。もし商品説明と違ったりしたら出品者に非があることになります。そのときには、素直に謝り、返品に応じることを伝えましょう。誠実に対応をすれば、トラブルは大きくなりません。逆に、イメージと違った、サイズが合わないなど、購入者の都合のクレームの場合には、返品に応じなくてもいいと思います。「サイズは商品説明に書いてありましたので、返品には応じることができません」ときっぱり断りましょう。これによって受取評価がされなくても、メルカリ事務局に受取評価の依頼ができるようになります。
取引メッセージをする上では、相手の気持ちを考えた内容を送ることが大切です。顔が見えない相手といっても、気分を害するような内容では取引もうまくいきません。また、相手からの返信がこなくても、慌てずに待つことも必要です。常にスマホやタブレットを見られる環境にいるとは限らないので、1~2日くらいは待ってもいいかもしれません。それでも返信がないときには、もう一度メッセージを送ってみます。万が一、それでもダメならば、取引はしない方が無難といえそうです。