「エシカル」ってなに?

エシカル消費2

エシカルはエコやフェアトレードと、どう違うの?

エコ、フェアトレードサスティナビリティ、ロハスetc。生活の中で頻繁に耳にするようになったこれらのキーワード。人や環境に配慮して作られたものや生活スタイルを表す言葉として使われています。

そこに、最近加わったキーワードのひとつが「エシカル(ETHICAL)」。「倫理的」、「道義上の」といった意味の英語で、「エシカルファッション」「エシカル消費」といった形で使われています。

買い物をするときに、誰がどんな条件の下で作ったのか、製品化されるまでに環境を汚染したり、児童労働や労働搾取などはなかったりにも注目ていることがエシカルのポイントです。

毎年5月第2土曜日は世界中でフェアトレードをアピールするフェアトレードデイ。そして5月は世界フェアトレード月間です。この機会に、エシカルについて考えてみましょう。

「エシカル消費」は「思いやり消費」

そもそも「エシカル」は、どのような使われ方をしているのでしょうか。たとえば、ファッション。品質やデザイン、価格だけではなく、素材の産地の環境、製造した国の労働者の雇用状況などにも配慮した衣類やアクセサリーが「エシカルファッション」として、ファッション誌やファッションサイトなどで紹介されています。

さらに、社会の課題解決に取り組んでいる商品などもエシカルに含まれます。たとえば、「エシカルファッション」を推進し、情報発信を行うEFJ(ETHICAL FASHION JAPAN)では、カフェや和菓子店の食品残渣を染色に利用した衣料品なども開発しました。食品ロスを減らし、無駄を省き、ゴミの抑制につながる取り組みです。これもエシカルとされています。

環境に配慮している製品などに使われるエコや、海外の産地との公正な貿易を表すフェアトレードと共通項も多く、それらを含めた広い意味の言葉が、エシカルだといえます。

ファッションだけではなく、食品や日用品など、日常の買い物でもエシカルなものを選ぶ「エシカル消費」という言葉も注目されています。雑誌やサイトだけではなく、消費者庁などの官庁や、企業からもエシカルに関する情報が発信され、啓発活動が盛んです。

エシカル消費には環境や生産現場の労働状況、社会課題の解決はもちろん、被災地支援などを含めた地域貢献型商品、途上国支援、地産地消、リユース・リサイクルなどを基準に商品を選ぶことも含まれます。そのため「エシカル消費」は、人や社会にやさしい「思いやり消費」と訳すこともあるようです。

同じ物を買うなら、倫理的にも道義上も問題がなく、できるだけ社会貢献できる物を選ぶことが「エシカル消費」ということになりますね。