1000万円以上の預金におすすめなのはオーストラリア・ニュージーランド銀行
日本円で定期預金と聞くと、どうしても国内金融機関で預けるイメージが強いと思います。そのイメージを取り払うかのような、面白い円定期預金がオーストラリア・ニュージーランド銀行(以下、ANZ銀行)にあります。ANZ銀行では、ANZプラスという円定期預金商品があります。2018年3月段階でのこの定期預金における金利は、なんと年1.1%。ただし、1年間の預け入れはできず、3ヵ月のみとなります。
この預金の特徴は、まとまった資金を預けるのに向いているということ。預入金額は1000万円以上1億円以下となっており、ANZプラス円定期預金を始めて預入れする場合に高金利が適用されます。
仮に1億円をこの定期預金で預け入れた場合、3ヵ月後の税引き後の利息はおよそ21万7500円。金額が大きいと利息も大きく積みあがることがわかります。
なお、預入れ3ヵ月経過後でも、その後1ヵ月ものの円定期預金で年0.05%、3ヵ月ものの円定期預金で年0.1%(2018年3月現在)の金利が適用されますので、短期間で使わないお金であれば、そのまま預けておくという選択肢もよいかもしれません。一点注意点としてあげておきたいのは、この定期預金は預金保険の対象外となります。信用格付けも高いANZ銀行ですので、短期的には心配する必要はないと思いますが念のため指摘しておきます。ANZプラスの詳細は、ANZ銀行東京支店もしくは大阪支店にお問い合わせください。
資産運用や年金による定期預金も金利アップ
ANZ銀行のようにまとまった資金による定期預金で高金利といったものは、そうなかなかないといえますが、資産運用をセットにしたり、年金を受け取るために口座を開設するケースなどでは、定期預金の金利がアップされることは多々あります。例えば、きらぼし銀行やイオン銀行など数多くの国内金融機関の他、上記のANZ銀行などでは、資産運用をセットにした預金プランでは、高い金利がつきます。資産運用の経験がある方はこうしたセットでの預金もおススメです。
また、年金受け取りの口座を金融機関で指定することで定期預金の金利がアップするケースも、全国の数多くの金融機関で行われています。是非一度こうした目的がおありの方は、お近くの金融機関を訪ねてみるとよいでしょう。これまで知らなかったような円定期預金の高い金利を享受できるかもしれません。
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