ノア3兄弟とハリアーがマイナーチェンジ

トヨタの人気モデルである5ナンバー2リッター級ミニバンのノア3兄弟(ヴォクシー、ノア、エスクァイア)と、ミドルクラスのSUVハリアーがマイナーチェンジを行った。大きな変更無く地味な内容なので2車種一緒に紹介してみたい。購入を考えているなら参考にして頂きたいと思う。


燃費の良い本格的なハイブリッドをラインアップするノア3兄弟

まずノア3兄弟から。このカテゴリーは「自動運転」をアピールする日産セレナに話題をさらわれているものの、絶対的な販売台数からすれば圧倒的な1位。

ちなみに今年1~6月期のセレナ販売台数5万4344台に対し、ヴォクシー単独で4万3448台。3車種合わせれば9万0525台になる。
ヴォクシー「ZS」

ヴォクシー「ZS」

ノア「Si」

ノア「Si」

エスクァイア Gi“Premium Package”

エスクァイア Gi“Premium Package”

自動ブレーキに代表される「事故を防止するための技術」では、コスト重視の赤外線センサー+認識能力が低いカメラというシステムのため、性能的に大きく遅れを取ってしまっているものの(ノア3兄弟は歩行者を認識することが出来ない)、燃費の良い本格的なハイブリッドをラインアップする。

今回の変更は外観のみ。室内の広さなどに決定的な差は無いため、燃費を重視するならノア3兄弟を。事故防止性能重視ならセレナを選べば良いと思う。同じカテゴリーのホンダ・ステップワゴンは、間もなく燃費の良いハイブリッドを追加。燃費を重視したノア3兄弟のようなミニバンになる。

安全を選ぶか燃費を選ぶかはその人の価値観だ。ただセレナの「クルマの陰から出てきた歩行者に対する自動ブレーキ」の試験動画を見ると、やはり「いいね!」したくなってしまう。トヨタは、自動ブレーキの性能でスバルや日産、マツダに決定的な差を付けられてしまった。


もちろんトヨタだってライバルと同じくらいの性能を持たせた自動ブレーキを開発していることだろう。出てくるまでの間、外観を一段と派手にするなどの対応で乗り切ろうという作戦。なかでもエスクァイアのフロントグリルときたら超派手。この手を好む人には素晴らしいと思う。
エスクァイアのフロントグリル、好きな人にはたまらないであろう派手さ

エスクァイアのフロントグリル、好きな人にはたまらないであろう派手さ



2リッター4気筒ターボを追加して「元気よく走れるハリアー」に

ハリアーは2リッター4気筒ターボを追加した。今までは2.5リッターのハイブリッドと普通の2リッターエンジンというラインアップで動力性能的に地味。元気よく走れるハリアーを出して欲しいというリクエストを受けていたようだ。そこで兄弟車レクサスNXと同じエンジンを搭載してきた次第。
元気よく走れるハリアーに

元気よく走れるハリアーに

238馬力/350Nmというトルクは3リッターエンジン並。8速ATと組み合わされ、必要にして十分な走りを持つ。このエンジンを搭載するハリアーに乗って馬力不足を感じる人などいないだろう。それでいて兄弟車のレクサスNXより90万円もリーズナブルな338万円スタート。

また、同じハリアーでも295万円スタートの2リッターモデルと、388万円スタートのハイブリッドの間に設定してきた。トヨタらしく上手な商売だと思う。3つのエンジンを比較試乗したら、クルマ好きの多くが気持ち良く走ってくれるターボを選ぶことだろう。購入を考えているならぜひ試乗して欲しい。


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