現在、トヨタのコンパクト2BOXは、パッソを除きすべての車種が現行ヴィッツからの派生モデル。ポルテもbBやファンカーゴとシャーシ面で多くの共通点を持つ。それならポルテはあまりコストかかってないのか? と言えばそうではない。コンパクトなボディに「リビング感覚の自由空間」を構築するというコンセプトを実現するため、全高をファンカーゴよりも20mm高めた1720mmとすると同時に、床面をヴィッツより45mmも低い地上300mmの位置に設定。さらに3990mmの全長に2600mmというロングホイールベースを確保した結果、アルファードと同じ室内高とセルシオ以上の前後席間距離を達成している。ボディはこれまでの派生モデル以上に凝った作りなのだ。 
 最大の特徴である助手席電動スライドドア(挟み込み防止機能付き)の開口イメージは“家の玄関”。人も荷物もすべてこの1枚のドアでまかなうことを目的にしており、ウォークスルー抜群のフラットフロアを活用すれば、ドライバーさえもここから乗降可能。“乗員はそれぞれのドアから乗り込むもの”という常識を打ち破っている。側面衝突の際の“口開き”を防ぐ専用ロックを採用するなど、安全性も十分と言ってよかろう。