TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

ヴィッツターボは愉快なクルマ

トヨタ・ヴィッツのマイナーチェンジに合わせて、1台のホットなモデルが登場した。コンパクトボディとターボエンジンの組み合わせは、ある種の懐かしさを感じる楽しさがあった。

執筆者:河口 まなぶ


それは1年以上前から噂がささかれながらも、なぜか登場しなかった1台。それがモデリスタから発売となったヴィッツRSターボである。その名前から分かるように、ヴィッツのスポーツバージョン、RSをベースにしながら、さらにターボを与えたのがこのモデルの最大の特徴だ。

まず最初に登場が遅れた理由を書いておくと、それは開発中にこのマイチェンが分かり、それにタイミングを合わせる異になったからだという。その意味では、マイチェン前の顔つきのノーマルRSをベースにしたターボも存在する、ということだろうか?

オプションでエンジンスタートボタンも装着可能
さて、RSターボは果たしてどんなモデルだったのか? それは一言、「過激なホットハッチ」と呼べるクルマだったのだ。搭載される1.5Lの直4DOHCは、ターボを組み合わせることによって、ノーマルの109ps/14.4kgmというスペックから、実にリッター100ps(!)となる150ps/20.0kgmへと大幅な性能アップを果たしている。

絶対値としてこのスペックは確かに対した数字ではないが、車重980kgに対して考えると、当然必要十分以上どころかかなり素晴らしい動力性能を与えることになる。

実際に、発進ではもちろん、2速ギアでも簡単にホイールスピンを起こしてしまうほどのパワフルさがある。それだけに加速も当然強烈で、小さなボディを一気に前へとはじき飛ばすように加速するのだ。当たり前だが速いし、エンジン・サウンドも勇ましく、雰囲気あるものとなっている。
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