R40指定の大人向け3列車

フロントビュー
3列シートを有するマークXジオは、トヨタが市場創造型と銘打つ意欲作。6名乗りと7名乗りを用意する。価格は256万円~333 万円。全長4695×全幅1785×全高1550mm
賛否両論ありそうな個性的なスタイルに「オッ!」と思った人もいるはず。とくにフロントマスクの造形はいままでのトヨタ車にないイメージで、ダイナミックなワンモーションフォルムもあって存在感がある。過去のマーク2から続く派生車はステーションワゴンが定番であったが、ついに3列目を備え、セダンとミニバンとワゴン的な要素を1台で備えるように。過去に似たクルマや競争相手も浮かばないため、正直どんなクルマか分かりにくいだろう。「Xシーター 全席を招待席に」と宣伝でも謳っているように、独立4座がウリ。しかし、2列目は独立2座だけでなく3人掛けもあるし、超非常用の3列目シートもある。「まぁ、ゆったり4人で座って、必要なら5人目、最大7人まで座れますよ」という欲張りとも意地悪く考えれば、中途半端とも取れる新種だ。

2列目は確かに快適

リヤビュー
伸びやかなサイドビュー、安定感のあるリヤビューは顔つきほどのインパクトはないが、流麗に見えるし個人的にはクールな印象を受けた。リヤスポイラーは6灯のLEDハイマウントストップランプ付き
まずは、ご自慢の2列目席に座ってみる。BOX型ミニバンのように広大な頭上空間があるわけではなく、見晴らしもいいわけではない。しかし決して狭いわけではなく、むしろ十分な広さだ。運転席を170cmの私でドラポジを取ると、その後にはひざ前にコブシ3個弱、頭上はコブシ2個と手のひら1枚程度の余裕がある。シートも厚みがあるし、座面や背もたれのサイズも不満はなく、むしろ日本車としては高い仕上がりだと思う。3人掛けのベンチシートの中央は補助席的。このクルマのコンセプトに共感したならやはり2人掛けのキャプテンを選ぶべきだし、私なら迷わずそうする。
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