自分へのご褒美! とっておきのエステが受けられる宿
女子旅には外せないエステやスパですが、人気になるほど現地に行ってからでは既に満員だったり希望の時間にならなかったりするものです。そんな、事前に予約をしてでも行きたい極上のエステやスパを3選ご紹介しましょう。都心にはない土地の恵みを使った「ご当地エステ」も注目です。<INDEX>
・ワインで美しく! 「「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳ーVINO SPA®」」
・絶景の温泉と全室露天風呂 「箱根小涌園 天悠―庵スパ箱根」
・那覇唯一の温泉 「ロワジールホテル&スパタワー-CHURA SPA」
ワインで美しく! 「「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳ーVINO SPA®」
山梨県北杜市にある「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」。ワインリゾートとして人気の施設が、今年の4月に「ワインリゾートの更なる進化」をコンセプトにリニューアルオープンされました。施設面の改装としては、客室の一部とビュッフェ&グリルレストランの空間デザインの一新と増床がありますが、注目したいのはワインにまつわる文化体験の充実。その一つがワインを使用したスパ体験ができる「VINO SPA」です。ワイナリーの葡萄を使ったオリジナルのパック
まずロビーでのカウンセリングでは、葡萄の葉を煮出したという温かいお茶を一口。施術で使われる「VINOスクラブ・パック」を手に取れば、ジャムのようで美味しそうです。このスクラブ・パックは、ホテルの提携ワイナリーである「ドメーヌ ミエ・イケノ」の醸造過程で生まれる皮や種とオイルが配合されたホテルオリジナルのもの。施術は贅沢にもワインのフットバスから始まり、部屋は芳醇な香りで包まれます。肌に乗せられたスクラブ・パックはプルプルと心地よく、表面の汚れを取り去りながら滑らかな肌に仕上げてくれます。
「部屋飲み」は、心置きなくワインで
今回のリニューアルされた部屋は172室のうち101室。揺れるワインを思わせる八ヶ岳連峰の壁画が印象的で、コルクをモチーフにしたスツールなど、遊び心にあふれています。嬉しいのは、部屋で気軽にワインを楽しんでもらいたいと開発されたホテルオリジナルのワインタンブラー。高い脚がないので、緊張することなくワインを楽しむことができるのです。そして「部屋飲み」するなら「VINO BOX」がおすすめ。24種類のワインがテイスティングできる「YATSUGATAKE Wine house」からお気に入りの2種類をカラフェにして、ナッツやチーズと一緒に専用のBOXに入れてテイクアウトすることができるのです。(1850円~)
野菜とワインの完全マリアージュ
ワインリゾートの極めつけは、メインダイニング「OTTO SETTE(オットセッテ)」で味わうディナー。「Vino e Verdura(ヴィノ・エ・ヴェルドューラ)」は、ソムリエが厳選した11杯のグラスワインと野菜だけでつくられた13皿の完全マリアージュ。造り手のエピソードを聞きながら時間をかけて味わう一杯。有機JAS認定の「こまち農園」から仕入れる野菜をはじめ、全て野菜だと信じられないぐらいの多彩な調理方法とアイディアに大満足のコースです。
絶景の温泉と全室露天風呂「箱根小涌園 天悠―庵スパ箱根」
箱根随一の温泉リゾートといえば、箱根小涌園。その敷地内に、今年の4月に誕生したのが「箱根小涌園 天悠」です。もちろんスパも新設で、天然の渓谷庭園のなかの離れにあるのが、「庵スパ箱根」。「庵スパ」は、各所の高級ホテルに入るスパブランドで、和の文化を重んじながら日本のコスメブランドを中心に施術をしているのが特徴です。
母娘旅におすすめの安心ジャパンブランド
「庵スパ箱根」は、庭園内の渡り廊下を歩きたどり着く、独立したスパ棟の中にあります。そこは、ホテル棟とは一線を画した特別な空間。自然も期待が高まります。トリートメントルームは、一面のガラス窓から、温かな光が差し込み、山の緑が映し出される落ち着いた空間。立地環境を最大限に生かした部屋の造りとなっています。提携するコスメブランドは、ミキモトと資生堂のもの。安心と安全のジャパンブランドですから、母娘旅でお母様にプレゼントするにもいいですね。
全室露天風呂付き、最高級ベッドで眠る
150もある全ての客室には、温泉の露天風呂がついています。限りなく大きく取られた窓からは山の緑を眺めることが出来るので、部屋の中にいるだけでリラックスすることができます。ベッドは、英国王室御用達で世界有数のラグジュアリーホテルで使用されているという、イギリスのスランバーランド社製のもの。温泉とエステで体をほぐし、最高級のベッドで眠るなんて至福の時です。テラスの露天風呂はボタン一つで、いつでも温泉を注ぐことができ、注がれる度に温泉の良い香りが立ちのぼります。まさに五感で楽しむ客室露天風呂と言えますね。
絶景!山に溶け込むインフィニティ温泉
大浴場「浮雲の湯」は、箱根随一の絶景を誇る露天風呂。湯船の前には遮るものが何もなく、湯に浸かれば山と空に溶け込んでいきそうな圧倒的な開放感を味わうことができます。 山深い箱根では、貴重なロケーションと言えますね。泉質は、ナトリウム―塩化物温泉。 無色透明の湯で、少しトロミが肌を包みこむような滑らかな感触です。肌に優しい泉質なので、何度入っても安心です。朝に夜に、その移ろいゆく風景を楽しんでもらいたいと思います。
絶妙な和と洋のコラボレーションディナー
食事は、ダイニングでいただきます。夕食は、和洋創作のコース料理で、出汁やソースが丁寧に仕込まれた料理の数々。和食と洋食の料理人がアイディアを出しながら作り上げた一つのコースは、その味わいが調和しながら流れていきデザートまで味わうことができます。器には、宿オリジナルのロゴマークをあしらうなど、隅々までこだわりを感じられます。 神奈川県の日本酒をセレクトするなど、ドリンクメニューも豊富ですので、その味つけや盛り付けの変化を楽しみながら、心ゆくまで堪能してもらいたいと思います。
那覇唯一の温泉「ロワジールホテル&スパタワー-CHURA SPA」
温泉のイメージがない沖縄ですが、ここ那覇市内の「ロワジールホテル&スパタワー」には、那覇市で唯一の天然の温泉が湧いているのです。「三重城温泉 海人の湯」と名付けられた温泉の泉質は、ナトリム-塩化物泉。地下800メートルから約800万年前の化石海水が地熱で温められて湧き出しています。塩分が多く含まれていますので体の芯まで温まります。世界のアワードを受賞!琉球アーユルヴェーダ
温められた体のまま向いたいのが、スパタワーの二階にある「CHURA SPA」。「CHURA SPA」では、沖縄独自の文化とアーユルヴェーダ(インド伝統医療)を取り入れたトリートメントが用意されています。
おすすめのメニューは、「琉球アーユルヴェーダ・セッション」。カウンセリングでは、体調や体質をセラピストと確認し、効果持続のため滞在中に飲む沖縄薬草茶が用意されます。嬉しいのは、沖縄黒糖や島マース(沖縄海塩)を使ったハンドマッサージ。薄暗い部屋のなかで沖縄の香りに包まれば、ゆっくりと力が抜けていくのが分かります。
「CHURA SPA」は、この取り組みから、世界トップクラスのスパ施設を選ぶ「ワールド ラグジュアリー スパ アワード 2016」の「ザ・ベスト ラグジュアリー リゾートスパ」を受賞しています。
ホテルで過ごす癒しの時間
ホテルには、ホテル棟とスパ棟があり、スパタワーの宿泊者は、専用ラウンジでチェックイン。ウェルカムドリンクとチョコレートが用意されたロビーには、アロマの香りが漂い、非日常へと誘います。客室は、シティビューとベイビューの二通りがあるツインベースのベッドルーム。全室にプライベートのバルコニーがついています。陶器(やちむん)や琉球ガラスの小物などが色を添え、街中にあるホテルながらも、そのビビットなカラーがリゾート気分を高めてくれます。
宿泊プランには一泊朝食付きや素泊まりプランもあるので、温泉とスパを堪能しながら数日滞在する「癒しの時間」を楽しんでみてはいかがでしょうか?