2021年夏のボーナスは新型コロナウイルスの影響で引き続き厳しい状況に
ボーナス時期がやってくると、楽しみで仕方がない方も多いことでしょう。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査によれば、2021年の夏のボーナスは民間企業のうち製造業で平均47万1797円、非製造業で35万3722円、国家公務員で66万1100円と想定されています。この金額には、賞与支給を受けていない労働者を含むほか、国家公務員に関しては管理職や非常勤が除かれているため、多少実態とは異なるものの、2021年の夏のボーナスも昨年冬に続き新型コロナウイルスの影響により減少しています。2021年のボーナスも減少に
「使う、返す、貯める」の3つに区分けを
まずはボーナス支給額を「使う、返す、貯める」に区分けしましょう。貯める金額をいくらに設定するかをまずすべきです。余ったら貯蓄では、思うように貯まらない可能性があるからです。少なくともいくら貯めると決めた金額は、ボーナス支給日に他の預金通帳に振り分けるなどして、分離します。多くの相談にのっていますが、実際にお金を多く貯めることができる人のキーワードは「20%以上」です。少なくとも手取り金額の20%は貯める習慣ができると、着実に貯蓄体質が身に付くようになります。また、将来使う予定があるお金も貯蓄資金として確保していきます。そして、残りの金額から使う分と返す分に分けていきます。
住宅ローンの返済などがある方は、自動的に返済額が引き落としされることでしょう。また、できる限り早く返済したい方は、ボーナスを貯めてまとめて返済することも考慮しなければなりません。そうした資金も貯める資金の中に組み込んでもよいですし、別に分けて20万円は早期返済のために確保、といった形も実践してみましょう。
こうして残った資金が使うことのできるお金になります。残った資金は基本的に使っても構わないと思います。ここは日々の資金繰りの状況と何に使いたいかによります。普段からしっかり貯蓄できている方は、ある程度まとめて旅行などに使うことはまったく問題ありません。一方、日々貯蓄ゼロといった状況の方は、一歩踏みとどまって少しでも貯蓄しようと心掛けた方がよいかもしれません。
<参考>
三菱UFJリサーチ&コンサルティング「2021年夏のボーナス見通し~コロナ禍の影響で、昨冬に続き減少~」
https://www.murc.jp/publicity/news_release/news_release_210407/
【関連記事をチェック!】
ボーナスを利用して面白い定期預金に預けてみませんか
2021年夏・公務員のボーナス平均支給額はいくら?
2021年夏ボーナス平均支給額ランキング