その3:「もうパートナー以外の人とは恋愛できない」という覚悟を持つ
よそ見をしないで、パートナーと愛を育もう
「人と恋をするのは、私の勝手。バレなきゃ、家族に迷惑をかけていない」なんて思う人も中にはいますが、家族が嫌がることをすること自体が、迷惑をかけているのです。
信じている人を裏切るという行為自体が、家族をバカにし、不幸にしていると言えるでしょう。
家族を持つと、自分の言動が家族に少なからず影響を与えてしまいます。だからこそ、家族を不幸にするような身勝手な行動はできなくなってきます。
それは自分のためでもあります。やはり家庭は自分の生活の基盤となるので、その元が崩れると、自分も幸せではなくなってしまうのです。単なる火遊びのつもりでも、その代償は大きいです。婚外恋愛は慎んだ方がいいでしょう。
逆を言えば、その覚悟がなければ、結婚なんてしない方がいいこともあります。そういう人は、恋愛体質で、結婚に向いていないのです。
もちろん不倫をしないという覚悟を持っていても、他の人に恋をしてしまうこともあるでしょう。そのときに自分を止めるために必要なものは、理性でしかありません。それは、結婚するときにどれだけ覚悟をしたのか、にかかってくるのです。
「なんとなく結婚適齢期にちょうどいい相手がいたから、結婚しちゃった!」くらいの軽い気持ちだと、その後、ちょうどいい不倫相手がいたら、婚外恋愛を繰り返す可能性は高いです。ハッキリ言って、そんな人をパートナーにした夫(妻)も、親に持つ子供もかわいそうです。自分のことしか考えていないですしね。
何度も言うように、家族は運命共同体です。家庭不和が起これば、家族みんなの生活の基盤が揺らぎ、外での活動にも影響を与えます。
他の人に目を向けるのではなく、自分の人生のパートナーときちんと信頼と愛情の関係を築いていきたいものですね。
その4:「愛は育むもの」だと理解する
トキめいては、消えていく“恋”とは違って、“愛”は強い意思を持って育てていくものです。ある意味、努力なしでは育つものではないと言っても、過言ではないでしょう。パートナーが気に障ることをしても、どんなトラブルが起こっても、お互いに相手を見捨てず、成長し合い、一緒に乗り越えていくと、絆と愛情が深まります。つまり恋のように自然にわいてくるものではなく、愛は能動的に育んでいくものなのです。
恋愛であれば、愛情が冷めたときは、別れればいいものですが、家族となれば、その冷めた愛情を暖め直さなくてはいけなくなってきます。その代わり、カレーも二日目が美味しくなるように、より奥深い美味しさになるのです。
結局、愛し続けるために大切なことがあるとすれば、「許すこと」です。
もちろん相手が悪いことをしたら、きちんと叱ることは大事ですが、最終的に家族でい続けるためには、許すしかないのです。「それでも一緒にやっていこう」と思えるかどうかは、結婚した時に、お互いにどれだけ覚悟を持ったのかにもかかってきます。
結婚に一番必要なものは「忍耐」だとはよく言われるのは、おそらくこのためでしょう。相手を許すためには、自分が一歩大人になって、グッと我慢をして、許さざるを得ないこともでてきます。許せなければ、別れるしかなくなってしまいますしね。
自分の気分に振り回されてしまう人は、この忍耐を持つのは難しいものです。それもあって、「愛を育てていくためには、強い意思が必要」ということなのです。
もちろん無理をしてまで結婚生活を続ける必要はない、とも言えるかもしれません。現実的に、パートナーがDV気質だったり、多額な借金があったり、一緒にいると傷つけ合うだけの関係になってしまった場合、夫婦で人生の歩みたい道が違ってしまった場合は、別れた方がいいこともあります。
ただ、余程のことでなければ、やはり色々なことを乗り越えられた方が、家族の絆は強くなります。それは、ちょっとしたトラブルだったら、動じなくなるほどに、です。そんな関係をきちんと持てたら、人生はより深く、豊かになるでしょうね。
最後に紹介するものは、意外とこれが理由で離婚に発展することもあることです。次のページをご覧下さい。