LINE(ライン)の使い方/LINE関連情報

職場の上司とのLINEを成功させる8つの注意点

スマートフォンの連絡ツールとして、LINEはすっかり定着しましたね。はじめは友人や家族とのやりとりのみに使っていた人も、徐々に仕事でも利用しているのではないでしょうか。今回は、仕事先の人、特に上司とのLINEで気を付けたい点と、トラブル回避策について説明します。

鈴木 朋子

執筆者:鈴木 朋子

iPhone・SNSガイド

上司とLINEしている人はどれぐらいいるのか

上司とのLINE

 

「思いついたときに用件のみですばやく送れる」「ユニークなスタンプで会話できる」「無料で通話できる」……「LINE」は魅力たっぷりのコミュニケーションアプリです。スマートフォンの電話番号を介して繋がる場合が多いためプライベート感が強いツールですが、現在では仕事関係との連絡手段としても使われているようです。

BIGLOBEが2016年3月に行った「新社会人、若手社員のSNS/LINEに関する利用実態調査」によると、入社5年目までの若手社員の48%がLINEで上司・同僚ともにつながっていると回答しています。上司とのみ繋がっている人が8%、同僚とだけつながっている人は27%で、合計すると83%もの人が社内の人とつながっていることになります。

仕事関係でLINEを使うかどうかは、企業の風土や社内規定により異なるため、まったく利用していない職場もあるでしょう。しかし、上記の調査を見ると、職場の同僚や上司とも問題なく連絡できるように、注意点を抑えておく必要がありそうです。

LINE

スマートフォン、PC、Macで利用できるコミュニケーションアプリ「LINE」

上司とのLINEは敬意を忘れずに

「上司」といってもその世代は様々で、連絡手段についての考え方も人によって違うでしょう。電話で話すことが好きな人、Eメールでの連絡を好む人、スマートフォンではなくガラケー(従来の携帯電話)を使っている人など、相手に合わせてツールを選ぶ必要があります。

どのケースでも共通するポイントは、「相手に失礼のない態度を取る」こと。多くの場合、上司は目上の人であり、仕事に関して精通している先輩です。「親しき中にも礼儀あり」ということわざがあるように、常に敬う気持ちを忘れてはいけません。具体的には、以下の点について気を付けましょう。

  • 敬語を使う
LINEは短い文、さらには単語のみで会話をすることが多いツールです。しかし上司に送る場合は、しっかりと敬語を入れて文章を作りましょう。「堅すぎて、かえって感じが悪くなる」という場合は、文末に「!」や絵文字、顔文字を添えれば明るいムードで会話ができます。

  • 送信時間に留意する
若い世代はLINEの通知をオフにしたり、夜間はバイブを鳴らさないようにしたりといった設定をしていますが、それほどスマホに馴染んでいない世代の上司には迷惑をかけてしまう可能性があります。よほど急ぎでない用件でない限り、早朝や深夜、休日の送信は避けた方が無難です。

  • 重要な連絡にはLINEを使わない
職場の慣習にもよりますが、遅刻や欠席の連絡はLINEではなく、電話が良いでしょう。LINEでの連絡は、気軽に送られてきた印象を受けます。病気のときは電話で話すことがつらいときもありますが、社会人としての誠意を示しておきたいですね。

また、仕事のミスを報告するときなど、重要な連絡にLINEを使うと、やはり深刻に感じていないと捉えられる可能性があります。直接話すか、メールで詳細に説明するなど、最適なツールを選びましょう。


LINEの操作ミスは設定で防ぐ

スマートフォンの操作は画面にタッチするだけなので、うっかりミスが起こりがちです。相手が上司の場合、ミスを謝罪しても気まずくなってしまうことになるかもしれません。そこで、なるべく操作の誤りが起きないように、ミスを防ぐ設定をしておきましょう。

  • スタンプの誤送信を防ぐ
上司に「了解です」というスタンプを送るつもりが、相手を小馬鹿にするようなスタンプを送ってしまったら大変です。スタンプを送信する前に、必ずプレビューで確認するようにしましょう。友達に送るときにプレビューが出るのはうっとうしく感じるかもしれませんが、不要ないさかいを避けることができます。
オンにする

「設定」の「トーク・通話」で「スタンププレビュー」を「オン」にする

プレビュー

送信する前にスタンプが大きく表示される

詳しいやり方は「LINEでスタンプの押し間違いを防ぐ小ワザ」をご覧ください。

  • メッセージの誤送信を防ぐ
送信する相手を間違えてメッセージを送ってしまう「誤送信」は、LINEで起きやすい操作ミスです。友達に仕事の愚痴を送るつもりが上司に送ってしまった、などという事態が起きてしまうと、笑い事では済みません。

誤送信は、トークルームの壁紙を変更しておくことで気づきやすくなります。上司とのトークルームを表示し、メニューから「設定」>「背景デザイン」を選び、上司とわかるような画像を設定しておきましょう。
壁紙

お酒好きな上司なら酒の写真にしておくなど、相手のヒントを入れておく

 

気持ちよくLINEで交流するために

上司や同僚は、毎日顔を合わせる仲間です。仕事で困ったときには助け合えるように、お互いに気持ちの良い交流関係を築いておきたいものです。そこで、印象が良くなるLINEの使い方をご紹介します。

  • 返信は早めに
ひっきりなしにLINEが来る人は、LINEは通知で読み、未読スルー状態にして返信していないかもしれません。しかし、上司が連絡を取ってきた場合は、なるべく早く返信するようにしましょう。すぐに回答できないときは、「今は手が離せないので、〇時までにお返事します」などのメッセージを返すといいですね。

  • 敬語スタンプを用意する
LINEの会話を終わらせるために、スタンプを送ることで終わりの合図を送るという方法があります。そんなときに便利なのが、敬語のメッセージ入りのスタンプです。クリエイターズスタンプなら50コイン(120円)から購入できるので、誰でも好感を持つようなデザインのスタンプを入手しておきましょう。
敬語スタンプ

「その他」の「スタンプショップ」で「敬語」を検索すると、敬語入りのスタンプがたくさん表示される

  • 感謝の言葉を伝えよう
普段顔を合わせている上司だからこそ、感謝の気持ちを言い損ねているかもしれません。LINEなら、文末に「いつもありがとうございます!」と添えるだけで伝えられます。気持ちを表すスタンプを送るのもいいですね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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