なぜ不倫関係なのに結婚式をあげたのか?

不倫関係で結婚式をあげる理由は?

不倫関係で結婚式をあげる理由は?

以前報道されたスキャンダルの中に、妻子がありながら、他に女性を作り、その女性とハワイで挙式までしていたというものがありました。

世間では「不倫なのに挙式ってなにそれ」「コスプレか!」とさまざまなツッコミを入れられましたが、実際のところ不倫関係で挙式をする人は彼らだけではない。珍しくないとまでは言えないが、決してびっくりするようなことでもないのだ。実際に不倫相手と「不倫挙式」をおこなった男性に話を聞けた。
 

「そうか、妻と離婚しなければいけないんだ」

いつか結婚したいね、という言葉から……。

いつか結婚したいね、という言葉から……。

なぜ式を挙げたのか、どういう気持ちだったのか。彼は会社員のトモキさん(44歳)。今から4年前、当時、1年ほどつきあっていた10歳年下の彼女と、ある神社で挙式をした。

「出会ったとき、僕は結婚して10年、すでにふたりの子がいました。妻とはうまくいっていないわけではなかった。ただ、彼女と出会って惹かれたのは事実。彼女の気を引きたくて『妻とはうまくいっていない』と言ったことはあります。そのへんは男の情けないところだと思うけど……」

彼女とつきあううち、こういう人と人生を仕切り直すのもいいなと思うようになった。ただ、そう思いながらも「離婚」は考えていなかった。Bさんと一緒になるためにはAさんと離婚しなければいけないはずなのに、そこまで考えが至らなかったというのだ。不思議な話ではある。

「いろいろ愛の言葉を囁いたとは思うんです。その中のひとつに『いつか結婚しよう』というのもあった。彼女は結婚願望が強かったみたいで、つきあって1年近くたったとき、『いつ離婚してくれるの』『いつになったら結婚できるの』と言うようになったんです。そのとき初めて、そうか、離婚しなければいけないんだと現実を突きつけられた気がしました」

恋愛感情に酔っていたのかもしれない。はっと気づいたときには自分に離婚の意志がないことを改めて感じていた。

「ただ、一方で彼女を離したくない、一緒にいたいという気持ちも強かった。週に2回くらいは仕事で泊まりだとウソをついて彼女の部屋に泊まっていましたし」

もともと時間的に不規則な仕事なので、そのウソが妻には通ってしまっていた。

「まだ子どもが小さいし、今すぐの離婚はむずかしいと彼女には言いました。そうしたら、じゃあ、いつか結婚する証拠を見せてと追いつめられて……。結婚式を挙げたら信じてもらえるかと聞いたら、それでいいと。ふたりきりで都会から離れたところへ行き、神社で結婚式を挙げたんです。彼女がうれしそうだったので、僕も幸せな気分でした」

なんというか、先を見ない行動である。
 

彼女への気持ちが冷め、あわや修羅場に

不倫相手から、自宅に封書が届いて……。

不倫相手から、自宅に封書が届いて……。

その後すぐ、彼女の妊娠騒動が持ち上がった。これが結果的に彼女のウソだとわかり、トモキさんの気持ちは冷めていく。

「結婚したいという気持ちはわかるし、僕が行動を起こさないからイライラしていたんだとは思う。でも子どもができたというウソを許すことができなかったんですよね」

結局、トモキさんは彼女から離れたのだが、そのあと自宅に彼女から「奥様へ」と書かれた封書が届いた。たまたまトモキさんは、代休をとって自宅にいた。妻は子どもの学校へ出かけていて留守だったので、彼自身が封筒を開けてみると中には神社で撮った挙式の写真が入っていた。

「すぐに弁護士の友だちに相談しました。彼が代理で彼女に会って話を聞くと、別れたいなら金を寄越せということだったらしい。むなしかったですね。最後はやっぱり金なのか、と。300万を要求したらしいですが、彼女も僕が既婚だと知ってつきあっていたわけだし、挙式の写真を妻宛に送りつけてくるのはどうなんだろうといろいろ話し合ってくれて、50万円でかたがつきました。ただ、弁護士には言われましたよ、挙式写真を撮るなんて浅はかすぎると」

そのときは彼女を喜ばせたい一心だったとトモキさんは言う。だが結局はそういう行動が自分の首を絞めることにつながるのだ。
 

深く考えていなかった――という不倫男性の浅はかさ?

そもそも結婚しているのに、他の女性と挙式するなんて、どういう心理なんだと世間は思う。ただ、当事者はそれほど深く考えているわけでもないのだ。

「浅はかだと言われてしまうのはわかっています。でもそのときは、彼女に喜んでもらいたいという気持ちと同時に、自分がもっと彼女に愛されたいという気持ちもあった。既婚であることを忘れているわけではないんだけど、自分の恋愛感情に負けたということなのかもしれません」

女性に迫られると、その場しのぎのために行動を起こしてしまうこともある。それが男の弱さなのかかわいいところなのか……。

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