貯蓄/貯蓄する基本の方法

ビジネスパーソン必見!春にやりたい3つのお金のこと

新年度を迎えるこの時期は、お金のことを見直すいいチャンス。ビジネスパーソンがこの春にやりたいお金まわりのこと3つについてお伝えします!

西山 美紀

執筆者:西山 美紀

貯蓄ガイド

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今この3つをやっておけば、数年後に大きな差となる

新年度は、お金まわりを整理するのにぴったりな時期。このタイミングを逃すと、日々の忙しさに流されてしまい、本当は貯まるはずだったお金もどんどん出ていってしまうかもしれません。そこで今回は、ビジネスパーソンがこの春にやっておきたいお金のことを、3つに絞ってお伝えします!
春はお金まわりを見直す、ベストシーズンです!

春はお金まわりを見直す、ベストシーズンです!


勤務先の“福利厚生制度”をチェック

まず、けっして見逃せないのが、勤務先の福利厚生制度です。ガイドは10年以上前に会社を辞めて独立したのですが、独立したら福利厚生制度も何もありませんので、福利厚生制度はいい制度だったな、特権だったんだな…と感じたものです。

ところが、すぐ手に届くところにあるものは、良さを実感できないもので…福利厚生制度もその一つかもしれません。会社員の方に「福利厚生制度をしっかり見たことがありますか?」と聞くと、「はい」というこたえが非常に少ないです。日々忙しいビジネスパーソンですので、見るタイミングがなかなかないこともあるのでしょう。

そこで新年度こそが、いいチャンス。勤務先の福利厚生制度をしっかり確認しておきましょう。“財形貯蓄制度”といって、給与天引きで毎月確実にお金を貯められる仕組みがあれば、ぜひ利用したいところです。今は超低金利時代で金利が低いと思っていても、会社によっては“奨励金”といって、独自の上乗せ制度がある場合も。銀行に預けるより高い利回りになるケースもあります。

また、導入している会社は減ってはいますが、“社内預金”があれば大きなチャンス。社内預金は、最低でも金利が0.5%と定められているので、超低金利時代には特に魅力です。密かに0.5%よりもっと大きい金利を用意している会社もありますので、一度確認しておきましょう。

また、民間の保険に入ろうと思っている人は、団体保険(グループ保険)という、勤務先で割安で加入できる生命保険があるかもしれません。普通に加入するよりも割安な場合が多く、確認しておいて損はないと思います(ただし、転職・退職などの可能性もあるため、その場合続けられるのかどうかを確認しておきましょう)。

その他、提携しているホテルや旅館、旅行プランなどを格安で利用できるもの、保育園・学童・ベビーシッターなどの費用を補助してもらえる場合も。「これまでベビーシッターをときどき利用していたけれど、一部補助が出ることを初めて知った。早く見ておけばよかった」という方もいます。新年度で制度が変わっている場合もありますので要チェックです。

”勝手に貯まる仕組み”で貯蓄の省エネ化

昼夜ともに忙しいビジネスパーソン。「お金を貯めないと…」という意識が常に頭の中にあると、余計なパワーをとられてしまいますよね。大切なパワーは、仕事や楽しいプライベートに充てたいものですよね。”貯蓄の省エネ化”をはかりましょう。

そこで、自分が何もしなくても、何も考えなくても、“勝手に貯まる仕組み”を作ってしまうのです。

本記事1番目にもありますが、“財形貯蓄”があれば、ぜひ利用したいところ。貯蓄分が自動的に引かれ、残りが銀行口座に振り込まれるので、貯めているという痛みを伴わずに毎月勝手に貯まっていくからです。制度がなければ、給与振込口座で、自動積立定期預金といって、毎月自分で決めた金額を自動的に普通預金から定期預金に振り替えてくれる仕組み(基本的に無料)を、申し込みましょう。

金額の目安は、できれば手取りの10%以上。実家暮らしなら(家賃や水道光熱費などかかりませんので)30~40%ほどできるとよいでしょう。手取り20万円の方なら、一人暮らしなら2万円、実家暮らしなら6~8万円といったイメージです。

厳しいようなら、まずは月1万円からスタートするのでもOK。とにかく、“勝手に貯まる仕組み”を少しでも早く始めることがコツです。まさに、この新年度がぴったりの時期です。

自分の“固定費”を洗い出してみる

前回の記事『お給料が貯まらない人が陥る「手取り=お小遣い」のワナ』でもお伝えしましたが、自分がどれくらいの“固定費”がかかっているか、意識していない方が多いと思います。固定費とは、毎月一定額出ていくお金のこと。家賃や住宅ローン返済のほか、携帯電話代、保険料、水道光熱費、習い事代、ネットのサービス利用代(数百円のものにいくつも入っている人も!)などです。

この春の機会に、自分の1か月の”固定費”を洗い出してみましょう。合計してみると、思ったより大きな金額で驚くかも…。自分の収支を見直す、いい出発点になるはずです。

以上、ビジネスパーソンがこの春にやっておきたいお金のこと3つをお伝えしました。今やるかやらないかで、数年後に大きな差になります。こちらの記事を見てくださった勢いで、取り組んでみてください。福利厚生制度については、ぜひ新入社員の方にも教えてあげてくださいね。
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