新社会人のお金の貯め方
憧れや不安を抱きながらの新生活。社会人1年生としては、大きな夢を抱いてのスタートですので、しっかり準備をしておくことが必要です。準備しなければならないことはいろといろありますが、今回はお金をどのように貯めるかについて考えてみましょう。学生のときには、お金がピンチになったときには両親等から援助が受けられたり、アルバイトを増やしたりと、ピンチを切り抜ける方法はいくつかありました。しかしながら一企業に就職すると、会社での拘束時間が長くなる、アルバイトは禁止される等の学生時代に使うことができた、ピンチを切り抜ける方法が使えないことが考えられます。自分の夢を叶えるため、イザというときに備えるためにも、お金を貯める習慣が必要になってくるのです。
毎月の費用を見積もってみよう
まずは、1カ月生活するために必要になるお金はいくらなのか?を知ることから始めてみましょう。一人暮らしであれば1カ月の家賃、食費、水道光熱費、携帯電話等の通信費、交通費等を。親元で暮らす場合には、実家にいくらお金をいれるのかを家族と相談し、更には自分が支払わなければならない携帯電話等や交際費の予算立てをして、それ以外のお金は貯蓄に回すようにしてみましょう。一見すると無駄がないように思える方法ですが、慣れない社会人生活で上手く予算立てできないことがありますし、どんぶり勘定で予算を立ててしまい、「貯蓄に回せるお金がない」と言う人も多いようです。
一人暮らしは1割、親元なら3割
大まかではありますが、毎月の貯蓄の目安としては一人暮らしなら給料の1割を、親元で暮らしているのなら給料の3割を目安に、貯蓄を始めてみましょう。そこでお勧めなのが積立預金を給料日にセットする方法です。「初めからないお金」として生活をすることでやりくりは身につきますし、自炊を心がければ生活費を節約するためのレシピも身につきますので、一石二鳥の効果が期待できます。できる範囲でコツコツと!
初めは自分の気持ちも高ぶっていて、貯蓄の目標額や積立額を大きくしてしまいがちです。とはいえ無理をして貯蓄を始めても、積立を途中で解約する、積立額が減額するなどの事態に陥ってしまうことが考えられます。まずはスタートから1~3カ月の間は、何にどれくらい必要になるのか、自分が貯めたい金額はいくらなのかを考えながら積み立てをスタートすると、失敗は少なくなります。その後、無駄遣いの有無を考慮しながら積立額を増やすようにしていきます。なかには奨学金を返済するために、余裕がないという人もいることでしょう。返済を優先することは大切なのですが、1カ月1,000円でも良いので積立を始めてみて下さい。毎月のコツコツが自分の自信になることは勿論のこと、将来を見据えたときの種銭として活きてきますのでトライしてみて下さい。
お金に関する習慣は、育った環境や生活スタイルによって変わってきます。とはいえ自分自身で作り上げていくことのできる習慣でもあるのです。将来の夢を見据え、その目標を立てながら貯蓄生活をスタートさせていきましょう。
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