クレジットカードを1枚選ぶときの注意点
社会人になったら1枚は持っておきたいクレジットカード。最近では、国民年金保険料や所得税などの国税もクレジットカードで納めることができるようになりました。また、ふるさと納税や寄付をする際も、カード会社によってはポイントプレゼントの対象になるため、お得に利用する人も増えています。ここではクレジットカードの賢い選び方をご紹介します。【この記事の目次】
1.クレジットカードを持つメリット
2.クレジットカードを持ちすぎる人のリスク
3.年会費で選ぶ
4.年会費無料でおすすめの1枚はこちら
・P-oneカード
5.還元率の高いカード3例
・楽天カード
・ビックカメラSuicaカード(ビューカード)
・JCB一般カード
6.プリペイドカードの注目の1枚
・LINE Payカード
7.クレジットカードを使うときの注意点
8.クレジットカード引き落とし口座の設定の注意点
1.クレジットカードを持つメリット
クレジットカードを持つメリットは、手元にお金を持ち合わせていなくても支払いができる点や、いつでもインターネットで決済できる点です。海外に行く時も便利です。また、カードの利用でポイントが貯まり、それを現金やマイレージに変えることができるのは大きな魅力です。2.クレジットカードを持ちすぎる人のリスク
様々な種類のカードがあるため、ついたくさん持ちたくなりますが、持ちすぎは危険です。例えば家を購入するときに、カードをたくさん所有していたために、借りられる枠が減ってしまうことがあります。スキミングや情報漏えいのようなリスクにあうこともあるかもしれません。自分にとって使い勝手の良いカードを1~2枚選び、不正使用などがないか利用明細を確認しながら管理していくことがポイントです。すでにたくさんカードを持っている方は、これを機に見直しをしてみましょう。お財布もすっきりして喜びますよ。
クレジットカード選びのポイントは、まずご自身の使い方や目的をはっきりさせてみることです。
「どこでよく利用するのか」「年間利用額はいくらぐらいか」「ポイントが貯まったらなにに交換したいか」など。それによって使い勝手のよいカードを何枚かに絞り、比較をします。
理想的なカードの保有枚数は1~2枚。集中的に使ったほうが、引き落とし時の管理も楽ですし、ポイントも集中して貯められます。
それでは、テーマ別にガイドがオススメのクレジットカードを例にあげてみたいと思います。
3.年会費で選ぶ
クレジットカードを作ってポイントやマイルを貯めても、年会費の支払いでふっとんでしまってはもったいないですよね。カードによっては、年間の利用額や利用回数で年会費が無料になるところもありますが、うっかり一度も使用せず、気が付いたら年会費だけ引かれていたということも。年会費がかかるクレジットカードの場合、どのくらいの頻度で使うのかを考えてから作りましょう。管理が面倒な方は、年会費無料のカードを選ぶのがよいでしょう。4.年会費無料でおすすめの1枚はこちら
<P-oneカード>年会費が無料で、請求時に利用額の1%が割引されるお得なカードです。例えば、1か月の利用額が10万円だった場合、1%オフの99000円の請求額となります。ポイントを貯めて交換する手間もなく、ポイントの有効期限が切れることもなく、お得で管理が楽なカードといえるでしょう。
筆者は以前、カードにせっせとポイントを貯めていたものの、いつの間にか有効期限が切れてしまい、ポイントが失効してしまった苦い経験があります。このようなことがないように、有効期限を確認するなどポイントの管理もしていきましょう。
5.ポイント還元率で選ぶ
ポイント還元率はクレジットカード選びの大きな柱となります。ご自身がよく買い物をするところで還元率が高いものを選びましょう。還元率の高いカード3例
還元率の高いカードを3枚選んでみました。楽天カード
楽天市場をよく使われる方におススメのカードです。通常の買い物で1%のポイントがつきますが、楽天市場、楽天ブックスでカードを使うと+1%つきます。楽天モバイルや楽天アプリの利用でさらにポイントがアップするめ、楽天ユーザーにとっては魅力的なカードです。貯まったポイントは、楽天市場などで使えるほか、電子マネー楽天EdyやANAマイルに交換できます。裏技ですが、セブンイレブンなどで使える電子マネーnanacoを利用していたら、そのチャージを楽天カードで決済すると、チャージ額の1%の楽天ポイントが貯まります。年間費が無料というのも嬉しいサービスです。ビックカメラSuicaカード(ビューカード)
こちらは、電子マネーSuicaを利用している人におススメです。クレジットカードと電子マネーの2つの決済機能がついていて、エキナカの小さな買い物はSuica、いざという時にはクレジットカードと分けて使えます。Suica定期券を持っている方は、定期券も一体化でき1枚で3役になります。通常の買い物で、ビックカメラの「ビックポイント」とビューカードの「ビューサンクスポイント」が両方同時に貯まります。還元率はそれぞれ0.5%なので、合計1%になります。ビックカメラで買い物をすると「ビックポイント」のみ10%のポイントがつきます。
駅で「Suica」にチャージをする時や、定期券、新幹線の切符を買ったときなどは、「ビューサンクスポイント」が1.5%貯まります。
筆者は、電車に乗る時にこちらのカードをかざしますが、Suicaの残金が少なくなると、3千円自動でチャージされるので、券売機でチャージする手間が省けます(オートチャージは、首都圏・新潟・仙台の各SuicaエリアとPASMOエリアで可能)。チャージ分もカードのポイントになります。カードで買い物をしなくても、日常の交通費でポイントが自動的に貯まっていくのが魅力です。貯まったポイントはSuicaにチャージし、交通費として使うことができます。1年に1度使えば年会費はかかりません。
JCB一般カード
海外で使う時にもオススメできるカードです。旅行代金をカードで支払えば、国内外ともに最高3000万円の旅行傷害保険がついてきます。また、世界51か所にJCBプラザという海外サービス窓口があり、海外でトラブルがあった際、日本語で相談できます。ポイント還元率ですが、JCBと提携しているパートナー企業が多々あり、そこでの利用は還元率が高くなります。例えば、スターバックスで2.5%、Amazonやセブンイレブンで1.5%、マツモトキヨシで1%など。
年会費は初年度無料、2年目以降1250円(税抜き)ですが、利用明細書をペーパーレスとし(ネット上で確認できる)、年間50万円以上の利用があれば無料になります。
6.プリペイドカードの注目の1枚
最後に、クレジットカードではなくプリペイドカードになりますが、今注目の1枚はこちらです。LINE Payカード
今や多くの人が使っているLINEが発行するプリペイドカードです。事前にチャージをして使用します。JCB加盟店ならどこでも使え、ポイントの還元率は2%と高いのが最大の魅力です。プリペイド式なので、使いすぎを防げる点もよいでしょう。さらに奥の手として、チャージをする際に、「ファミマTカード」で行うと還元率がアップします。毎週火曜日と土曜日にファミリーマートでチャージをすれば、Tポイントもチャージ額の1%が貯まり、合計還元率は3%になるという裏技もあります。貯まったポイントは、JCB加盟店での買い物時の利用や、指定の銀行口座へキャッシュバックすることも可能です。