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子供が欲しいから結婚したい? それよりも大切なこととは
子供が欲しいから結婚したい人
当たり前のことですが、結婚したところで、子供ができないことだってあります。そんなとき、その現実を受け止め、結婚した相手と新たな幸せを見つけることができますか?
もしできるのであれば、問題ありません。でも、「子供ができないなら、結婚しなければよかった」「もしかしたら他の人となら、子供ができるのでは?」なんて思うようでは、子供ができようができまいが、幸せにはなれないでしょう。
それは、自分のことしか考えていないからです。
パートナーを「自分の役に立つ相手」くらいにしか思っていないので、愛情が薄いのです。その程度の愛情しか持てないようでは、仮に子供が生まれても、“自分の分身”のような愛し方をしてしまうでしょう(=自己愛)。
子供が欲しいと思う女性の中には、「子供が寂しいから」「子供を産み育てないと、何か人生に不足しているように感じられるから」「老後が心配だから」という思いを抱いている人がいます。その程度の考えでは、子供を幸せにすることはできません。
子供はあなたの所有物ではありません。子供には、子供の人生があります。
「子供が自分らしく幸せに生きられるように支えたい」と思えないようでは、親にならない方がいいでしょう。
そんな人は、子供のことすらも、“自分が幸せになるための道具”にしようと思っています。だから、子供が自分の都合の良い行動をしてくれないと、育児放棄をしたり、ひどいときは虐待をしたり、「私だって女でいたいのよ」と、子供の幸せを顧みず、自分勝手な行動をしがちです。
そんな愛し方しかできないのであれば、親にならない方がいいでしょう。子供も可哀想ですし、結果、自分も幸せにはなれませんよ?
現段階で、まだ精神的に子供を産み育てる準備ができていない女性は、どうしたらいいでしょうか?
子供を愛せる準備はできている?
子供にとっての幸せを与えられる?
こんなことを言うと、中には、極端な物の考え方をしてしまう人がいて、「それって、子供のために自己犠牲をして、私は不幸になれってこと?」なんて思いがちです。
もちろん子供のために、自分が不幸になる必要はありません。子供だって、親の笑顔を見たいし、幸せでいてほしいと思っているものです。
だけど、幼い子供はまだ1人では生きていけないし、親との関係がうまくいかなくなることで、深く傷ついてしまい、大人になってもトラウマとなって苦しんでしまうこともあります。
だから、極力、子供に犠牲を与えることなく、自分も幸せになる方法を精一杯、考えましょう。
ただ、中には、「子供の幸せが自分の幸せだ」と思えるほど、子供を深く愛している親もいます。そういう人は、子供のために、多少、自分を犠牲にしたところで、不幸だとは思わないでしょう。そこまで深く子供を愛せる親は、自分の内側に愛がある分、幸せなものです。
でも、ここでも落とし穴はあります。親が子供のために自分を犠牲にし過ぎてしまうと、だんだん子供の人生に乗っかろうとしてしまう恐れも出てきてしまいます。それでは、子供の自立を促すという親の務めを果たせなくなってしまいます。
結局、誰もが自分の人生を生きなくては幸せにはなれません。だからこそ、親は精神的に自立していることは大事ですし、その上で、きちんと子供を愛し、子供の幸せを考えられるような人になった方がいいのです。
子供にとっての幸せとは?
子供を幸せにするためには、“子供にとっての幸せ”を分かっていないといけません。多くの子供が思う幸せは、こういったことではないでしょうか?
(1)親が自分を愛してくれる。
(2)両親がとても仲が良い。
(3)家族で一緒に楽しく過ごせる時間がある。
(4)親が自分を信じてくれ、好きなことにチャレンジさせてくれる。
「裕福さ」はあるに越したことはありませんが、まずは上記のものがあって、その上で望む場合が多いでしょう。逆を言えば、上記のことが満たされていないと、家庭は壊れやすいのです。
では、「子供が欲しい」と思って婚活中のあなたは、上記のことを子供に与えることができますか?
これらを与えられるようになるためには、結婚前に出来ていた方がいいことがあります。
子供を幸せにするために出来ていた方がいいこと
子供を幸せにできる人に!
■1. 親が自分を愛してくれる
まずは「愛する」とはどういうことなのかを知らないといけません。愛するとは、「“ありのままの相手”を受け止め、成長を願うこと」です。
例えば、自分の理想を押し付けたり、コントロールしようとしたりしたら、子供は愛されているという実感が持てなくなります。子供に自分の人生を託し過ぎる人は、こういう行為をしがちなので、気を付けなくてはいけません。
また、子供を愛せる親になるためには、まずはきちんと自分を愛せる人になった方がいいでしょう。自分を愛せない人は、人のことを愛する余裕がないからです。
だからまずは、「“ありのままの自分”を受け止め、成長を願う」ことが重要です。
必要以上に自分を責め、自己嫌悪を抱いたり、自分の気持ちに嘘をついたりしないで、「自分を大切に育てていく」ことを心がけましょう。
■2. 両親がとても仲が良い
両親が喧嘩をしていると、子供は大切なものが壊れていくような思いになり、悲しくなります。子供にとっては、父親も母親も大切な存在なので、その二人が仲良くしていることを望むのです。
だからこそ、初めの話にもつながりますが、パートナーに対して、「子供が欲しいから結婚する」程度の愛情しか抱いていないと、それが実現しにくいでしょう。
「子供ができようが、できまいが、一緒に生きていきたい」と思えるくらいの愛情を抱いていることがベストなのです。
さらに、DV、借金、浮気は、夫婦間が壊れる原因になります。パートナー選びをするときは、この傾向がない人を選んだ方がいいし、自分もこれらとは無縁の人になった方がいいでしょう。
もちろん結果的に、離婚をしてしまうことはあります。それは仕方がないことです。ただ、結婚したときには、離婚なんて考えられないくらいに、パートナーを幸せにする覚悟と愛情を持っていた場合は仕方がないと言えますが、そうでないときは、なるべくしてなってしまったところもあるかもしれません。
■3. 家族で一緒に楽しく過ごせる時間がある
忙しい現代人にとって、時間を作るのは難しいことではありますが、人生の優先順位をきちんと持ち、「1位は家庭だ」と思える人の方が、子供は幸せになれます。
仕事が忙しいこともあるかもしれませんが、それでも「時間は作るもの」です。一緒に楽しく過ごせる時間を持つことで、家族の関係は随分、変わるものです。
少なくとも、子供がなにか相談したいことがあって、「時間を作ってほしい」と思っている時は、どんなに忙しくても、時間を作れる人でいることは重要です。
家族の絆は、単に血のつながりだけでは維持できません。一緒に過ごす月日が関係を深めるものなのです。
■4. 親が自分を信じてくれ、好きなことにチャレンジさせてくれる
これは先ほどの話にもつながりますが、子供を信じ、チャレンジさせられる親になるためには、自分の理想を押し付けるような親であってはいけないし、さらに言えば、子供に自分の人生の幸せを託し過ぎるようでは難しいでしょう。
つまり、結婚前から、「結婚さえすれば、さらに子供ができれば、幸せになれる」なんて勘違いをして、幸せになることに他力本願で、自分で自分を幸せにできる力がないようではいけないのです。
人を幸せにするためは、まずは自分で自分をきちんと幸せにできるようでなくてはいけません。自分が幸せな人が、人を幸せにできる心の余裕があるのです。
そのためにも、人を使って幸せになろうとするのではなく、普段から自分の心の声を聞き、自分の手で自己を喜ばせてあげるのです。自分で自分を幸せにしましょう。
「子供が欲しいから結婚したい」ではなく、家族を幸せにできる女性へ
「子供が欲しいから結婚したい」という人は、単に結婚さえできれば、さらに子供さえ得られれば、満足なわけではないですよね?きっとそれを通して、幸せになりたいはずです。だったら、それを得たときに幸せになれる人でいるためにも、独身の今から変わっていく必要があります。
幸せな妻、お母さんになるためにも、単に「子供が欲しいから、結婚したい」なんて言っていてはいけません。
自分もパートナーも子供も、幸せにできる女性になりましょうね。
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