パリ/パリのスイーツ

パリのパティスリー

色とりどりのマカロン、クリームやフルーツをふんだんに使ったケーキ……甘いもの好きならフランスならではのスイーツを是非試したいところ。最初はしつこく感じるかもしれませんが、最後にはその味に虜になってしまうから不思議です。

野口 裕子

執筆者:野口 裕子

フランスガイド

甘党必食! パリのパティスリー

フランスは、高い品質の材料が揃うからこそ美味しいスイーツが豊富に生まれる© Paris Tourist Office - Photographe : Ame?lie Dupont

フランスは、高い品質の材料が揃うからこそ美味しいスイーツが豊富に生まれる© Paris Tourist Office - Photographe : Amelie Dupont

色とりどりのマカロン、クリームやフルーツをふんだんに使ったケーキ……甘いもの好きならフランスならではのスイーツを是非試したいところ。フランスのスイーツは日本に比べ甘さが強い傾向があります。味の個性も強くて、濃厚。これは食事にも人にも(!?)言えることですが、自己主張が激しいのです。最初はしつこく感じるかもしれませんが、最後にはその味に虜になってしまうから不思議です。

映画とのコラボも話題の老舗、ラデュレ

マカロンは賞賛に値する味© Paris Tourist Office - Photographe : Marc Bertrand

マカロンは賞賛に値する味© Paris Tourist Office - Photographe : Marc Bertrand

マカロンで有名な、言わずと知れたフランスを代表する老舗パティスリー、ラデュレ。マリー・アントワネット、アリス・イン・ワンダーランドなど映画とのコラボも記憶に新しく、シーズン毎に期間限定の味やパッケージを発表したりと常に話題を提供しています。

マカロンはここが一番美味しいと思っているガイドですが、バニラ、キャラメル、ショコラなどの定番に加え、フランボワーズ、ピスタチオなどのフランスらしい味も是非試して欲しいところ。サロンドテのサービスは期待できないので、お持ち帰りが正解です。

<DATA>
Ladurée
住所:75, avenue des Champs Elysées 75008 Paris
アクセス:George V(メトロ1)より徒歩1分
TEL:01 40 75 08 75
営業時間:7:30~23:00
定休日:無休
他パリに3店舗、シャルル・ド・ゴール空港のターミナル2Eと2F1&2F2にも店舗あり

 

モンブランが人気! アンジェリーナ

モンブランとショコラの甘さはやみつきに© Paris Tourist Office - Photographe : Marc Bertrand

モンブランとショコラの甘さはやみつきに© Paris Tourist Office - Photographe : Marc Bertrand

モンブランで有名なパティスリー。栗をそのまま使ったマロンクリーム、甘さゼロのミルキーなクリーム、そして底に敷かれた甘い甘い砂糖のビスキュイ……まさに絶品です。豪華なインテリアのサロンで頂けるショコラ(ホットチョコレート)も本物の美味しさ。あまりの濃厚さに、一緒にオーダーしたモンブランの存在が霞んでしまうほど。甘さもかなりなものなので、欲張りたい気持ちをぐっと抑え、どちらか片方をじっくり味わうのがオススメ。

サロンドテは慌しい印象があり、お持ち帰りの方が落ち着けるし、お値段もぐっとお得。モンブラン1個用の箱もあるので、ホテルでゆっくり味わって。

<DATA>
■Angelina
住所:226, rue de Rivoli 75001 Paris
アクセス:Tuileries(メトロ1)より徒歩2分
TEL:01 42 60 82 00
営業時間:月~金 9:00~18:45 土日 9:00~19:00
定休日:祝日

 

パティスリー界のピカソ、ピエール・エルメ

斬新な味に出会える© Paris Tourist Office - Photographe : Ste?phanie Rivoale

斬新な味に出会える© Paris Tourist Office - Photographe : Stephanie Rivoale

パティスリー界のピカソとの異名を持つフランス・スイーツの革命児、ピエール・エルメ。ルノートルで修行を積んだ後、24歳の若さでフォションのシェフ・パティシエに就任したという輝かしい経歴を持っています。

上下違った色のマカロンやグラス入りのモンブランなど、従来の型にとらわれない味とビジュアルのスイーツがいつも注目の的。変わった食材の組み合わせにチャレンジしたり、パリコレのように季節ごとに新作を発表したりと、常に新しい味の追求に力を注いでいるので、いつ訪れても新鮮な驚きに出会えます。

<DATA>
Pierre Hermé
住所:72, rue Bonaparte 75006 Paris
アクセス:St Sulpice(メトロ4)より徒歩2分
TEL:01 43 54 47 77
営業時間:月~金、日 10:00~19:00 土 10:00~19:30
定休日:無休
他パリ市内に5店舗

 

昔ながらの正統派! ストレー

永きにわたり愛されている名店© Paris Tourist Office - Photographe : Ame?lie Dupont

永きにわたり愛されている名店© Paris Tourist Office - Photographe : Amelie Dupont

何と1730年からマルシェ街モントルグイユ通りにお店を構えるストレーは、昔ながらの正統派パティスリー。かといって仰々しい雰囲気は全くなく、ケーキやお総菜で溢れ返る店内はいつもお客さんでいっぱい。

ババと呼ばれるラム酒が染み込んだサバランのケーキと、濃厚なバニラ・キャラメルクリームのケーキ、ピュイ・ダムールがここのスペシャリテ。シンプルながらも丁寧に作り上げ、味そのもので勝負するお店の心意気が伝わってきます。

<DATA>
Stohrer
住所:51, rue Montorgueil 75002 Paris
アクセス:Etienne Marcle(メトロ4)より徒歩3分
TEL:01 42 33 38 20
営業時間:7:30~20:30
定休日:無休(8月の前半2週間夏期休業)

 

2009年のパティスリー大賞! カール・マルレッティ

迷ったらミルフォイユがおすすめ

迷ったらミルフォイユがおすすめ

2007年にカルチェ・ラタンにオープンし、2009年のピュドロ(フランスのグルメガイド)でパティスリー大賞に輝いた注目のお店。

小さいながらもモダンなインテリアの店内には、美しいケーキが整然と並べられていて、思わずウットリ。ミルフォイユやエクレアが特に美味しく、繊細で洗練された味のスイーツが揃います。

左岸のマルシェ街、ムフタール通りがすぐ側なので、食材をテイクアウトしたついでにデザートをここで調達する、なんていいかもしれません。

<DATA>
Carl Marletti
住所:51, rue Censier 75005 Paris
アクセス:Censier Daubenton(メトロ7)より徒歩2分
TEL:01 43 31 68 12
営業時間:火~土 10:00~20:00 日 10:00~13:30
定休日:月曜

 

売り切れ注意の人気店、アルノー・ラエール

カラフルなマカロンが美しい

カラフルなマカロンが美しい

モンマルトルの外れにパティスリー、マカロンとショコラ専門店の2軒を構えるアルノー・ラエール。決して便利な場所ではないのに、常に客足が絶えないのは、多くのファンを惹き付けている証拠です。カラフルなマカロンや、近年ではカップケーキも発表したりと華やかなスイーツに目を奪われます。

ブルターニュのクイニアマンやアルザスのクグロフなど、地方の焼き菓子も得意。早めに行かないと売り切れてしまう日もあるので気をつけて。

<DATA>
Arnaud Larher
住所:53, rue Caulaincourt 75018 Paris
アクセス:Lamark Caulaincourt(メトロ7)より徒歩3分
TEL:01 42 57 68 08
営業時間:10:00~19:30
定休日:日・月曜
他同じ通りにマカロン&ショコラ専門店
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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