理想の王子様は、本当にいる?
理想とは違う相手でも、付き合ったら楽しいことも!
条件だけで言えば、男女限らず若ければ若いほど、恋のチャンスはあります。失敗を恐れ、経験から学ばないまま年ばかり重ね、理想の伴侶を探し続ける行為は、意外とリスキーと言えるでしょう。
結局、恋愛相手に好条件を求める人たちは、自分が本当にその条件を求めているかというと、それよりも「失敗したくない」から、一般論としてパートナーにふさわしい相手を求めている場合も少なくありません。
ただ、一般的に条件が良くても、自分にとって良いとは限りません。また物事には100%良い面ばかりではなく、それに伴う悪い面だってあります。
例えば、色々な面で恵まれているようなエリートの人だからこそ、恵まれない人の心の痛みが分からないこともあります。
また、お金持ちでルックスも抜群で、ユーモアがあり、優しい性格であれば、他の女性も放っておかないことだって多いもの。常に「浮気されるのでは?」とヒヤヒヤしなくてはいけなくなることもあるでしょう。
つまり、相手の“好条件の裏側”もきちんと見られるようでないと、付き合ってから「こんなはずじゃなかった!」の連続であることも多いのです。でもそれは、ある程度、経験から学ばないと気付けないことも多いでしょう。
また結婚を考慮して、エリートだと言われる職業の人を選んだとしても、別に相手が弁護士だろうと、パイロットであろうと、プライベートで2人っきりのときは、“ただの男”です。だからこそ、「彼の素の部分を受け止められるくらい愛せるか?」の方が、恋愛関係を維持するためには重要です。
仮に結婚できたとしても、相手が転職をしたいと言い出すことだってあるでしょうし、病気になって働けなくなることだって、可能性はゼロではありません。相手選びの際は、そこまで想定することも大切です。
つまり、条件でばかり相手を見ている人は、表面的なものでしか物事を見られていないことに、きちんと気付いた方がいいでしょう。
そんなことよりも経験を通して、「自分にとって譲れない条件はなにか?」をきちんと知った方がいいのです。
自分にとって譲れない条件さえクリアしていたら、一般的には「その人、止めておいた方がいいんじゃない?」と言いたくなるような相手であっても、幸せになれる可能性もあります。それを次のページで紹介します。