大人ニキビの特徴とは?
さまざまな原因でできる大人ニキビ
大人ニキビの原因と身体への影響
主な原因は大きく分けて6つあります。それぞれの体や肌への影響と対処法を解説します。【原因1】ストレス
ストレスの蓄積はニキビができやすい状態に
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、副交感神経よりも交感神経が優位な状態に。すると男性ホルモンの働きが活発になり、皮脂が過剰に分泌されてニキビができやすい肌状態になります。
ストレスを感じないようにするのは難しいので、ストレスを上手に発散させる自分なりの方法を身につけましょう。友達に相談にのってもらったり、好きな音楽や映画の世界にどっぷり浸ったり、運動をして汗を流してスッキリしたり。寝る前は、リラックス効果のあるラベンダーやカモミールのアロマ風呂にゆっくり浸かって、リフレッシュするのも良いかもしれません。
【原因2】睡眠不足
睡眠不足も大人ニキビの原因に
良質な眠りを手に入れるために、就寝2時間前には食事や飲酒を控えて、テレビや携帯電話の光を長く浴びないようにしましょう。徐々に部屋の明かりを暗くしたり読書時間を設けたりして、脳と体に眠るための準備時間をあげることも重要です。
【原因3】食生活の乱れ
偏った食生活は栄養素のバランスを乱します。ファストフードや揚げ物などの脂っぽい食べ物、糖分や脂肪分を多く含むお菓子の食べ過ぎは、皮脂の過剰分泌を引き起こします。肌状態を整えるためにも、緑黄色野菜や豆類、魚や肉などのタンパク質を含む食品を1週間バランスよく食べることを実践してみましょう。【原因4】過剰な飲酒・喫煙
飲酒によってアルコールを摂取すると、それを分解するためにビタミンB群を消費してしまいます。肌のターンオーバーを促進するビタミンB2やビタミンB6の不足は、ニキビのできやすい肌状態を導きます。喫煙は体内に一酸化炭素を取り込み、細胞の酸欠を引き起こします。すると活性酸素の働きが活発化し、それを防ぐためにビタミンCやビタミンEが消費されてしまいます。ビタミンCとEが不足すると、ニキビ跡も残りやすい肌状態になってしまいす。まずは過度な飲酒や喫煙を避け、バランスのいい食生活を心がけましょう。
・ビタミンCを多く含む野菜:赤ピーマン、パセリなど
・ビタミンEを多く含む野菜:カボチャ、モロヘイヤなど
【原因5】紫外線
紫外線はニキビの原因にも
紫外線による肌への刺激は、本来備わっているバリア機能を破壊して乾燥を導きます。すると角質が厚くなって毛穴が詰まり、ニキビのできやすい肌状態になってしまいます。また、紫外線はニキビ跡やシミの原因にもなります。日頃から日焼け止めを塗ることを習慣にして、外出時は帽子や日傘で紫外線対策をするのを忘れないようにしましょう。
【原因6】生理周期の関係
通常は「プロゲステロン(黄体ホルモン)」 と「エストロゲン(卵胞ホルモン)」という2つの女性ホルモンが、一定の周期でそれぞれの分泌量のバランスを変えながら作用しています。生理の約2週間前になるとプロゲステロンの働きが強くなり、肌の水分量が失われやすくなって乾燥が進みます。乾燥した肌は角質が厚くなるため、毛穴が詰まりやすくなりニキビの原因にもなります。
そして生理が始まって数日すると、今度はエストロゲンの働きが強くなります。エストロゲンは肌のターンオーバーを促進するので、生理が始まってから約2週間は肌の調子がよくなります。
このサイクルを意識して、角質が厚くなる生理の2週間前あたりにピーリングやクレイパックを行い、古い角質や毛穴汚れをオフするのが良いでしょう。
行きつけの皮膚科で大人ニキビ対策
行きつけの皮膚科があると安心ですね
このように大人ニキビは人によって原因がさまざまなので、適切な対処法を自分で見つけることは難しいかもしれません。そこでオススメしたいのが、夜間や週末でも診療可能な行きつけの皮膚科を1つ持っておくこと。困ったときに駆け込めるため、精神的にも安心するかもしれません。
大人ニキビは、生活習慣や精神状態が乱れているサインです。定期的にニキビができる人、なかなか治らずに跡が残ってしまっている人は、一度皮膚科に相談してみると良いと思います。そして厄介な大人ニキビを作らないために、もう一度生活習慣を見直して、心や体への負担を減らしてあげましょう。