久野浩司の恋愛コラム

結婚式前後にわかる、離婚要注意報とは?

結婚が決まれば幸せの絶頂……という女性は多いですが、人生の大部分は「そこから始まる長い結婚生活」です。結婚してから数年後に、「やっぱり、あのときに感じた不安が的中した……」という離婚危機にならないために、結婚式が決まった時こそ改めてチェックするべき、彼の言動や行動を考えてみましょう。

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

恋愛ガイド

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なぜ結婚式の準備段階で、二人の未来がわかるのか?

結婚が決まって結婚式の準備を……そんなときに、ふと不安がよぎったらどうする?

結婚が決まって結婚式の準備を……そんなときに、ふと不安がよぎったらどうする?

多くの女性は愛する彼氏から念願のプロポーズされたら、「やった、ついに結婚!」と幸せの絶頂を迎ええることでしょう。ですが、ご存知の通り、結婚することはゴールでなく、あくまでもスタートラインです。そんな二人の最初にしてとても大切な共同作業が「結婚式」なのです。まさに「初めての共同作業」とも言える結婚の儀式をハッピーに迎えるかはとても重要です。

経験者としても、結婚式の段取りを進めるのはとても大変な作業です。結婚式場のスタッフの方にお話を伺った際も、結婚式の打ち合わせ時の二人のやり取りで、「このカップルは危ないな……」と感じることは多々あるそうです。

最近では様々な考え方や経済的な状況を含めたそれぞれの事情があり、ナシ婚と言われる結婚式をしない婚姻届けを提出するだけでシンプルに結婚生活に入るカップルも少なくありません。でも結婚式に至までの時点で、数年後に「やっぱり、あの時に抱いた不安が的中……」ということにならないように、女性目線から結婚式の段取りを進めていく中でわかる、結婚後の不安を予感させる彼の注意すべき点についてお伝えしたいと思います。


結婚式前後にわかる、「要注意事項」とは?

1:そもそも彼が結婚式をやりたがらない

最初に注意すべき点は、二人の考え方の明らかな相違が、結婚式への考え方で露呈する点です。もちろん、式をするにしても、しないにしても、お互いの意見が同じ方向を向いていれば問題ありません。例えば、「結婚式よりも、その資金を新生活の新居や家具など優先させたい」などです。

その典型的な例が、「女性側は憧れてた結婚式を挙げたいのに、男性が結婚式を拒む」、しかもそれが経済的な理由だというパターンです。最近は、式を挙げない結婚写真のみのフォトウェディングや家族だけの小規模な式なども珍しくなくなっています。式の規模や金額の問題だけで、女性は結婚式を挙げたかったのに、彼の意見に押し切られてあきらめることになった……というのであれば要注意です。

ここでの要注意ポイントは、この最も幸せな結婚のスタートラインにも関わらず、彼が「どうにかしてあなたの喜ぶ顔を見たい」と思わないのであれば、正直、結婚後には同じようなことが続くと懸念されます。


2:決め事が多く面倒なことは放棄する

結婚式はその華やかさの裏に、たくさんの決めごとやマナー、しきたりがあり、大変な調整作業があるのも事実です。だからこそ、そこで相手の人間性もわかるのです。実際に恋人時は仲良しカップルであっても、いざ結婚が決まり、式の打ち合わせが進むと、揉めたり、喧嘩になったり、彼に対して不満を感じることがあるかも知れません。

その大変な作業を、「仕事が忙しい」などを理由に女性だけに押し付けたり、ドレスの試着などにも顔を出さないような任せっきりの態度をする男性は危険度が高いと考えます。いずれ出産や育児に直面した際も、同様のパターンになる兆候であると言えます。


3: 結婚式に対して無関心である

1では経済面を理由に拒む男性のケースでしたが、逆に、「お金だけ出すから、好きなようにやっていいよ」と言う男性もいるでしょう。

一見、結婚式は自分の夢を叶える場でもあるので、ハッピーな気持ちになるかもですが、それだって結婚後にお金は入れてくれるけれど家庭は顧みないダンナになるとも考えられます。

結婚式は二人にとって大切な最初のセレモニーです。それにも関わらず、まるで人ごとだったり、最初から自分の仕事やプライベートより優先順位を低く感じていたり、そもそも結婚式にまったく興味がないというのは、一緒に家庭を築いていく感覚がやや麻痺していると言えそうです。


結婚式は二人で乗り越える最初のビッグプロジェクト

結婚生活という長い道のりのスタートを、どう活かすか?

結婚生活という長い道のりの前に、結婚式というビッグイベントをどう活かすか?

これらのように結婚式に至るまでには、大変な課題がいっぱいあります。

今までは恋人同士という二人だけの関係だったものが、双方の親など相手の家族などたくさんの他人が二人を取り巻く関係に入ってくるのは承知の上かもしれません。ですが、「結婚式」となると、遠い親戚はもちろん、友人や仕事上の知人関係などまで、調整すべき人間関係がどんどん増えていきます。まさにこれが「結婚」なのか、いうことを実感させられる場でもあるのです。

私の周りで離婚した女性に聞いてみると、「結婚式の打ち合わせ段階から男性が忙しいことを理由に非協力的だった」「相談しても親身に話を聞いてくれなかった」「挙式した場所の名前すら憶えていなかった」など、結婚式の前後に、何かしら漠然とした不満を感じていた女性も少なくありません。

だからといって、結婚式の準備で不満があれば、「すぐに別れた方がいい」という訳ではありません。

そもそもバックボーンがまったく違う家庭で育った二人が、親や兄弟などを巻き込みながら家族になっていくのですから、それぞれの家族の考え方や意見の相違が出るのは当たり前です。だからこそ、彼が協力的でないからと言って遠慮して意見を言えずに我慢するだけでは、だんだんと不満をため込んでいくことになってしまいます。

そうならないためにも、最初の段階からしっかりと言葉で、相手にどうしてほしいのかをきちんと伝えて、それに対して答えてくれるか、お互いがきちんと寄り添えるかどうかを見極めるのが大事なのです。だからこそ、結婚式はお互いそれらを一緒に学んでいく場としては、まさにうってつけと言えます。

お互いが初婚であれば、結婚そのものが二人にとっての人生初のイベントです。だからその人生最初のビッグプロジェクトを一緒に完成させることが、その先の長い結婚生活をよりハッピーにさせるものになっていくことになるでしょう。


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