恋人がいない男女の割合が過去最高になった2016年
2017年 自分から新しい風を起こして
2016年8月に公開された映画『君の名は。』が日本だけでなく中国でも大ヒット。12月に最終回を迎えたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の恋ダンスをケネディ大使が踊るなど社会現象になるなど、2016年は「キュン」となるラブストーリーが話題になりました。
とはいえ、映画やドラマで盛り上がっているように、実際に恋愛を楽しんでいる人が増えているのか? というとそうではないようです。
2016年に発表された国の調査によると、交際相手のいない未婚者(18~34歳)が男女とも過去最高になりました。前回の5年前の調査データよりも、男女とも恋人のいない割合は1割上がっています。
調査によると、男性の85.7%、女性の89.3%が「いずれは結婚しようと思っている」と答えています。今はまだ相手がいないだけという状態ということです。
最近は、毎日職場と家の往復だったり、恋愛以外に楽しいことを見つけている人も少なくありません。
だからといって、ガツガツ必死で婚活するのは自分らしくないと思っていても、待っているだけでは「いずれ結婚」の「いずれ」がなかなかやってきません。ある程度の年齢になって、恋愛する気がない、結婚する気がないわけではないのに、「恋愛の兆し」がまったくなくなってしまうこと。これを「恋愛無風状態」と呼んでいます。
恋愛無風状態とは
●そういえば最近、「彼氏(彼女)いないの?」と聞かれなくなった●「彼氏(彼女)ほしい」「結婚したい」と言っても周囲から軽く受け流される
●初対面の人との飲み会が少し面倒に感じる
●なんだかんだ一人の時間がほっとできて、いちばん寛げる
●ドラマ『逃げ恥』ではみくり(新垣結衣)より百合ちゃん(石田ゆり子)に共感した
昔の独身者だったら、上司や親、親戚などに紹介話を次々に持ってこられたかもしれませんが、そこまでお節介をやかれることも減ってきました。
お節介やセクハラ発言が減るのは大歓迎ですし、本来、恋人がいないからといって落ち込むこともないけれど、時間というのはあっという間に過ぎて行きます。
なぜなら職場でも若いうちは、仲のいい先輩から「彼氏(彼女)いるの?」と聞かれたり、「彼氏(彼女)がいないなら紹介するよ」と気軽に合コンの誘いを受けることがありますが、その状態がいつまでも続くわけではありません。30代後半になってくると紹介自体も少なくなりますし、もし、きちんとした紹介を期待するなら自ら意思表示しなければなりません。
さらに言うと、「恋人がほしい」「結婚したい」と口にしても、仕事や趣味に忙しそうにしていたり、女子会ばかりしていると、周囲からも「あの人はああいう人だから」と思われて、スルーされるようになります。
そうなった場合、どうやって「恋愛無風状態」を抜け出せばいいのでしょうか?
恋愛無風状態を抜け出す、5つのポイント
恋愛の風を起こすには?
紹介にも相手の都合やタイミングがあるので、まずは意思表示。「結婚願望があること」「いい人がいたら紹介してほしいこと」を伝えておきましょう。社交的で誠実な人なら、きっと力になってくれます。
2.身近にいる人に(恋愛対象外の人にも)興味を持つ
出会いの少ない環境にあっても、恋のチャンスを引き寄せるタイプの人がいます。そういう人は恋愛願望が強めで、目の前の相手に関心を持って接しています。たとえ好みのタイプではないとしても、身近にいる人に興味を持つことを心がけてみて。
3.「なんとなくいいな」「もしかしたら気が合いそう」と感じる相手を誘ってみる
恋愛のきっかけに気づけなくなるのも「恋愛無風状態」の特徴です。誰しも「劇的な一目惚れ」ばかりで恋愛を始めているわけではないのです。何か少しでも感じるものがあったら、行動して確認してみましょう。「待ち」の姿勢はやめて、まず動いていきましょう。
4.「忙しい」と言わない、SNSに書き込まない
わざわざ「ヒマ」アピールすることもないけれど、忙しい忙しいと言ってまわる必要はありません。それではただ「いつも忙しそうだから、誘ったら悪いかな」と遠慮されるだけです。
5.行ったことのない場所、馴染みのないイベントに参加してみる
新しいこと、新しい人と出会えるチャンスはなるべく逃さないようにしましょう。意識して行動範囲を広げ、2017年は初めてのことにどんどん挑戦しましょう。
ある占い師の人から聞いた話によると、どんな人も恋愛のチャンスは数は少なかったとしても、あるにはあるということ。ただ、そのチャンスをどう活かすかによって人生は変わっていくのだそうです。
待っているだけでは何も起こらないけれど、自分から動いて、勇気を出していくことで恋愛にも必ず転機が訪れます。まずは興味を持って、自分の心が望む方向に動き始めていきませんか?